2023.09.25
◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)
全日本実業団対抗の3日目が行われた。
女子走高跳は津田シェリアイ(築地銀だこ)が日本歴代10位タイの自己記録に並ぶ1m85で連覇した。津田は1m70、73、76を1回で成功。1m79は2回目でクリアする。この高さを跳んだのは髙橋渚(メイスンワーク)と2人。競り合いとなるなから、1m82はともに1回で跳んだ。続く1m85を津田が3回目に跳んだのに対し、髙橋は惜しくもクリアならず。津田の優勝が決まった。
津田は1m88にバーを上げると、非常に惜しい跳躍を見せる。「行けたと思った」と本人も悔しがった。昨年のこの大会を制した後に左膝を故障して前半シーズンを棒に振った。実はそれ以外にも手術するほどのケガも含め、度重なる故障で「3年ぶりに全助走だったので、少し緊張もありました」。ポテンシャルの高さを見せた津田は、年間通して戦うために「この冬はケガなくやっていきたい」と意気込みを語った。
男子200mは佐藤拳太郎(富士通)が向かい風1.0mのなか20秒70の自己新で優勝した。佐藤はブダペスト世界選手権400mの予選で44秒77の日本新を樹立。400mのためにも「単純なスピードが足りない」と200mでの記録向上を誓った。また、200m予選では佐藤風雅(ミズノ)も20秒83(+0.2)の組1着(決勝棄権)。2人は29日に開幕する杭州アジア大会400mに出場する。
女子800mは1500mと5000mの日本記録保持者・田中希実(New Balance)が2分03秒98のシーズンベストで優勝。体調不良から状態が回復途上ながらさすがの強さを発揮した。
女子100mハードルでは大松由季(サンドリヨン)が日本女子6人目の12秒台となる12秒97(+2.0)をマークして優勝。2位に日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が13秒04で続き、ブダペスト世界選手権代表の田中佑美(富士通)が13秒10で3位だった。
団体総合は43点を獲得したKAGOTANIが優勝。創部2年で頂点に立った。男子総合は26点で富士通、女子総合は22点でミズノがそれぞれトップだった。
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