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2024.10.12

少年100m準決勝で好記録連発!! 男子B菅野翔唯は10秒37の大会新 男子A西岡尚輝は10秒10w/佐賀国スポ
少年100m準決勝で好記録連発!! 男子B菅野翔唯は10秒37の大会新 男子A西岡尚輝は10秒10w/佐賀国スポ

24年佐賀国スポ少年男子A100m準決勝で追い風参考ながら10秒10をマークした西岡尚輝(大阪・東海大仰星高3)

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)1日目

佐賀国民スポーツ大会の1日目が行われ、少年種別の100m準決勝は追い風にも恵まれ、好記録が続出した。

少年男子Bの1組では菅野翔唯(群馬・東農大二高1)が、10秒37(+1.3)で全体トップ。2014年にサニブラウン・アブデル・ハキーム(現・東レ)がマークした10秒45の大会記録を塗り替えた。「いい風が吹いていたので、10秒2台を狙っていました。決勝は力まずにとにかく自分の走りをして1位を取りにいきたいです」と集中していた。

2組ではインターハイ2位の清水空跳(石川・星稜高1)が10秒41(+1.4)、3組では荒谷匠人(広島・近大東広島高1)が10秒45(+1.2)。清水は「タイムはそれなりだったのですが、後半失速気味になってしまいました」と反省を口にする。

少年女子Aでは、1組(+2.0)で杉本心結(千葉・市立船橋高3)が高校歴代4位の11秒51でトップ通過すると、田中里歩(埼玉・伊奈総合高2)が同5位、高2歴代2位の11秒52、山崎心愛(北海道・旭川志峯高2)が高校歴代6位タイ、高2歴代3位の11秒54で続く。杉本は「自分が1番じゃないと思っていたので、ビックリしています」と目を丸くした。

2組では前田さくら(鳥取・鳥取敬愛高2)が11秒60(+1.5)、3組(+1.1)ではインターハイ女王の小針陽葉(静岡・富士市立高3)が11秒54、松本真奈(広島・広島皆実高2)が11秒59を叩き出している。

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少年男子Aでは追い風参考ながら10秒1台が連発。インターハイVの西岡尚輝(大阪・東海大仰星高3)は10秒10(+2.8)、濱椋太郎(東京・目黒日大高3)は10秒11(+3.2)、U20世界選手権代表の小室歩久斗(茨城・つくば秀英高3)は10秒17(+3.5)だった。

いずれも決勝は12日に実施。条件次第ではあるが、勝負とともに記録にも注目が集まる。

このほか、成年男子では砲丸投で日本記録を持つ奥村仁志(福井・センコー)が18m78の大会新で優勝し、やり投は2023年ブダペスト世界選手権代表の小椋健司(栃木・エイジェックスポーツ)が79m19で逆転V。成年女子棒高跳は村田蒼空(群馬・筑波大)が4m10で競り勝った。

少年女子共通三段跳は山﨑りりや(徳島・鳴門渦潮高3)が13m03(+1.7)のU20日本新、高校新をマーク。同Aやり投は鈴木彩夏(大阪・大体大浪商高2)が51m82で優勝を飾り、少年男子B走幅跳は長谷部光輝(岐阜・RIXPERT)7m21(+0.3)で制している。

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)1日目 佐賀国民スポーツ大会の1日目が行われ、少年種別の100m準決勝は追い風にも恵まれ、好記録が続出した。 少年男子Bの1組では菅野翔唯(群馬・東農大二高1)が、10秒37(+1.3)で全体トップ。2014年にサニブラウン・アブデル・ハキーム(現・東レ)がマークした10秒45の大会記録を塗り替えた。「いい風が吹いていたので、10秒2台を狙っていました。決勝は力まずにとにかく自分の走りをして1位を取りにいきたいです」と集中していた。 2組ではインターハイ2位の清水空跳(石川・星稜高1)が10秒41(+1.4)、3組では荒谷匠人(広島・近大東広島高1)が10秒45(+1.2)。清水は「タイムはそれなりだったのですが、後半失速気味になってしまいました」と反省を口にする。 少年女子Aでは、1組(+2.0)で杉本心結(千葉・市立船橋高3)が高校歴代4位の11秒51でトップ通過すると、田中里歩(埼玉・伊奈総合高2)が同5位、高2歴代2位の11秒52、山崎心愛(北海道・旭川志峯高2)が高校歴代6位タイ、高2歴代3位の11秒54で続く。杉本は「自分が1番じゃないと思っていたので、ビックリしています」と目を丸くした。 2組では前田さくら(鳥取・鳥取敬愛高2)が11秒60(+1.5)、3組(+1.1)ではインターハイ女王の小針陽葉(静岡・富士市立高3)が11秒54、松本真奈(広島・広島皆実高2)が11秒59を叩き出している。 少年男子Aでは追い風参考ながら10秒1台が連発。インターハイVの西岡尚輝(大阪・東海大仰星高3)は10秒10(+2.8)、濱椋太郎(東京・目黒日大高3)は10秒11(+3.2)、U20世界選手権代表の小室歩久斗(茨城・つくば秀英高3)は10秒17(+3.5)だった。 いずれも決勝は12日に実施。条件次第ではあるが、勝負とともに記録にも注目が集まる。 このほか、成年男子では砲丸投で日本記録を持つ奥村仁志(福井・センコー)が18m78の大会新で優勝し、やり投は2023年ブダペスト世界選手権代表の小椋健司(栃木・エイジェックスポーツ)が79m19で逆転V。成年女子棒高跳は村田蒼空(群馬・筑波大)が4m10で競り勝った。 少年女子共通三段跳は山﨑りりや(徳島・鳴門渦潮高3)が13m03(+1.7)のU20日本新、高校新をマーク。同Aやり投は鈴木彩夏(大阪・大体大浪商高2)が51m82で優勝を飾り、少年男子B走幅跳は長谷部光輝(岐阜・RIXPERT)7m21(+0.3)で制している。

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