2位・西山雄介「最後まで優勝目指した」東京世界陸上「あきらめない」其田健也「情けない」／福岡国際マラソン

ニュース

特集記事

トピックス

データ

スキル

メディア

ショップ

その他

HOME 国内

国内

2024.12.02

2位・西山雄介「最後まで優勝目指した」東京世界陸上「あきらめない」其田健也「情けない」／福岡国際マラソン

2位・西山雄介「最後まで優勝目指した」東京世界陸上「あきらめない」其田健也「情けない」／福岡国際マラソン

福岡国際マラソン2024で2位だった西山雄介（トヨタ自動車）

◇福岡国際マラソン2024（12月1日／福岡市・平和台陸上競技場発着）

ジャパンマラソングランドチャンピオンシップ（JMC）シリーズG1の福岡国際マラソンが行われ、吉田祐也（GMOインターネットグループ）が日本歴代3位の2時間5分16秒で4年ぶり2度目の優勝を飾った。

世界大会の日本代表経験者では22年オレゴン世界選手権代表の西山雄介（トヨタ自動車）が2位、昨年のブタペスト世界選手権代表で、出場選手最速の2時間5分59秒を持つ其田健也（JR東日本）が4位（日本人3位）に続いた。

広告の下にコンテンツが続きます

西山は序盤から先頭集団前方に位置し、中間点からのペースアップにいち早く対応。積極的な姿勢を見せたが、「あれで脚に（疲労が）きてしまった」と25kmでトップ集団から脱落した。

それでも「2位でいいとは一度も思わなかった。最後まで優勝を狙っていました」と、最後まで前を追い、セカンドベストの2時間6分54秒でフィニッシュ。日本人トップでフィニッシュした今年3月の東京マラソンに続いて、2レース連続で2時間6分台を記録したが、2時間6分30秒の東京世界選手権の参加標準記録には届かなかった。

来年3月までのJMCシリーズⅣチャンピオンを見据えると、優勝すれば代表に接近できただけに、「25kmからの余裕の有無が、吉田くんとの力の差だった。まだ世界選手権代表をあきらめていないので、その差を埋めていきたい」と西山。もう1レース出場してでも、代表入りしたいと覚悟を示している。

広告の下にコンテンツが続きます

其田は中間点を過ぎてから遅れ始め、2時間8分52秒でフィニッシュ。自己ベストに遠く及ばず、「情けないです」と消え入るような声で振り返った。「しっかり準備はできていた」が、15度の気温に少なからず影響を受けたといい、一時は6、7番手に後退。それでも最終的に順位を4位まで上げ、日の丸を背負ったランナーとしての意地を垣間見せた。

文／田端慶子

◇福岡国際マラソン2024（12月1日／福岡市・平和台陸上競技場発着）ジャパンマラソングランドチャンピオンシップ（JMC）シリーズG1の福岡国際マラソンが行われ、吉田祐也（GMOインターネットグループ）が日本歴代3位の2時間5分16秒で4年ぶり2度目の優勝を飾った。世界大会の日本代表経験者では22年オレゴン世界選手権代表の西山雄介（トヨタ自動車）が2位、昨年のブタペスト世界選手権代表で、出場選手最速の2時間5分59秒を持つ其田健也（JR東日本）が4位（日本人3位）に続いた。西山は序盤から先頭集団前方に位置し、中間点からのペースアップにいち早く対応。積極的な姿勢を見せたが、「あれで脚に（疲労が）きてしまった」と25kmでトップ集団から脱落した。それでも「2位でいいとは一度も思わなかった。最後まで優勝を狙っていました」と、最後まで前を追い、セカンドベストの2時間6分54秒でフィニッシュ。日本人トップでフィニッシュした今年3月の東京マラソンに続いて、2レース連続で2時間6分台を記録したが、2時間6分30秒の東京世界選手権の参加標準記録には届かなかった。来年3月までのJMCシリーズⅣチャンピオンを見据えると、優勝すれば代表に接近できただけに、「25kmからの余裕の有無が、吉田くんとの力の差だった。まだ世界選手権代表をあきらめていないので、その差を埋めていきたい」と西山。もう1レース出場してでも、代表入りしたいと覚悟を示している。其田は中間点を過ぎてから遅れ始め、2時間8分52秒でフィニッシュ。自己ベストに遠く及ばず、「情けないです」と消え入るような声で振り返った。「しっかり準備はできていた」が、15度の気温に少なからず影響を受けたといい、一時は6、7番手に後退。それでも最終的に順位を4位まで上げ、日の丸を背負ったランナーとしての意地を垣間見せた。文／田端慶子

次ページ: