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2023.12.03

福岡国際マラソンでランナーと大会車両の接触事故 完走も右肘開放骨折で全治3ヵ月「弁解の余地はない」と謝罪

ランナーと大会車両接触事故 福岡国際マラソン大会事務局が発表したコメント全文

本日(12月3日)開催されました大会において、折り返し(32㎞手前)地点で、競技者と大会車両が接触する事故が発生しました。
競技者は、接触後倒れこみましたが、再び走りはじめ、完走されております。
なお、大会終了後、医師の診察を受け、病院に搬送し、右肘開放骨折(全治3ヶ月)との診断を受けております。
大会主催者として、この件につきまして、弁解の余地はないと考えており、競技者に対し大変申し訳なく思っております。
また、大会を応援していただく多くの皆様や関係の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、重ねて申し訳ございませんでした。
以後、同じようなことが起こらないよう、安心・安全な大会運営を行ってまいる所存です。

12月3日に行われたJMCシリーズG1で、パリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジの福岡国際マラソンで、大会運営車両とランナーによる接触事故があったと大会事務局が発表した。 福岡市東区の折り返し地点付近で後ろから追いかける車両がランナーに接触。ランナーはその後もレースを続けて完走。病院で診察した結果、右肘開放骨折と診断されたという。 大会事務局は「この件につきまして、弁解の余地はないと考えており、競技者に対し大変申し訳なく思っております」と謝罪し、「以後、同じようなことが起こらないよう、安心・安全な大会運営を行ってまいる所存です」とコメントを発表している。 レースはマイケル・ギザエ(スズキ/ケニア)が2時間7分08秒(速報値)で優勝。日本人最上位の4位に細谷恭平(黒崎播磨)が2時間7分23秒出入っている。 福岡国際マラソンは「日本マラソンの父」金栗四三の功績を称え、1947年に前身である「金栗賞朝日マラソン」として熊本で産声を上げた。かつて世界トップランナーが多く出場。世界陸連のヘリテージプラーク(陸上世界遺産)にも認定されている。21年大会で経済面や注目度低下を理由に廃止が決まったが一転し、新たな運営体制で後継大会を開催することが決まった。

ランナーと大会車両接触事故 福岡国際マラソン大会事務局が発表したコメント全文

本日(12月3日)開催されました大会において、折り返し(32㎞手前)地点で、競技者と大会車両が接触する事故が発生しました。 競技者は、接触後倒れこみましたが、再び走りはじめ、完走されております。 なお、大会終了後、医師の診察を受け、病院に搬送し、右肘開放骨折(全治3ヶ月)との診断を受けております。 大会主催者として、この件につきまして、弁解の余地はないと考えており、競技者に対し大変申し訳なく思っております。 また、大会を応援していただく多くの皆様や関係の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、重ねて申し訳ございませんでした。 以後、同じようなことが起こらないよう、安心・安全な大会運営を行ってまいる所存です。

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