2023.05.26
日本陸上競技学会は第8期(2023~26年)の理事・役員を発表した。
これまで会長を務めてきた尾縣貢氏が3月末で退任し、4月から順大の青木和浩氏が新会長に就任。副会長は杉田正明氏(日体大)、安井年文氏(青学大)、青山清英氏(日大)がそれぞれ務め、理事長に森丘保典氏(日大)が就任した。
日本陸連会長も務める尾縣氏は退任の挨拶で発足当時の思い出やこれまでの活動を振り返りつつ、21年東京五輪や昨年のオレゴン世界選手権での選手団の活躍を例に「競技力は着実に向上しており、その要因の一つにコーチング現場での情報・医科学サポートの有効活用が挙げられ、そこでは学会活動等により積み上げてきた研究成果が活用されたと言える」と綴っている。
その上で、「これからは競技力向上のみならず、陸上競技で社会的課題を解決するというSDGsの要素を学会活動の目的に含ませ、陸上競技の価値を高めていく活動も必要」と後任への期待を込める。
青木新会長は「会長職を引き継ぎ、大変光栄であると同時にその重責を感じております」と心境を綴り、「変動する社会において新たな視点での取り組みも踏まえ、学会をさらに進化していきたいと考えております」と決意表明している。
日本陸上競技学会は「競技スポーツ・生涯スポーツとしての陸上競技を理論的に実践し、トレーニングやコーチング現場で生じる諸問題について科学的解明とその研究成果を活動現場に還元するということで、競技力の向上に資すること」を目的に、2002年に発足。年1回の学会大会開催や学術雑誌『陸上競技学会誌』の発刊などを行っている。
日本陸上競技学会 第8期理事・役員一覧
●会長 青木 和浩 (順天堂大学) ●副会長 杉田 正明 (日本体育大学) 安井 年文 (青山学院大学) 青山 清英 (日本大学) ●理事長 森丘 保典 (日本大学) ●副理事長 木越 清信 (筑波大学) ●事務局長 小木曽 一之 (青山学院大学) ●事務局(幹事) 田原 陽介 (青山学院大学) ●編集委員長 眞鍋 芳明 (中京大学) ●編集委員 伊藤 信之 (横浜国立大学) 鯉川 なつえ (順天堂大学) 大橋 祐二 (日本女子体育大学) ●編集委員(幹事) 藤林 献明 (中京大学) ●学会大会委員長 大山卞 圭悟 (筑波大学) ●学会大会委員 麻場 一徳 (山梨学院大学) 榎本 靖士 (筑波大学) ●学会大会委員(幹事) 中野 美沙 (筑波大学) ●企画広報委員長 青山 亜紀 (日本大学) ●企画広報委員 山崎 一彦 (順天堂大学) 谷川 聡 (筑波大学) 児玉 育美 ●企画広報委員(幹事) 関 慶太郎 (日本大学) ●監事 繁田 進 (東京学芸大学) 桜井 智野風 (桐蔭横浜大学)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
TBSの『最強スポーツ男子頂上決戦2025冬』が12月21日に放送され、東京世界選手権代表選手が多数出場して番組を盛り上げた。 ビーチフラッグスやモンスターボックス(跳び箱)など、身体能力を生かすさまざまな種目で、運動神 […]
2025.12.21
今井悠貴がV 順大勢が上位で力示す 2位に明大の井上が入る/関東10マイル
第139回関東10マイルロードレースが12月21日に行われ、一般・学生男子10マイルは、今井悠貴(順大2)が47分38秒で優勝した。 今井は前橋育英高出身。11月に10000mで29分03秒33の自己新を出しているが、箱 […]
2025.12.21
大東大に13分51秒30で若林司ら都大路区間賞2人、豊川・嶋岡希ら10人合格!古豪復活へ有望そろう
大東大の男子長距離ブロックが26年度の推薦入学試験合格者を発表した。 この日行われた全国高校駅伝で2位に入った仙台育英(宮城)から、アンカー7区を務め区間賞を獲得した若林司が加入。5000mでは13分51秒30のベストを […]
2025.12.21
部員全員で戦った鳥取城北は初入賞の4位 「タスキリレーができてうれしかった」/全国高校駅伝・男子
◇全国高校駅伝・男子(12月21日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km) 全国高校駅伝の男子が行われ、学法石川(福島)が2時間0分36秒の高校最高記録で初優勝を飾った。鳥取城北(鳥取)は県最高 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳