2024.05.01
世界陸連の独立不正監査機関、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)は4月22日、昨年のブダペスト世界選手権女子3000m障害で4位に入ったZ.ウォンデマヘン(エチオピア)に2023年10月20日から5年間の資格停止処分を科すと発表した。
処分理由はエリスロポエチン(EPO)、テストステロンの陽性反応と使用があったため。禁止物質の使用は原則4年間の処分となるが、複数の禁止物質を使用したことが加重事情(Aggravating Circumstances)にあたるとして5年間の処分となった。また、23年8月22日以降の成績は取り消される。ブダペスト世界選手権の女子3000m障害は8月23日(現地時間)に予選、同27日(現地時間)に決勝が行われており、その成績も取り消される見込み。
ウォンデマヘンは現在21歳。21年には18歳にして東京五輪で8位に入り、その2週間後のU20世界選手権で銀メダルを獲得していた。
AIUはまた、4月30日に女子中長距離のA.N.ロハリス(難民選手団)に禁止物質(トリメタジジン)の陽性、使用のため暫定資格停止処分を科すことを発表した。ロハリスは難民選手団として1500mで16年リオ、21年東京五輪に出場。世界選手権でも17年ロンドン、22年オレゴンは1500mで、昨年のブダペストには5000mに出場した。
難民選手団は3月にも男子中長距離のD.ロコロング・アティオルが同じくトリメタジジンの陽性、使用で暫定資格処分を受けている。F.イバディルもEPOの陽性、使用で資格停止処分が確定しており、処分を受けるのはロハリスが3人目となった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.19
編集部コラム「42個目」
2025.12.19
男子3000m障害元世界記録保持者のオブライエン氏が死去 1970年に8分22秒0
-
2025.12.19
-
2025.12.18
-
2025.12.18
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.19
東京世界陸上がWAの定める「大会の持続可能性評価」で最高評価を獲得
12月18日、世界陸連(WA)は9月に開催された東京世界選手権が、WAの定める大会の持続可能性を評価する「Athletics for a Better World Standard」(ABW 基準)において、最高評価であ […]
2025.12.19
編集部コラム「42個目」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.19
男子3000m障害元世界記録保持者のオブライエン氏が死去 1970年に8分22秒0
1960~70年代に男子3000m障害で活躍したK.オブライエン氏(豪州)が死去した。78歳だった。 オブライエン氏は1968年メキシコ五輪の男子3000m障害で4位に入賞し、豪州の中長距離界を牽引した先駆的存在。豪州選 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳