HOME 駅伝、箱根駅伝

2023.10.15

東京国際大は本戦連続出場が「6」でストップ「気を引き締めて全日本に向かっていきたい」/箱根駅伝予選会
東京国際大は本戦連続出場が「6」でストップ「気を引き締めて全日本に向かっていきたい」/箱根駅伝予選会

23年箱根駅伝予選会を14位で敗退した東京国際大

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

史上最多の57チームが参加して行われた第100回箱根駅伝予選会。記念大会のため、予選会からの出場チームが「13」と増枠されたが、今年もまたボーダーラインでの悲劇が待っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

その憂き目にあったのは、2021年の出雲駅伝優勝や、20、22年と2度の箱根駅伝総合5位と、近年の学生駅伝新興勢力を牽引してきた東京国際大。今大会も、春に5000m、10000mの2種目で学生新記録を樹立し、入学ほどなくして「史上最強留学生」の呼び声が高かったリチャード・エティーリ(1年)や、経験豊富な村松敬哲(4年)や、佐藤榛紀(3年)ら充実の戦力で、今大会トップ通過の有力候補だった。

しかし、8km過ぎに先頭争いをしていたエティーリが他選手と足が絡んで転倒する事態に。すぐさまレースに復帰し、しばらくは先頭集団にしがみついていたものの、右足を痛めた影響で、10km以降は大きくペースダウン。1時間2分11秒の個人12位にとどまった。

さらに、後方の日本人集団も、「想定よりも早い段階で集団走がバラけてしまった」と横溝三郎監督。15km地点までは通過圏内でレースを進めていたが、昭和記念公園内の折り返し地点(17.4km)の計測で、通過ボーダーラインから1分06秒遅れの総合15位に転落。それでも終盤は、エティーリに次いでチーム2番手でフィニッシュした川内琉生(2年)らがペースを上げる猛追を見せた。

だが、結果は次点の14位。13位の山梨学大との差はわずか3秒だった。

「エティーリが転倒した情報を聞いて動揺もあったかもしれません。ペースを上げようとしたけど、後半なかなか上げることができませんでした」と村松は振り返る。思い通りのレースプランを遂行することができず、7年ぶりに本戦出場を逃した。

指揮官は「通過はできると思っていたのでショックはあります。3秒差ですか……。悔しいですね」と静かにレースを振り返った。

今季、残された駅伝は11月の全日本大学駅伝のみ。「もう一度気を引き締めて全日本に向かっていきたいと思います」と横溝監督。距離にして約20m先の箱根への扉を逃した悔しさを、伊勢路にすべてぶつけるつもりだ。

文/田中 葵

◇第100回箱根駅伝予選会(10月14日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 史上最多の57チームが参加して行われた第100回箱根駅伝予選会。記念大会のため、予選会からの出場チームが「13」と増枠されたが、今年もまたボーダーラインでの悲劇が待っていた。 その憂き目にあったのは、2021年の出雲駅伝優勝や、20、22年と2度の箱根駅伝総合5位と、近年の学生駅伝新興勢力を牽引してきた東京国際大。今大会も、春に5000m、10000mの2種目で学生新記録を樹立し、入学ほどなくして「史上最強留学生」の呼び声が高かったリチャード・エティーリ(1年)や、経験豊富な村松敬哲(4年)や、佐藤榛紀(3年)ら充実の戦力で、今大会トップ通過の有力候補だった。 しかし、8km過ぎに先頭争いをしていたエティーリが他選手と足が絡んで転倒する事態に。すぐさまレースに復帰し、しばらくは先頭集団にしがみついていたものの、右足を痛めた影響で、10km以降は大きくペースダウン。1時間2分11秒の個人12位にとどまった。 さらに、後方の日本人集団も、「想定よりも早い段階で集団走がバラけてしまった」と横溝三郎監督。15km地点までは通過圏内でレースを進めていたが、昭和記念公園内の折り返し地点(17.4km)の計測で、通過ボーダーラインから1分06秒遅れの総合15位に転落。それでも終盤は、エティーリに次いでチーム2番手でフィニッシュした川内琉生(2年)らがペースを上げる猛追を見せた。 だが、結果は次点の14位。13位の山梨学大との差はわずか3秒だった。 「エティーリが転倒した情報を聞いて動揺もあったかもしれません。ペースを上げようとしたけど、後半なかなか上げることができませんでした」と村松は振り返る。思い通りのレースプランを遂行することができず、7年ぶりに本戦出場を逃した。 指揮官は「通過はできると思っていたのでショックはあります。3秒差ですか……。悔しいですね」と静かにレースを振り返った。 今季、残された駅伝は11月の全日本大学駅伝のみ。「もう一度気を引き締めて全日本に向かっていきたいと思います」と横溝監督。距離にして約20m先の箱根への扉を逃した悔しさを、伊勢路にすべてぶつけるつもりだ。 文/田中 葵

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.06.23

やり投・北口榛花と110mH・村竹ラシッド、泉谷駿介がエントリー!/DLパリ

世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は、6月28日(日本時間29日)に開催される、DL第8戦の「ミーティング・ド・パリ」のエントリーリストを発表し、日本から男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、 […]

NEWS 井手友郎がスプリント2種目大会新V!走高跳・西内が地区大会最高2m10、三段跳・小坂は29年ぶり大会新V/IH四国

2026.06.23

井手友郎がスプリント2種目大会新V!走高跳・西内が地区大会最高2m10、三段跳・小坂は29年ぶり大会新V/IH四国

◇インターハイ四国地区大会(6月20~22日/香川・丸亀競技場) 滋賀インターハイ出場を懸けた四国地区大会が3日間にわたって行われた。 広告の下にコンテンツが続きます 男子短距離では井手友郎(済美3愛媛)が100m、20 […]

NEWS 吉永優衣が100mで歴代7位タイの11秒54! 100mHとの2冠達成 中村有輝は3種目制覇/IH北九州

2026.06.23

吉永優衣が100mで歴代7位タイの11秒54! 100mHとの2冠達成 中村有輝は3種目制覇/IH北九州

◇インターハイ北九州大会(6月19〜22日/大分市・大分スポーツ公園クラサスドーム大分) 滋賀インターハイ出場を懸けた北九州大会が4日間にわたって行われた。 広告の下にコンテンツが続きます 初日こそ雨に見舞われたが、大会 […]

NEWS パリ五輪女子三段跳銀のリケッツが妊娠 「待ち望んでいたベイビー」

2026.06.23

パリ五輪女子三段跳銀のリケッツが妊娠 「待ち望んでいたベイビー」

女子三段跳パリ五輪銀メダリストのS.リケッツ(ジャマイカ)が自身のSNSで妊娠を発表した。マタニティ姿で夫とともに写真に収まり、「結婚10周年を、待ち望んでいたベイビーとともにお祝いします!」と綴り、Instagramを […]

NEWS 東京マラソン2027大会要項発表! 優勝賞金2倍強に増額、20回の節目は過去最大規模で実施へ

2026.06.22

東京マラソン2027大会要項発表! 優勝賞金2倍強に増額、20回の節目は過去最大規模で実施へ

一般財団法人東京マラソン財団は6月22日、アボット・ワールドマラソンメジャーズ (AWMM)シリーズの「東京マラソン2027」の大会概要やメインビジュアルを発表した。 20回の記念大会となる今回は、マラソンの定員を100 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年7月号 (6月12日発売)

2026年7月号 (6月12日発売)

特集 村竹&橋岡&諸田
インターハイ特集!

page top