◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目
東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選1組に出場した田中希実(New Balance)は、14分47秒14の5着で2大会連続の決勝進出を決めた。
大会初日の1500mで予選敗退。「ちゃんと“生き残る”ことを信じて、最後の瞬間まで疑わない姿はもう1回お見せしたいと思います」と、2種目めでの巻き返しを誓っていた。
中4日で迎えたこのレース。どんな走りをすればいいのか。ラストスパートも、ロングスパートも不安をぬぐえない。葛藤の末に出した答えが、中盤でペースを上げて「タメを作ること」だった。
1500m予選と同様に、大歓声が田中の覚悟を後押しする。山本有真(積水化学)が積極的に前に出ると、田中はそのすぐ後ろにつく。さらにその背後には10000m銀メダルのナディア・バットクレッティ(イタリア)、同金メダリストのベトリス・チェベト(ケニア)がつく態勢となり、1000mを2分57秒のハイペースで進む。
2000mは5分59秒。残り6周、田中が一気にペースを上げた。チェベト、バットクレッティらがすぐさま対応するが、先頭集団の人数を確実に削る。3000mは8分57秒で通過。1500mではモニターを見ずに走ったが、「モニターを見ながら、何人まで絞られているか」をチェック。その後もハイペースを維持し、決勝進出条件の8人に絞った。
残り1000mを11分53秒で通過。後方から1人が追い上げ、先頭は9人になったが、田中は再びペースを上げて集団を8人にする。ラスト1周もしっかりとペースアップ。残り200mで海外勢に前に出られたが、5着を確保した。
「トップオブトップ」を目指した今季の集大成。「輝きたい」と思った1500mを終え、「闇におびえて、自ら闇に落ちていた」と振り返る。だが、「光も闇ももういい」と開き直り、「透明な気持ちを走りから放てるようにしたい」と田中は言う。
前回大会でも2種目入賞を狙い、1500m準決勝敗退から5000m8位入賞へステップアップさせた。2日後、その再現を狙う。
【動画】女子5000m予選 4大会連続の決勝を決めた田中希実の走り
【東京世界陸上】
— TBS 陸上 (@athleteboo) September 18, 2025
▶️女子5000m 予選1組
決勝進出!!!
🇰🇪チェベト 選手
1位 14分45秒59
史上初4大会連続決勝へ🎉
🇯🇵田中希実 選手
5位 14分47秒14
🏆3年連続日本代表🏆
🇯🇵山本有真 選手
決勝進出ならず
決勝は
20日(土)22時05分頃〜
📺TBS系 生中継
⚡️TVerでは放送同時 & 全49種目LIVE配信⚡ pic.twitter.com/HoCFzRXsf8
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