HOME 高校

2024.05.20

ガードナ・レイチェル麻由が七種県高校新の5061点 菊田響生が3冠 向田泰誠が長距離2種目大会新/IH神奈川県大会
ガードナ・レイチェル麻由が七種県高校新の5061点 菊田響生が3冠 向田泰誠が長距離2種目大会新/IH神奈川県大会

ガードナ・レイチェル麻由(24年IH神奈川県大会)

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

神奈川県大会は5月11日~12日、18日~19日の4日間、三ッ沢公園陸上競技場で行われ、各種目に好記録が生まれた。

広告の下にコンテンツが続きます

ガードナ・レイチェル麻由(法政二2)は大会1日目の走高跳で1m69の自己新で2位と好調。さらに昨年のインターハイで5位に入っている七種競技では、前半4種目のうち100mハードル、砲丸投、200mで自己新、走高跳も混成内自己タイと快進撃を見せた。

後半3種目に自己新はなかったものの、最終種目800mは直後にある4×400mリレーを見据えながらのレース。神奈川県高校記録(5026点/藤沼朱音・希望ケ丘)を11年ぶりに更新する5061点で優勝した。「今回の目標は大会記録(4834)で、県高校新はインターハイまでの目標だったのでびっくりしています」とガードナ。アンカーを務めた4×400mリレーは2位に入っている。

高水準の男子トラックでは、菊田響生(法政二3)が3冠を達成。ホームストレートが強い向かい風が吹くなか、400m47秒14、400mハードル51秒03(大会新)と、全国トップクラスの走り。2走を務めた4×400mリレーは相洋を抑えてトップに立ち、3分11秒72の好記録に貢献した。

男子長距離は向田泰誠(三浦学苑3)が3000m障害と5000mの2種目を大会新で制覇。3000m障害は序盤から後続をちぎり9分01秒17。5000m(14分24秒83)は残り400mからの強力なスパートで他を圧倒した。

また、男子3種目を制覇した保土ケ谷。男子200mは榎陸斗(3年)が強い向かい風(-2.5)の中で21秒37。男子800mは末吉琉衣(3年)が競り勝ち、自己記録をおよそ3秒更新する1分51秒68。男子5000m競歩の及川集雅(3年)は2位に1分11秒余りの差をつける21分32秒94で歩き切った。

女子は畑優希(相洋3)がただ1人の個人2冠。100mハードル13秒88(-0.4)、400mハードル59秒84と全国に通じる記録をそろえた。リレーを含む2冠は3人で、4×100mリレー制覇の東海大相模メンバーから、望月美希(1年)とカン高橋アディーナ(3年)。100mで望月とカン高橋が100分の1秒差でのワン・ツー。200mはカン高橋が制した。もう1人は400mVの富田絢華(相洋)。相洋の4×400mリレーは富田ら、高水準のメンバーが力を見せつけ3分40秒71。2019年に同校がマークした大会記録まであと0.42秒と迫った。

また、全国大会優勝経験者が着実に1位をもぎ取り、好発進。全中女子走高跳覇者の鴨田るな(東海大相模1)がガードナを試技差で抑えた(1m69)。女子やり投はU18大会Vの吉田さくら(相模原弥栄3)は46m79を放ち、全国を見据えている。

学校対抗では男女ともに法政二が総合優勝を果たした。男子は、最終種目4×400mリレーの優勝で川崎橘を逆転し、88点を獲得。両校は1点差だった。女子は14種目で得点を挙げて124点。ただ1校だけ100点を越えた。

南関東大会は6月14日から4日間、東京・駒沢競技場で行われる。
文/奥村 崇

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 神奈川県大会は5月11日~12日、18日~19日の4日間、三ッ沢公園陸上競技場で行われ、各種目に好記録が生まれた。 ガードナ・レイチェル麻由(法政二2)は大会1日目の走高跳で1m69の自己新で2位と好調。さらに昨年のインターハイで5位に入っている七種競技では、前半4種目のうち100mハードル、砲丸投、200mで自己新、走高跳も混成内自己タイと快進撃を見せた。 後半3種目に自己新はなかったものの、最終種目800mは直後にある4×400mリレーを見据えながらのレース。神奈川県高校記録(5026点/藤沼朱音・希望ケ丘)を11年ぶりに更新する5061点で優勝した。「今回の目標は大会記録(4834)で、県高校新はインターハイまでの目標だったのでびっくりしています」とガードナ。アンカーを務めた4×400mリレーは2位に入っている。 高水準の男子トラックでは、菊田響生(法政二3)が3冠を達成。ホームストレートが強い向かい風が吹くなか、400m47秒14、400mハードル51秒03(大会新)と、全国トップクラスの走り。2走を務めた4×400mリレーは相洋を抑えてトップに立ち、3分11秒72の好記録に貢献した。 男子長距離は向田泰誠(三浦学苑3)が3000m障害と5000mの2種目を大会新で制覇。3000m障害は序盤から後続をちぎり9分01秒17。5000m(14分24秒83)は残り400mからの強力なスパートで他を圧倒した。 また、男子3種目を制覇した保土ケ谷。男子200mは榎陸斗(3年)が強い向かい風(-2.5)の中で21秒37。男子800mは末吉琉衣(3年)が競り勝ち、自己記録をおよそ3秒更新する1分51秒68。男子5000m競歩の及川集雅(3年)は2位に1分11秒余りの差をつける21分32秒94で歩き切った。 女子は畑優希(相洋3)がただ1人の個人2冠。100mハードル13秒88(-0.4)、400mハードル59秒84と全国に通じる記録をそろえた。リレーを含む2冠は3人で、4×100mリレー制覇の東海大相模メンバーから、望月美希(1年)とカン高橋アディーナ(3年)。100mで望月とカン高橋が100分の1秒差でのワン・ツー。200mはカン高橋が制した。もう1人は400mVの富田絢華(相洋)。相洋の4×400mリレーは富田ら、高水準のメンバーが力を見せつけ3分40秒71。2019年に同校がマークした大会記録まであと0.42秒と迫った。 また、全国大会優勝経験者が着実に1位をもぎ取り、好発進。全中女子走高跳覇者の鴨田るな(東海大相模1)がガードナを試技差で抑えた(1m69)。女子やり投はU18大会Vの吉田さくら(相模原弥栄3)は46m79を放ち、全国を見据えている。 学校対抗では男女ともに法政二が総合優勝を果たした。男子は、最終種目4×400mリレーの優勝で川崎橘を逆転し、88点を獲得。両校は1点差だった。女子は14種目で得点を挙げて124点。ただ1校だけ100点を越えた。 南関東大会は6月14日から4日間、東京・駒沢競技場で行われる。 文/奥村 崇

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.05.08

名古屋アジア大会懸けた“一発勝負”10000m選考レースに鈴木芽吹、田中希実ら

名古屋アジア大会代表選考において、男女10000mの最重要競技会に設定されている木南記念が5月10日にヤンマースタジアム長居で行われる。 32年ぶり自国開催となるアジア大会。各種目の代表枠は最大で男女各2名となるが、昨年 […]

NEWS ラ・コルーニャ国際グランプリに藤井菜々子、勝木隼人らがエントリー 海外勢もボンフィム、ペレスらトップが参戦/WA競歩ツアー

2026.05.08

ラ・コルーニャ国際グランプリに藤井菜々子、勝木隼人らがエントリー 海外勢もボンフィム、ペレスらトップが参戦/WA競歩ツアー

世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドの第39回ラ・コルーニャ国際グランプリ(スペイン/5月23日)のエントリーが発表され、日本からは東京世界選手権メダリストの勝木隼人(自衛隊体育学校)、藤井菜々子(エディオン)らがエント […]

NEWS セイコーGGP3000mに森凪也、矢田みくにがエントリー 田中希実は1500mにも登録 海外勢ではやり投・ヴァドレイヒが出場

2026.05.08

セイコーGGP3000mに森凪也、矢田みくにがエントリー 田中希実は1500mにも登録 海外勢ではやり投・ヴァドレイヒが出場

日本陸連は5月8日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)のエントリー選手の第7弾を発表した。 昨年の世界選手権代表では男子5000mに出場した森凪也(Honda)が3000mにエントリ […]

NEWS 6月20日に東京で「GINZA MILE」が開催 ナイキプロデュースの公認レース

2026.05.08

6月20日に東京で「GINZA MILE」が開催 ナイキプロデュースの公認レース

ナイキは5月8日、公認1マイルレースの「GINZA MILE」を6月20日に東京・銀座で開催することを発表した。 コースはかつて高速道路として使用されていた、東京高速道路(KK線)の日本陸連公認コースが設定され、大会は世 […]

NEWS いざ滋賀インターハイへ、都府県大会が開幕!東京、栃木、山梨、神奈川など皮切りに6月上旬まで開催

2026.05.08

いざ滋賀インターハイへ、都府県大会が開幕!東京、栃木、山梨、神奈川など皮切りに6月上旬まで開催

7月の滋賀インターハイ(7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)を目指し、都府県大会がスタートした。 インターハイ(全国高校陸上競技対校選手権)は、5月上旬から6月上旬までの都府県大会を経て、6月中旬の地区 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年5月号 (4月14日発売)

2026年5月号 (4月14日発売)

2026シーズン展望
中距離特集ほか

page top