HOME 国内、日本代表、五輪
男子400mH・筒江海斗は50秒50で予選7着 「またゼロからやっていきたい」/パリ五輪
男子400mH・筒江海斗は50秒50で予選7着 「またゼロからやっていきたい」/パリ五輪

男子400mH予選のレース後、肩を落とした筒江海斗

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)5日目

パリ五輪・陸上競技5日目のモーニングセッションが行われ、男子400mハードル予選3組に出場した筒江海斗(スポーツテクノ和広)は50秒50で7着にとどまり、敗者復活戦に回った。

広告の下にコンテンツが続きます

満員の「スタッド・ド・フランス」で、筒江が初の五輪のレースに臨んだ。「観客もすごく多くて、素晴らしい大きなスタジアムで走れたことを光栄に思います」。レース後の表情はすがすがしかった。

だが、レースは自体は厳しい結果となった。左足のふくらはぎやスネに施されたテーピングが、万全な状態ではないことを物語る。スタートからうまく乗り切れないまま、中位から下位の争いとなった。最後の直線に入ると、最下位争いまで後退。最後は7着に入るのがやっとで、トップには2秒近い差をつけられた。

熊本西高、福岡大と世代トップに躍り出ることはなかったものの、社会人になってから50秒を切った遅咲きの26歳。5月の木南記念でパリ五輪の参加標準記録を突破し、初の五輪出場を決めていた。

これまでの道のりを振り返ってか、「いろんな方々のお陰で、最後まで絞りきって走ることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と涙ぐむ場面もあった。

広告の下にコンテンツが続きます

しかし、予選7着と世界との差を痛感させられる結果となった。「やってきた取り組みがまったく足りなかった。次は必ず笑えるように、またゼロからやっていきたいです」と強調。翌日の敗者復活戦に向け、「今よりもう一段階上げられるように準備をしたいです」と前を向いた。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)5日目 パリ五輪・陸上競技5日目のモーニングセッションが行われ、男子400mハードル予選3組に出場した筒江海斗(スポーツテクノ和広)は50秒50で7着にとどまり、敗者復活戦に回った。 満員の「スタッド・ド・フランス」で、筒江が初の五輪のレースに臨んだ。「観客もすごく多くて、素晴らしい大きなスタジアムで走れたことを光栄に思います」。レース後の表情はすがすがしかった。 だが、レースは自体は厳しい結果となった。左足のふくらはぎやスネに施されたテーピングが、万全な状態ではないことを物語る。スタートからうまく乗り切れないまま、中位から下位の争いとなった。最後の直線に入ると、最下位争いまで後退。最後は7着に入るのがやっとで、トップには2秒近い差をつけられた。 熊本西高、福岡大と世代トップに躍り出ることはなかったものの、社会人になってから50秒を切った遅咲きの26歳。5月の木南記念でパリ五輪の参加標準記録を突破し、初の五輪出場を決めていた。 これまでの道のりを振り返ってか、「いろんな方々のお陰で、最後まで絞りきって走ることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と涙ぐむ場面もあった。 しかし、予選7着と世界との差を痛感させられる結果となった。「やってきた取り組みがまったく足りなかった。次は必ず笑えるように、またゼロからやっていきたいです」と強調。翌日の敗者復活戦に向け、「今よりもう一段階上げられるように準備をしたいです」と前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.21

名大がトップ通過で2大会ぶり17回目の本大会へ 岐阜協立大は4大会ぶり/全日本大学駅伝東海選考会

◇全日本大学駅伝東海地区選考会(6月21日/愛知・マルヤス岡崎龍北スタジアム) 第56回全日本大学駅伝東海地区選考会が行われ、名大が2大会ぶり17回目、岐阜協立大が4大会ぶり5回目の本大会出場を決めた。 広告の下にコンテ […]

NEWS やり投・山内愛 地元で笑顔いっぱいのラストスロー「陸上を嫌いなまま終わりたくなかった」覚悟決め、けじめの引退試合

2025.06.21

やり投・山内愛 地元で笑顔いっぱいのラストスロー「陸上を嫌いなまま終わりたくなかった」覚悟決め、けじめの引退試合

再整備のため移転が決まっている三ツ沢公園陸上競技場で神奈川県選手権が行われた。1951年にオープンしたスタジアムは、神奈川県民にとって特別な場所。中学生から一般選手まで、芝生席には人がいっぱい。招集所が大混雑するのも、こ […]

NEWS ハブズが1500m世界歴代6位3分27秒49! コエチはU20世界新3分27秒72 女子3000m障害チェロチは3戦3勝/DLパリ

2025.06.21

ハブズが1500m世界歴代6位3分27秒49! コエチはU20世界新3分27秒72 女子3000m障害チェロチは3戦3勝/DLパリ

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第8戦「ミーティング・ド・パリ」が6月21日、フランスで行われ、男子1500mではA.ハブズ(フランス)が今季世界最高、世界歴代6位の3分27秒49で優勝した。 ハブズは現在 […]

NEWS 編集部コラム「暑ければ暑いほど熱いけど」

2025.06.21

編集部コラム「暑ければ暑いほど熱いけど」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 400m橋本頼弥46秒79「全国でメダルを争える」 東京学館新潟&佐久長聖が4継北信越高校新 1500mは家光応輔/IH北信越

2025.06.21

400m橋本頼弥46秒79「全国でメダルを争える」 東京学館新潟&佐久長聖が4継北信越高校新 1500mは家光応輔/IH北信越

◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)2日目 広島インターハイを懸けた北信越地区大会の2日目が行われ、男子400mは橋本頼弥(鵬学園3石川)が46秒79で優勝した。 広告の下にコンテン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top