HOME 国内

2024.02.21

箱根駅伝“山の神” 今井正人が引退! 日本選手権クロカンでラストレース マラソンでも結果残す
箱根駅伝“山の神” 今井正人が引退! 日本選手権クロカンでラストレース マラソンでも結果残す

引退を表明した今井正人

トヨタ自動車九州は2月21日、所属する今井正人が2月25日の第107回日本選手権クロスカントリーを最後に現役を引退すると発表した。

今井は福島県小高町(現・南相馬市)出身の39歳。小学生の頃から野球少年だったが、小・中学時代では野球部に所属しながら駅伝で活躍し、都道府県対抗男子駅伝にも出場した。

原町高に進学して本格的に陸上部へ。2年時には世界ユース選手権3000mに出場すると、都道府県対抗駅伝を5区区間新と快走を見せた。3年時のインターハイ5000mでは日本人2番手の5位と華々しい成績を残す。

広告の下にコンテンツが続きます

順大に進学後、箱根駅伝では1年時に2区を務めて区間10位。2年目からは3年連続で5区を務めて区間賞を獲得し、3年時に往路優勝、主将を務めた4年目は総合優勝に貢献した。3年連続で金栗杯を獲得し、実況アナウンサーから“山の神”と称され、その後、箱根5区で快走する選手の称号ともなっている。

卒業後は目標だったマラソンに挑戦し、2015年の東京マラソンで日本人トップを飾り同年の北京世界選手権代表に選出された。大会直前に髄膜炎と診断され無念の欠場。2019年、23年には五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)に出場している。マラソンの自己記録は2時間7分39秒(15年東京)。

今後について、トヨタ自動車九州はSNSで「指導者として後進の指導にあたる予定です」としている。

トヨタ自動車九州は2月21日、所属する今井正人が2月25日の第107回日本選手権クロスカントリーを最後に現役を引退すると発表した。 今井は福島県小高町(現・南相馬市)出身の39歳。小学生の頃から野球少年だったが、小・中学時代では野球部に所属しながら駅伝で活躍し、都道府県対抗男子駅伝にも出場した。 原町高に進学して本格的に陸上部へ。2年時には世界ユース選手権3000mに出場すると、都道府県対抗駅伝を5区区間新と快走を見せた。3年時のインターハイ5000mでは日本人2番手の5位と華々しい成績を残す。 順大に進学後、箱根駅伝では1年時に2区を務めて区間10位。2年目からは3年連続で5区を務めて区間賞を獲得し、3年時に往路優勝、主将を務めた4年目は総合優勝に貢献した。3年連続で金栗杯を獲得し、実況アナウンサーから“山の神”と称され、その後、箱根5区で快走する選手の称号ともなっている。 卒業後は目標だったマラソンに挑戦し、2015年の東京マラソンで日本人トップを飾り同年の北京世界選手権代表に選出された。大会直前に髄膜炎と診断され無念の欠場。2019年、23年には五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)に出場している。マラソンの自己記録は2時間7分39秒(15年東京)。 今後について、トヨタ自動車九州はSNSで「指導者として後進の指導にあたる予定です」としている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

日本学連の勲功章授与 ワールドユニバーシティゲームズ金メダリスト称える

日本学生陸上競技連合は12月13日、都内で令和7年勲功章授与式を開いた。 この賞は国際大会で顕著な活躍をした学生や世界記録を樹立した学生らを称えるもので、例年は日本インカレ開催時に授与していたが、今年は東京世界選手権の兼 […]

NEWS 7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定

2025.12.13

7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は例年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]

NEWS 國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

2025.12.12

國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]

NEWS 全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力  14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

2025.12.12

全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

2025.12.12

京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top