2023.06.15
◇インターハイ近畿地区大会(6月15日~18日/和歌山・紀三井寺公園競技場)1日目
夏の北海道インターハイを懸けた近畿地区大会の1日目が行われ、女子400mは福井彩乃(京都橘3)が55秒23の自己新で快勝した。
「準決勝で自己ベスト(55秒52)に近いタイムが出せたことが自信になって、気持ちが上がっていました」と臨んだ決勝。前半から小気味良いストライドで他をリードし、後半も後続の追い上げを許さない。自己新の55秒23で優勝を飾る盤石のレース運びを見せた。
それでも、「54秒台を目指していたので」と福井は満足していない。「前半は自信があったけど、今日は飛ばせなかった」ことが反省点。「全国ではこのレベルじゃまだまだです」と気持ちを引き締める。
冬季に「マークを置いて、先生が取るリズムに合わせてもも上げを繰り返す」取り組みによって、「400mの前半の入りのリズムがすごく良くなりました」。余計な力を入れずともスピードが上がる流れを作れているそうで、持ち味の前半に磨きがかかっている。
インターハイに向けては、「前半から行って、そのリズムを後半にもつなげられるようにすること」を課題に挙げる福井。昨年は、この種目で予選落ちだった全国の舞台で、今度は「その鬱憤を晴らす走りをしたい。53秒台を出し、全国優勝することが目標です」と力強く語った。
京都橘勢は、4×100mリレーでも快進撃。予選で早くも大会タイの45秒73をマークすると、準決勝では45秒48。学校別高校歴代7位、近畿高校新を叩き出した。
予選から、京都府大会と同じ大前陽菜乃(1年)、森本海咲希(3年)、河野桃々(2年)、井関梨乃(2年)のオーダー。明日の決勝ではさらなる記録更新なるか。注目のスタートは16時45分予定だ。
全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
写真/弓庭保夫
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.09
やり投・新井涼平が母校で引退試合「競技者としても人間としても成長」
-
2025.11.09
-
2025.11.08
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.09
女子七種競技・本多七が5414点! 自己記録80点更新し、U20歴代&高校歴代2位/エブリバディ・デカスロン
11月8日、9日の両日、愛知県の美浜町運動公園陸上競技場で第30回エブリバディ・デカスロン in 愛知が開催され、女子七種競技で本多七(園田学園高3兵庫)が5414点の高校歴代2位となる好記録で優勝を飾った。 昨年のイン […]
2025.11.09
ニューイヤー駅伝出場チームが決定! 3チームが記念大会枠獲得で40チーム 旭化成は40年連続の節目 MABPが初全国
来年元日の第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、群馬県庁発着)の出場チームが、11月9日の中部・北陸、関西、中国地区予選の終了をもって出そろった。 ニューイヤー駅伝の出場枠は例年37チームだが、今回は70回の記 […]
2025.11.09
やり投・新井涼平が母校で引退試合「競技者としても人間としても成長」
男子やり投で今季限りでの引退を表明している新井涼平(スズキ)が11月8日、母校・国士舘大の記録会に出場して競技生活に別れを告げた。 1991年6月23日生まれの34歳。埼玉県長瀞町出身で、小学校時代はソフトボール部、中学 […]
2025.11.09
中国電力が2年ぶり22回目のV 6区・池田勘汰で逆転/中国実業団対抗駅伝
◇第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日/広島・せら文化センター発着、7区間80.8km) 第64回中国実業団対抗駅伝が行われ、中国電力が3時間58分08秒の大会新記録で2年ぶり22回目の優勝を果たした。 中国電力は1区 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望