2025.06.05
十種競技で日本記録(8308点)を持ち、2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪代表の右代啓祐(国士舘ク)が6月4日、自身のSNSで地元の北海道江別市に設立されるフリースクール「ロキん家(ろきんち)」の学長に就任すると発表した。
フリースクールは右代が学生時代に通った大麻銀座商店街の一角にあるゲストハウス内にあるカフェスペースに併設。江別市内初のフリースクールとして、月~金曜日に小・中学生を対象に子供たちを受け入れる。
右代はフリースクール運営会社のスタッフに、ユニフォームのデザインを担ってもらったことがきっかけで社外取締役として参加。母校・国士大の准教授、陸上部男子監督を務めながら地元で学長を務めることになる。
38歳の右代は江別市の大麻東中で陸上を始め、走高跳では道大会3位に入賞。札幌第一高から混成競技に取り組み、インターハイでは八種競技で2位となった。その後、国士大、スズキと進み、11年にはテグ世界選手権に出場。世界選手権には19年ドーハ大会まで5大会連続で日本代表に選出され、リオ五輪では日本選手団の旗手も務めた。
右代は自身のSNSで「スポーツを通じて僕は、自信、仲間、夢、そしてたくさんのチャンスを得てきました。今度は、僕がその“きっかけ”を届ける番です」などと意気込みを綴っている。
7月20日には開校式とともに、右代による公開講座も予定されている。
学長就任を発表する右代啓祐のコメント全文をチェック!
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.06.19
4継は全国王者・北海道栄40秒62、北海40秒64の熱戦!100mは三輪紘大10秒57の大会タイ、山崎心愛は向かい風2.1mで11秒83/IH北海道
◇インターハイ北海道地区大会(6月17日~20日/旭川花咲スポーツ公園陸上競技場)2日目 広島インターハイ出場を懸けた北海道地区大会の2日目が行われ、男子4×100mリレーは昨年のインターハイ覇者・北海道栄が40秒62で […]
2025.06.19
キピエゴン 女子初の1マイル4分切りへ「自分らしくポジティブに」
ナイキの契約アスリートであるフェイス・キピエゴン(ケニア)が女子初となる1マイル4分切りを目指すプロジェクト「Breaking4」を来週に控える6月18日、バーチャルプレスカンファレンスが開かれ、キピエゴンが改めて挑戦へ […]
2025.06.18
100m清水空跳の“桐生超え”なるか 200mは佐藤克樹と熱戦予感 女子200mの秋澤理沙も注目/IH北信越
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。 インターハイ北信越地区大会(新潟、長野、富山、石川、福井)は6月19日から22日までの4日間、福井県営陸上競技場(9.98スタジアム)で開か […]
2025.06.18
女子短距離のフロレス・アリエが日本国籍取得 5月に400mで日本記録上回る51秒71マーク
内閣府が発行する「官報」の第1488号が6月18日に公開され、女子短距離のフロレス・アリエ(日体大)の帰化申請が許可されたことがわかった。 日体大3年のフロレスは静岡県出身。父がペルーと日本、母はイタリアとペルーにルーツ […]
2025.06.18
円盤投はチェーが70m対決制す 女子ハンマー投はロジャースが貫禄勝ち/WAコンチネンタルツアー
6月17日、フィンランド・トゥルクで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのパーヴォ・ヌルミ・ゲームスが開催され、男子円盤投ではオレゴン世界選手権金メダルのK.チェー(スロベニア)が70m61で優勝した。チェーは […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会