HOME 国内、日本代表

2023.10.03

棒高跳・諸田実咲が4m48の日本新で2位!「ワクワクした気持ちあった」/アジア大会
棒高跳・諸田実咲が4m48の日本新で2位!「ワクワクした気持ちあった」/アジア大会

23年アジア大会女子棒高跳で日本記録を樹立し、銀メダルを獲得した諸田実咲

女子棒高跳日本歴代5傑

4.48 諸田 実咲(アットホーム)    2023.10. 2
4.40 我孫子智美(滋賀レイクスターズ) 2012. 6. 9
4.36 錦織 育子(三慶サービスAC)  2006. 4.29
4.35 近藤 高代(長谷川体育施設)   2004. 5.29
4.33 那須 眞由(KAGOTANI)      2022. 4.24

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションに行われた女子棒高跳で、諸田実咲(アットホーム)が銀メダルを獲得。自らの日本記録を7cm更新する4m48に成功した。 「まさかです。記録は狙っていなくて、3位以内に入れればいいなって思っていました」。そう言って目を丸くする。アジア記録保持者の李玲、17年U18世界選手権金メダルの牛春格という強力な中国勢がいたため、「銀メダルが取れるとは思っていなかったです」と笑う。 試技だけで見れば絶好調だった。3m80からスタートさせた諸田は、4m00、4m10、4m20、4m30と1回で成功を重ねていく。今季は6月中旬から膝を痛めていた影響もあり、アジア選手権以降もなかなか調子が上がらなかった。「3週間前にやっと痛みが減ってきました」。現地入りしてから「すごく動けて、ワクワクした気持ちがあった」という。 「動きにキレもあって、踏み切りに向けてスピードも出せた。4m30がすごくい浮いていたので、これは4m40は普通にいけるなって」 そのイメージ通り、昨年までの日本記録を、この大舞台で跳んで見せた。続く4m48は「もっとポールを曲げられて、反発をもらうイメージでいったら跳べちゃいました」。 ビッグゲームで跳んだ価値あるビッグジャンプ。「大きな大会で跳べたことで自信が得られました。パリ五輪も少し近づいたかなって思います」。 小学生時代から棒高跳に魅了され、学生記録、日本記録と塗り替えてきた諸田。棒高跳王国・群馬が生んだ最高傑作は、世界へ飛び立つための準備に入った。

女子棒高跳日本歴代5傑

4.48 諸田 実咲(アットホーム)    2023.10. 2 4.40 我孫子智美(滋賀レイクスターズ) 2012. 6. 9 4.36 錦織 育子(三慶サービスAC)  2006. 4.29 4.35 近藤 高代(長谷川体育施設)   2004. 5.29 4.33 那須 眞由(KAGOTANI)      2022. 4.24

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.19

中距離特化イベントに北口榛花、寺田明日香ら豪華ゲスト「世代問わず交流」陸上界盛り上げへ垣根超え

中距離特化の競技会イベント「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT」のファイナル東京大会が10月19日に都内で行われ、豪華ゲストが参加して大会を盛り上げた。 トップ選手から一般ランナーまで、公認・ […]

NEWS 三井住友海上が大会新!4区から独走、3人が区間賞でクイーンズへ!/プリンセス駅伝

2025.10.19

三井住友海上が大会新!4区から独走、3人が区間賞でクイーンズへ!/プリンセス駅伝

プリンセス駅伝2025の成績一覧 三井住友海上 2.15.53=大会新 スターツ 2.18.04 天満屋 2.18.15 京セラ 2.18.18 シスメックス 2.18.25 ユニクロ 2.18.37 ルートインホテルズ […]

NEWS 「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!

2025.10.19

「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!

「俺たちの箱根駅伝」が実写ドラマ化!池井戸潤さんのコメント全文 「箱根駅伝」の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか?こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人 […]

NEWS バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ

2025.10.19

バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ

◇東京レガシーハーフマラソン2025(10月18日/国立競技場発着:21.0975km) 東京レガシーハーフマラソンの男子エリートの部が行われ、セレモン・バレガ(エチオピア)が1時間1分22秒(速報値)で優勝した。 日差 […]

NEWS 法大は本戦に17秒届かず 落選校最速タイムも「この17秒は近いようで遠い」/箱根駅伝予選会

2025.10.19

法大は本戦に17秒届かず 落選校最速タイムも「この17秒は近いようで遠い」/箱根駅伝予選会

◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大が10時間32分23秒でトップ通過を果たした。法大は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top