HOME 高校

2023.06.08

男子100m中川穂泉が県高校新の10秒36!七種競技・井上みさきが18年ぶりの大会新V 植松康太は4種目で大会記録更新/IH長崎県大会
男子100m中川穂泉が県高校新の10秒36!七種競技・井上みさきが18年ぶりの大会新V 植松康太は4種目で大会記録更新/IH長崎県大会

200mと両リレーの3種目で優勝を飾った植松康太

8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げた。

長崎県大会は6月3日~6日の4日間、トランスコスモススタジアム長崎(長崎県立総合運動公園競技場)で行われ、各種目で好記録が続出。男子100mで中川穂泉(佐世保西3)が10秒36(+0.5)と、県高校記録(10秒42)を9年ぶりに塗り替えて優勝した。植松康太(長崎南3)も10秒42の県高校タイ(大会新)で2位に入ったほか、6位が10秒79という高水準となった。

広告の下にコンテンツが続きます

植松は100mで敗れたものの、200m2次予選で21秒25(+0.2)の大会記録を樹立。決勝では21秒36(-0.7)で圧勝している。また、4×100mリレーでは植松が3走を担った長崎南が40秒96でV。植松と48秒36で400mに優勝の近藤庵慈(2年)を擁した4×400mリレーも3分14秒50で快勝しを果たし、植松は100m、200m、両リレーで大会記録を塗り替えた。

男子5000mは1月の都道府県対抗男子駅伝1区3位の川原琉人(五島南3)が14分15秒98 と、大会記録(14分21秒31)を19年ぶりに更新。川原は1500mも3分53秒90で制しており、長距離2冠に輝いている。男子やり投では今季67m44をマークしている池田栄志(長崎日大3)が64m43で、2位以下に大差をつけて完勝を収めた。

女子100mは榎並彩(純心女3)が12.12(+1.0)の大会タイ記録で優勝。チームメイトの井上美晴(3年)も12秒15で入り、ワンツーを飾った。榎並は走幅跳でも5m71(+0.6)の大会タイ記録で制し、井上も三段跳に11m12(―0.4)で快勝。女子4×100mリレーでは井上を2走、榎並を4走に起用した純心女が47秒05でトップに立った。

女子七種競技では4743点で井上みさき(長崎日大2)が18年ぶりに大会新記録を樹立して2連覇達成。200mを25秒87(+0.9)で制して2種目優勝も飾っている。また、女子ハンマー投では竹村紗奈(長崎女2)が47m03と、5月に自身が樹立した県高校記録を更新して圧勝。

広告の下にコンテンツが続きます

また、女子砲丸投では浦瀬優(対馬3)が12m96、女子やり投で勝見風李(対馬3)が47m38と、今季全国ランキング上位者がそれぞれ優勝を果たし、北九州大会へ駒を進めている。

学校対抗は男女ともに長崎日大がV。男子はフィールド種目で得点を重ねて173点、女子も146.5点と他校を大きくリードした。

北九州大会は6月15日から4日間、福岡県の福岡市東平尾公園博多の森競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げた。 長崎県大会は6月3日~6日の4日間、トランスコスモススタジアム長崎(長崎県立総合運動公園競技場)で行われ、各種目で好記録が続出。男子100mで中川穂泉(佐世保西3)が10秒36(+0.5)と、県高校記録(10秒42)を9年ぶりに塗り替えて優勝した。植松康太(長崎南3)も10秒42の県高校タイ(大会新)で2位に入ったほか、6位が10秒79という高水準となった。 植松は100mで敗れたものの、200m2次予選で21秒25(+0.2)の大会記録を樹立。決勝では21秒36(-0.7)で圧勝している。また、4×100mリレーでは植松が3走を担った長崎南が40秒96でV。植松と48秒36で400mに優勝の近藤庵慈(2年)を擁した4×400mリレーも3分14秒50で快勝しを果たし、植松は100m、200m、両リレーで大会記録を塗り替えた。 男子5000mは1月の都道府県対抗男子駅伝1区3位の川原琉人(五島南3)が14分15秒98 と、大会記録(14分21秒31)を19年ぶりに更新。川原は1500mも3分53秒90で制しており、長距離2冠に輝いている。男子やり投では今季67m44をマークしている池田栄志(長崎日大3)が64m43で、2位以下に大差をつけて完勝を収めた。 女子100mは榎並彩(純心女3)が12.12(+1.0)の大会タイ記録で優勝。チームメイトの井上美晴(3年)も12秒15で入り、ワンツーを飾った。榎並は走幅跳でも5m71(+0.6)の大会タイ記録で制し、井上も三段跳に11m12(―0.4)で快勝。女子4×100mリレーでは井上を2走、榎並を4走に起用した純心女が47秒05でトップに立った。 女子七種競技では4743点で井上みさき(長崎日大2)が18年ぶりに大会新記録を樹立して2連覇達成。200mを25秒87(+0.9)で制して2種目優勝も飾っている。また、女子ハンマー投では竹村紗奈(長崎女2)が47m03と、5月に自身が樹立した県高校記録を更新して圧勝。 また、女子砲丸投では浦瀬優(対馬3)が12m96、女子やり投で勝見風李(対馬3)が47m38と、今季全国ランキング上位者がそれぞれ優勝を果たし、北九州大会へ駒を進めている。 学校対抗は男女ともに長崎日大がV。男子はフィールド種目で得点を重ねて173点、女子も146.5点と他校を大きくリードした。 北九州大会は6月15日から4日間、福岡県の福岡市東平尾公園博多の森競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]

NEWS 箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

2025.12.27

箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]

NEWS 國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025.12.27

國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025年度第7回早大競技会は12月27日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子5000mは國學院大の田中愛睦(3年)が14分14秒08で全体トップだった。 千葉・八千代松陰高出身の田中は […]

NEWS 村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

2025.12.27

村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]

NEWS “5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

2025.12.27

“5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

第102回東京箱根間往復大学駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 今回も前回10位までのシード10校と予選会を通過した10校、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計21チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top