2023.01.23
◇第28回全国都道府県男子駅伝(1月22日/広島・平和記念公園前発着:7区間48km)
大学生・社会人の最長区間を制したのは、正月の箱根駅伝を走れなかった神奈川大4年生の佐賀・山﨑諒介だった。13kmを37分26秒で走破し、区間2位に10秒差をつけて区間賞を獲得。「自分でもびっくりしています」と本人も予想外の快走だった。
佐賀城東中3年時以来7年ぶりの出場だった山﨑は、21位でタスキを受け取ると、積極的に前を追った。「チームの目標は10番台(19位以内)。あまり調子が良かったわけではなかったのですが、タイムは気にせず攻めの走りができました」。次々と順位を上げ、チーム目標を大きく上回る11位でフィニッシュ。10人を抜き去り、区間記録にも17秒と迫った。
昨年10月の予選会で11位と敗退し、最後の箱根駅伝出場を逃していた山﨑。「本当に悔しくて、挽回するチャンスがあるのがこの駅伝だった。神奈川大からは自分しか出場しなかったので、チームメイトのことを思って走りました」。
大学卒業後は戸上電機製作所で競技を続ける。「これまで故障が多かったので、実業団選手の自覚を持って第一線で活躍できる選手になりたい」という目標を掲げる。3年時の箱根駅伝で山上りの5区を区間7位と好走し、昨年は7月に10000mで28分36秒96と自己新をマークしていた実力者が、大学生最後の大舞台で光り輝いた。
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