2023.05.30
8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
福岡県大会は5月26日~28日の3日間、博多の森競技場で行われ、男女で3つの県高校新、6つの大会新記録が誕生するなど盛況に沸いた。
大会のハイライトは全国大会並みの高水準だった女子短距離。柴藤凜(福大若葉3)が100mで予選11秒91(+1.7)、準決勝11秒82(-0.3)と立て続けに大会記録を更新すると、決勝では向かい風1.1mの中で県高校新となる11秒74まで短縮して快勝した。
柴藤は200mでも24秒01(+0.3)の県高校新記録を樹立して優勝。2位の福岡梓音(中村学園女2)も従来の県高校記録を上回る24秒17と好タイムで、3位のウィリアムズ・シャマーヤ美杏(中村学園女1)が24秒28、4位の井手口 陽菜里(筑紫女学園3)が24秒43、谷本実優(九国大付2)が24秒51と、ここまでが大会新記録だった。
4×100m、4×400mの両リレーは中村学園女が46秒87、3分47秒23の好タイムでそれぞれ制覇。激戦の4×400mリレーは2位の福岡大若葉が3分49秒12、3位の近大福岡が3分49秒59など6位までが3分52秒を切る大激戦となった。
男子400mでは庄籠大翔(東福岡3)が今季高校最高となる47秒24で優勝。2位にはチームメイトの渕上翔太(3年)が47秒56で入り、東福岡勢がワン・ツーを飾った。3位の小幡心優(自由ケ丘3)も47秒63と全国大会並みのハイレベルに。渕上はメイン種目の400mハードルを50秒82で走破し、従来の大会記録を0秒11更新して連覇を達成した。
庄籠、渕上らが走った4×400mリレーは、3分10秒49の大会新記録で優勝。2位の自由ケ丘も3分11秒54で従来の大会記録を更新するなど、こちらも高水準の戦いに。東福岡は今季100mで10秒28をマークしている黒木海翔(3年※)を欠きながらも、4×100mリレーを41秒16で制している。
※黒木は6月4日から韓国・醴泉で開催されるU20アジア選手権出場のため県大会は免除資格を有する
男子棒高跳では月俣春風選手(三井3)が4m76をクリアし、23年ぶりに大会記録を更新。110mハードルでは中学記録保持者で昨年の全中覇者の岩本咲真(東福岡)が14秒95(±0)で1年生優勝を達成した。
女子三段跳では佐田那奈(福岡雙葉3)が6回目に12m57(+1.9)のビッグジャンプを披露し、県高校記録を更新して優勝。佐田は走高跳も1m62で制した。
男子総合はフィールド種目で60点を量産した福岡第一が96点で、女子総合は中村学園女が157.5点で、それぞれ優勝を飾った。
北九州大会は6月15日から4日間、県大会と同じく福岡県の博多の森競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.19
三井住友海上が大会新!4区から独走、3人が区間賞でクイーンズへ!/プリンセス駅伝
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
-
2025.10.19
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.19
三井住友海上が大会新!4区から独走、3人が区間賞でクイーンズへ!/プリンセス駅伝
◇第11回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/10月19日、福岡県宗像市・宗像ユリックスを発着 6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の出場権を懸けた第11 […]
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
日本テレビは来年、池井戸潤さん原作『俺たちの箱根駅伝』の連続ドラマ放送が決定したと発表した。 「半沢直樹」「下町ロケット」など人間ドラマを描く作家・池井戸さんによる『俺たちの箱根駅伝』は21年から23年まて『週刊文春』で […]
2025.10.19
バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ
◇東京レガシーハーフマラソン2025(10月18日/国立競技場発着:21.0975km) 東京レガシーハーフマラソンの男子エリートの部が行われ、セレモン・バレガ(エチオピア)が1時間1分22秒(速報値)で優勝した。 日差 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望