2024.04.28
第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日)を前日に控えた4月28日、会場の広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で出場選手の会見が行われた。
女子100mに出場する兒玉芽生(ミズノ)は「何度か出場しているけど、なかなか結果出せていないので、明日は今出せる最大限のパフォーマンスを発揮したいです」と意気込んだ。
昨年の冬季はアキレス腱炎で練習が詰めなかったが、この冬は「ちょくしょく気になるところはあったが、大きな離脱することなく練習できている」と振り返った兒玉。身体作りとトップスピードの強化に取り組み「達成度は思い描いた100%ではなかったけど、明日のレースで冬季やってきたことを発揮できるように」と語った。
今季は2月下旬にニュージーランドで追い風参考ながら11秒52(+2.5)をマーク。だが、4月13日、14日の出雲陸上(100m)では予選で11秒74(+1.5)にとどまり、A決勝に進めず、世界リレーの代表からは外れている。
「うまく行っている部分とうまくいっていない部分がある。持ち味の中盤からの加速はまだ発揮できていないです」。ただ、出雲陸上では不発だったスタートからの1次加速については「室内レースを見ていると良くなっています。そこを中盤とどうつなげるか模索しています」とレースのポイントを挙げた。
所属する会社から先日、新しい厚底のスパイクが発表されたばかり。実業団1年目の2022年秋から厚底スパイクを着用している兒玉は「今までにない反発力と推進力を得られている。タイミングが難しくて苦戦した部分があり、スパイクを最大限に生かせる走りを見つけている段階。しっかりと結果を出したい」と話していた。
明日は雨予報。「雨だけどとても楽しみにしている」と明るい表情で語った。
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