HOME 国内

2023.06.03

ハンマー投・大学2年の村上来花 過去最高2位も「悔しい気持ち大きい」/日本選手権
ハンマー投・大学2年の村上来花 過去最高2位も「悔しい気持ち大きい」/日本選手権

23年日本選手権女子ハンマー投で2位に入った村上来花

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に女子ハンマー投が行われ、日本記録保持者のマッカーサー・ジョイ(NMFA)が63m31で優勝した。

2位には大学2年生の村上来花(九州共立大)が62m63で2位に入った。青森・弘前実高時代に3位に入っている村上だが、昨年はU20日本選手権に出場して優勝。「大学に入ってから初めての日本選手権。メダルの色は良くなりましたが、勝てる可能性もあったので悔しいほうが大きいです」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

1回目に61m64、3回目に62m63に記録を伸ばした。しかし、「力を抜こうと思っていても、勝つチャンスがあると思って決めたい気持ちが強すぎました。リリースポイントがズレてしまいました」。その後はファウルも続いた。

高校時代から年代別すべての記録を塗り替え、昨年はU20世界選手権で銅メダル獲得の快挙を成し遂げている。今年4月1日には65m33の学生記録を打ち立てていた。

この日は米国育ちで日本国籍を取得して日本記録(69m89)を持つマッカーサーと初対決。「リリース角度、高さ、ハンマーの円の大きさなどが違いましたし、国内で『世界』を感じられるのはうれしい。もっと上を目指したいという気持ちになれます」。

今年はワールドユニバーシティゲームズ代表に内定。アジア選手権やアジア大会も見据えている。「2度目の国際大会になるので、しっかり準備をしていきたいです」。ハンマー投の歴史を塗り替えるため、まずは「日々の練習を頑張りたい」と足元を固めていく。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に女子ハンマー投が行われ、日本記録保持者のマッカーサー・ジョイ(NMFA)が63m31で優勝した。 2位には大学2年生の村上来花(九州共立大)が62m63で2位に入った。青森・弘前実高時代に3位に入っている村上だが、昨年はU20日本選手権に出場して優勝。「大学に入ってから初めての日本選手権。メダルの色は良くなりましたが、勝てる可能性もあったので悔しいほうが大きいです」と振り返る。 1回目に61m64、3回目に62m63に記録を伸ばした。しかし、「力を抜こうと思っていても、勝つチャンスがあると思って決めたい気持ちが強すぎました。リリースポイントがズレてしまいました」。その後はファウルも続いた。 高校時代から年代別すべての記録を塗り替え、昨年はU20世界選手権で銅メダル獲得の快挙を成し遂げている。今年4月1日には65m33の学生記録を打ち立てていた。 この日は米国育ちで日本国籍を取得して日本記録(69m89)を持つマッカーサーと初対決。「リリース角度、高さ、ハンマーの円の大きさなどが違いましたし、国内で『世界』を感じられるのはうれしい。もっと上を目指したいという気持ちになれます」。 今年はワールドユニバーシティゲームズ代表に内定。アジア選手権やアジア大会も見据えている。「2度目の国際大会になるので、しっかり準備をしていきたいです」。ハンマー投の歴史を塗り替えるため、まずは「日々の練習を頑張りたい」と足元を固めていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top