2023.11.19
北信越高校駅伝は11月19日、富山県富山市の県総合運動公園陸上競技場発着駅伝コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、佐久長聖(長野)が2時間4分16秒で25大会連続25回目の優勝を果たした。女子(5区間21.0975㎞)は長野東(長野)が大会最高記録の1時間9分52秒で15大会連続15回目で制覇。1時間14分02秒で4位に入った帝京長岡(新潟)が、全国高校駅伝(12月24日/京都)の地区代表として初の都大路出場権を獲得した。
長野県大会で、都道府県大会最速タイム(2時間3分27秒)をマークしている男子の佐久長聖は、1区(10km)で5000m高2歴代最高記録(13分38秒40)を持つ濵口大和(2年)が快走。29分35秒と2位に1分05秒差をつける区間賞で、早くも独走態勢を築いた。
3区(8.1075km)では、北海道インターハイ3000m障害8位の佐々木哲(2年)が23分43秒で駆け抜け、後続との差を2分46秒まで拡大。最終7区(5km)では、長野県大会3区を23分33秒の区間新で駆け抜けた山口竣平(3年)が14分19秒で駆け抜けた。
3000m障害の高校記録保持者、永原颯磨(3年)や、北海道インターハイ3000m障害3位の遠藤大成(3年)、昨年都大路を経験している篠和真(2年)らを温存。長野県大会から5人を変えたオーダーで臨んだが、オール区間賞で層の厚さを見せた。
2位は、新潟県大会2位だった中越が2時間9分58秒で入り、中盤まで中越と激戦を繰り広げた鯖江(福井)が2時間11分11秒で3位だった。
長野東は、1区(6km)に昨年の都大路優勝メンバーで主将の名和夏乃子(3年)を起用。県大会を欠場して復帰レースとなった名和は、新潟明訓(新潟)の橋本和叶(2年)と競り合う展開となったものの、終盤でスパート。4秒差をつける19分43秒でトップ中継した。
さらに、2区・田畑陽菜(1年)が2位との差を36秒まで広げると、3区・真柴愛里(1年)が後続をさらに引き離し、リードは1分23秒に。4区・下嶋優菜(3年)も圧巻の走りで、1分55秒まで拡大した。アンカーに入った北海道インターハイ3000m10位の窪田舞(2年)がしっかり区間賞でまとめ、1位でフィニッシュ。佐久長聖と同じくオール区間賞の完全優勝だった。
次いで、新潟明訓が1時間12分07秒で2位。鯖江(福井)が1時間13分22秒で3位に入った。
北信越代表争いは新潟2位の帝京長岡が中盤から先行。1区こそ、長野3位の松本深志に2秒リードされたが、2区・相浦小姫(3年)が逆転して、地区代表1番手に浮上した。その後、後続をじわじわと引き離し、5区・ミリアム・チェップキルイー(1年)まで順位を守った。県大会から北海道インターハイ1500m5位のパウリン・ワンジク(1年)ら2人を入れ替えたが、上位をキープ。うれしい全国切符を手にした。
全国大会は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。記念大会となる女子は都道府県代表に加え、地区代表も出場。地区代表は、地区高校駅伝で都道府県大会1位校を除いた最上位校となる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2023.12.02
箱根駅伝100回記念!12月30日に3時間の初ゴールデン特番が決定!!MCに内村光良さん
-
2023.12.01
-
2023.12.01
2023.11.26
【大会結果】全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝/2023年11月26日)
-
2023.11.26
2023.11.03
2024全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)出場チーム
2023.11.03
【大会結果】地域実業団駅伝(東日本・九州/2023年11月3日)
2023.11.05
【大会成績】第55回全日本大学駅伝(2023年11月5日)
-
2023.11.07
-
2023.11.06
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2023.04.01
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2023.12.02
箱根駅伝100回記念!12月30日に3時間の初ゴールデン特番が決定!!MCに内村光良さん
日本テレビは12月2日、来年の1月2日・3日に記念すべき第100回大会を迎える箱根駅伝を前に、12月30日(土)18時から「箱根駅伝 伝説のシーン表と裏 3時間SP」を放送すると発表した。箱根駅伝関連番組としては初のゴー […]
2023.12.01
女子やり投の北口榛花が2023年最も輝きを放ったCrystalAthleteに決定!選手、ファン、メディア投票で決定の「GetsurikuAwards」
月陸Onlineが2022年に創設した「Getsuriku Awards」。選手やファン、メディアからの投票によって、そのシーズンで『最も輝きを放った選手=Crystal Athlete』として表彰する。 広告の下にコン […]
2023.12.01
島原学生駅伝のオーダー発表! 全日本出場の鹿児島大は九州インカレ1万mVの茅野智裕を3区に起用 女子は福岡大・宮原なな佳が最長4区に登録
12月1日、九州学連は2日に行われる島原学生駅伝(男子/第41回九州学生駅伝、女子/第23回九州学生女子駅伝)の区間オーダーを発表した。 男子は7区間57.75kmのコースで実施。今年11月の全日本大学駅伝に39大会ぶり […]
2023.12.01
資生堂の木之下沙椰が競技引退「応援本当にありがとうございました」 神村学園高では全国高校駅伝優勝に貢献
12月1日、資生堂は木之下沙椰が11月30日をもって現役引退したことを発表した。 木之下は鹿児島県出身。小学生からクラブチームで陸上を始め、伊集院北中で本格的に長距離に挑戦。中学時代は3年次の九州大会800m出場の実績を […]
2023.12.01
鹿児島・大崎での室内競技会がパリ五輪イヤーの24年も開催!来年2月25日、国内唯一の室内100m公認レース
大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会事務局は12月1日、毎年開催しているJapan Athlete Games in Osakiの2024年大会要項を発表した。 この大会は2020年開催予定だった鹿児島国体がコロナ禍で中止 […]
Latest Issue
最新号

2023年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
MGC
北口榛花、田中希実インタビュー