◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前)
アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、B.キプルト(ケニア)が世界歴代5位の2時間2分16秒で優勝した。この記録はコースレコードで、国内最高記録となる。
22年のシカゴで2時間4分24秒をマークして優勝し、昨年のシカゴでは2時間4分02秒をマークしていたキプルト。途中、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が後退したことは「まだ会っていないので、何が起きたかわかっていません」と言う。
T.キプラガト(ケニア)との一騎打ちとなったが、ラスト勝負で一気に勝負を決めた。好記録の要因について「トレーニングは同じように続けていましたし、スピード練習も継続してきました。それが今日の成果の源です」と話し、「選考はまだですが、パリ五輪は準備万端です。国を代表して走れることはうれしいこと。選ばれたら行く準備は整っています」と力強い。
途中までは世界記録ペースで進んだが、「そういうペースというのは気がついていませんでしたが、破ったとしても不思議はありません。その準備はしてきました」と言い、人類初の公認での2時間切りについて、「そのための準備をしています。不可能はない。そのつもりで頑張ります」と笑みを浮かべた。
前世界記録保持者で東京五輪連覇中のキプチョゲは大きく失速して2時間6分50秒の10位。キャリア初のふたケタ順位となった。
男子マラソン世界歴代10傑
2.00.35 K.キプトゥム(ケニア) 2023.10. 8 2.01.09 E.キプチョゲ(ケニア) 2022. 9.25 2.01.41 K.ベケレ(エチオピア) 2019. 9.29 2.01.48 S.レンマ(エチオピア) 2023.12. 3 2.02.16 B.キプルト(ケニア) 2024. 3. 4 2.02.48 B.レゲセ(エチオピア) 2019. 9.29 2.02.55 M.ゲレメウ(エチオピア) 2019. 4.28 2.02.55 T.キプラガト(ケニア) 2024. 3. 4 2.02.57 D.キメット(ケニア) 2014. 9.28 2.02.57 T.エキル(ケニア) 2021. 5.16 2.03.00 E.チェベト(ケニア) 2020.12. 6 2.03.00 G.ゲアイ(タンザニア) 2022.12. 4
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
2024.07.26
実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定
7月26日、朝日放送グループホールディングスは大阪・関西万博開催を記念して実業団と大学生のトップチームがタスキをつなぐ駅伝「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の大会概要を発表した。 この大 […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド