HOME 海外

2024.09.04

パリ五輪マラソン出場のレベッカ・チェプテゲイが交際相手に火をつけられ重体 アスリートに対する暴力事件が増加
パリ五輪マラソン出場のレベッカ・チェプテゲイが交際相手に火をつけられ重体 アスリートに対する暴力事件が増加

パリ五輪女子マラソンで44位だったレベッカ・チェプテゲイ

女子長距離のレベッカ・チェプテゲイ(ウガンダ)が交際相手にガソリンをかけられた上で火をつけられ重度のやけどを負い、ケニアの病院で治療を受けていることが報じられた。

事件はチェプテゲイがトレーニングを行うケニア西部の自宅で発生。相手が口論の末、チェプテゲイにやけどを負わせ、重体となっていると警察から発表されている。

両者は土地の権利などをめぐって争っていたとみられ、捜査が進められている。

33歳のチェプテゲイはパリ五輪の女子マラソンに出場しており、44位だった。ブダペスト世界選手権ではマラソン14位。22年にタイで行われたマウンテントレイルランニング選手権では金メダルを獲得した実績を持つ。

東アフリカではアスリートに対する暴力事件が増加しており、殺害にまで至るケースも複数起こっている。

2021年には東京五輪女子5000m4位のA.J.ティロップ(ケニア)さんが夫とみられる人物により刺殺されたほか、22年にバーレン国籍のD.M.ムチュアさんがケニア国内で絞殺されているのが見つかっていた。また、男性3000m障害で活躍したベンジャミン・キプラガットさん(ウガンダ)が昨年12月にケニア・エルトレッドで暴漢に刺殺されていた。

広告の下にコンテンツが続きます
女子長距離のレベッカ・チェプテゲイ(ウガンダ)が交際相手にガソリンをかけられた上で火をつけられ重度のやけどを負い、ケニアの病院で治療を受けていることが報じられた。 事件はチェプテゲイがトレーニングを行うケニア西部の自宅で発生。相手が口論の末、チェプテゲイにやけどを負わせ、重体となっていると警察から発表されている。 両者は土地の権利などをめぐって争っていたとみられ、捜査が進められている。 33歳のチェプテゲイはパリ五輪の女子マラソンに出場しており、44位だった。ブダペスト世界選手権ではマラソン14位。22年にタイで行われたマウンテントレイルランニング選手権では金メダルを獲得した実績を持つ。 東アフリカではアスリートに対する暴力事件が増加しており、殺害にまで至るケースも複数起こっている。 2021年には東京五輪女子5000m4位のA.J.ティロップ(ケニア)さんが夫とみられる人物により刺殺されたほか、22年にバーレン国籍のD.M.ムチュアさんがケニア国内で絞殺されているのが見つかっていた。また、男性3000m障害で活躍したベンジャミン・キプラガットさん(ウガンダ)が昨年12月にケニア・エルトレッドで暴漢に刺殺されていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

NEWS 100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top