◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)
9月12日、男子走高跳で世界選手権3度優勝の実績を持つムタズ・エッサ・バルシム(カタール)が、自身のSNSで東京世界陸上を棄権することを発表した。
34歳のバルシムは、21年東京五輪でジャンマルコ・タンベリ(イタリア)とともに同記録で金メダルを獲得。14年に跳んだ2m43の自己記録は世界歴代2位で、長年にわたり第一線で活躍してきた。
近年は膝の故障に悩まされ出場機会を減らしていたが、昨年のパリ五輪では銅メダルを獲得し、ベテランらしい勝負強さを発揮。今季は4月に1試合へ出場したのみで、その後の動向が注目されていた。
バルシムはSNSで、東京・夢の島競技場で練習する動画とともに声明を発表。「4月から深刻なケガと闘ってきた。公表しなかったのは、みんなに心配をかけることに耐えられなかったから」と告白。「東京を最後の世界選手権にしようと考えていたが、残念ながら間に合わなかった。全力を尽くしたが、自然の摂理に逆らえなかった」と無念さをにじませた。
最後には「東京で戦う皆さん、頑張ってください」と、出場選手たちへエールを送った。
【動画/画像】世界陸上出場に向けて必死の調整を続けてきたバルシム
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