HOME 国内、高校

2024.02.25

山形愛羽 室内日本最高の11秒77!あこがれの鶴田玲美を上回る「日本選手権でメダル取りたい」春から福岡大へ/JAG大崎
山形愛羽 室内日本最高の11秒77!あこがれの鶴田玲美を上回る「日本選手権でメダル取りたい」春から福岡大へ/JAG大崎

予選で11秒77の室内日本最高記録を出した山形愛羽

◇2024Japan Athlete Games in Osaki(2月25日/鹿児島ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)

国内最大級の陸上競技専門の室内トレーニング施設を舞台に、国内唯一の室内100m公認レースが行われるJapan Athlete Games in Osakiが行われた。

女子100mは山形愛羽(熊本中央高3)が圧巻の走りを披露。予選で11秒77と、「あこがれ」だという鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が持つ室内日本最高記録の11秒80を塗り替えると、決勝はタイムを落としたものの11秒81で完勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

「11秒7台を出せたのですが、決勝は11秒6台まで上げたかったので80点くらい」と山形。それでも、記録会を控えるものの、高校卒業前のラストレースで「自分の走りがちゃんとできたので良かったです。良い締めくくりになりました」と笑顔が弾けた。

冬はケガなく順調に消化。「スタートで大きく動く意識」で課題だった前半でも手応えをつかんだ。しかし、「中間の加速でつなげられていない」と、新たな課題も見つかった。それもこれからの伸びしろだ。

昨年はインターハイ100mと200mの2冠。国体でも100mと300mを制し、念願だったタイトルを手にした。記録面でも100mで高校歴代2位&U20日本歴代4位の11秒50をマーク。充実のシーズンを送った。

春からは名門・福岡大へ進む。卒業後も拠点としている兒玉芽生(ミズノ)ら、心強い先輩たちの背中を追う。

「100mで11秒4台、200mも高2から自己ベスト(23秒88)を更新できていないので23秒台を出したい。日本選手権で2種目とも決勝に残ってメダルを取りたいです。パリ五輪もリレーで狙える位置にいると思うので、しっかり走りたい」

その大きな瞳に映る大きな夢を、新たな環境で一つずつ叶えていく。

◇2024Japan Athlete Games in Osaki(2月25日/鹿児島ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 国内最大級の陸上競技専門の室内トレーニング施設を舞台に、国内唯一の室内100m公認レースが行われるJapan Athlete Games in Osakiが行われた。 女子100mは山形愛羽(熊本中央高3)が圧巻の走りを披露。予選で11秒77と、「あこがれ」だという鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が持つ室内日本最高記録の11秒80を塗り替えると、決勝はタイムを落としたものの11秒81で完勝した。 「11秒7台を出せたのですが、決勝は11秒6台まで上げたかったので80点くらい」と山形。それでも、記録会を控えるものの、高校卒業前のラストレースで「自分の走りがちゃんとできたので良かったです。良い締めくくりになりました」と笑顔が弾けた。 冬はケガなく順調に消化。「スタートで大きく動く意識」で課題だった前半でも手応えをつかんだ。しかし、「中間の加速でつなげられていない」と、新たな課題も見つかった。それもこれからの伸びしろだ。 昨年はインターハイ100mと200mの2冠。国体でも100mと300mを制し、念願だったタイトルを手にした。記録面でも100mで高校歴代2位&U20日本歴代4位の11秒50をマーク。充実のシーズンを送った。 春からは名門・福岡大へ進む。卒業後も拠点としている兒玉芽生(ミズノ)ら、心強い先輩たちの背中を追う。 「100mで11秒4台、200mも高2から自己ベスト(23秒88)を更新できていないので23秒台を出したい。日本選手権で2種目とも決勝に残ってメダルを取りたいです。パリ五輪もリレーで狙える位置にいると思うので、しっかり走りたい」 その大きな瞳に映る大きな夢を、新たな環境で一つずつ叶えていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.13

全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝への出場権を懸けた都道府県大会が佳境を迎えている。11月5日から10日までに、21都府県で代表校が決定した。 関東では5都県で代表が決定。埼玉男子は男衾が1区から主導権を握り、 […]

NEWS やり投・北口榛花  世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

2025.11.13

やり投・北口榛花 世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞し、200万円と江戸切子とクオーツ時計を組み合わせたオリジナルトロフィーが贈呈された […]

NEWS やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

2025.11.13

やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞した。 同賞は「音楽やスポーツなどの分野において、発展、改革に挑むリーダー、世界に向 […]

NEWS 福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

2025.11.13

福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

日本陸連は11月13日、福岡国際マラソン2025(12月7日/平和台陸上競技場発着)のエントリー選手を発表した。 大会は2028年ロサンゼルス五輪代表につながるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025 […]

NEWS 女子中長距離・ドルーリー朱瑛里 来年から米国・ワシントン大へ留学 1861年創立の名門校

2025.11.13

女子中長距離・ドルーリー朱瑛里 来年から米国・ワシントン大へ留学 1861年創立の名門校

11月12日、米国・ワシントン大の陸上部は、U20世界選手権代表で、日本陸連ダイヤモンドアスリートNextageに認定されているドルーリー朱瑛里(津山高3岡山)が、26年秋から同大学に入学することを発表した。 ドルーリー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top