2025.02.09
世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールド第6戦となるミルローズ・ゲームが2月8日、米国・ニューヨークで開催され、男子3000mでG.フィッシャー(米国)がショートトラック世界新となる7分22秒91をマークして優勝した。これまでのショートトラック(室内)世界記録はL.ギルマ(エチオピア)が23年に作った7分23秒81。
フィッシャーはC.ホッカー(米国)と競り合いながら1000mを2分29秒08で通過。2000mは4分58秒01でフィッシャーが前に出たが、その後はホッカーが先頭に立つなどつばぜり合いに。最後はフィッシャーが競り勝った。2位のホッカーも7分23秒14で、ショートトラック世界記録を上回った。
「あんなに速く走れるとは思わなかった。コール(ホッカー)も調子が良かった。残り50mにすべてをかけたよ」とコメント。フィッシャーは、5000m12分53秒73、10000m26分33秒84(世界歴代7位)の記録を持つ27歳で、昨年のパリ五輪では両種目で銅メダルを獲得している。
また、男子1マイルではY.ヌグゼ(米国)が3分46秒63をマーク。Y.ゲジェルチャ(エチオピア)が持っていたショートトラック世界記録(3分47秒01)を塗り替えた。3位に入った18歳のC.マイヤーズ(豪州)は3分47秒48で屋外も含めたU20世界記録(3分48秒06/23年R.キプコリル、ケニア)を上回り、U20初の3分48秒切りを達成している。なお、男子800mでもJ.ホーイ(米国)が北米新となる1分43秒90の好記録だった。
女子60mハードルには、昨年のパリ五輪100mハードル金メダリストのM.ラッセル(米国)が出場し、今季室内世界最高の7秒76で優勝。男子60mはM.ムーア(米国)が6秒56で制し、T.ブロメル(米国)は6秒59で2位だった。女子棒高跳は東京五輪金、世界選手権連覇中のK.ムーン(米国)が4m82で制している。
【動画】フィッシャーが世界新!室内3000mで7分22秒91のレースノーカット
Sit back, relax and enjoy the 3000m indoor world record 👀
— World Athletics (@WorldAthletics) February 9, 2025
Full @MillroseGames report 🔗 https://t.co/lgXjHK4zPk#WorldIndoorTour pic.twitter.com/qoyjrsafKo
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025