HOME ニュース、海外

2022.05.01

18歳エリヨン・ナイトンが男子200mで世界歴代4位の19秒49! 自身のU20世界記録を大幅に更新するビッグレコード!
18歳エリヨン・ナイトンが男子200mで世界歴代4位の19秒49! 自身のU20世界記録を大幅に更新するビッグレコード!


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
30日、米国カリフォルニア州のバトンルージュで行われた競技会で、東京五輪男子200m4位のエリヨン・ナイトン(米国)が19秒49(+1.4)の世界歴代4位、U20世界新記録のタイムを叩きだした。

2004年1月生まれのナイトンは現在、18歳。中学時代は陸上とサッカーを掛け持ち、高校ではアメフトにも取り組んだ。20年に100mで10秒29、200mで20秒33をマークしたことで次代のスプリンターとして期待を集めると、昨年5月には20秒11(+1.6)をマーク。200m世界記録保持者のU.ボルト(ジャマイカ)が持っていたU18世界最高記録(20秒13)を18年ぶりに更新した。その後、6月にはタイムを19秒84まで短縮してボルトのU20世界記録(19秒93)をも塗り替え、8月の東京五輪ではメダルは逃したものの、17歳にして世界トップクラスの走りを見せていた。

今季の4月16日に100mで10秒04と自己記録を更新。200m初戦となった今大会では、40m付近から一気に加速して他のスプリンターを置き去りにすると、最後までスピードを緩めることなくゴールを駆け抜けた。世界歴代ではボルトの19秒19、Y.ブレイク(ジャマイカ)の19秒26、M.ジョンソン(米国)の19秒32に次ぐ驚異的な記録となった。

広告の下にコンテンツが続きます

また、ボツワナで行われた競技会では18歳のL.テボゴ(ボツワナ)が男子100mで従来の記録を0.01秒上回る9秒96(+1.9)のU20世界新記録を打ち立てた。

■男子200m世界歴代10傑
19.19 -0.3 U.ボルト(ジャマイカ)  2009年
19.26 0.7 Y.ブレイク(ジャマイカ) 2011年
19.32 0.4 M.ジョンソン(米国)   1996年
19.49 1.4 E.ナイトン(米国)    2022年
19.50 -0.1 N.ライルズ(米国)    2019年
19.53 0.7 W.ディックス(米国)   2011年
19.57 0.4 J.ガトリン(米国)    2015年
19.58 1.3 T.ゲイ(米国)      2009年
19.62 -0.5 A.デグラス(カナダ)   2021年
19.63 0.4 X.カーター(米国)    2006年

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 30日、米国カリフォルニア州のバトンルージュで行われた競技会で、東京五輪男子200m4位のエリヨン・ナイトン(米国)が19秒49(+1.4)の世界歴代4位、U20世界新記録のタイムを叩きだした。 2004年1月生まれのナイトンは現在、18歳。中学時代は陸上とサッカーを掛け持ち、高校ではアメフトにも取り組んだ。20年に100mで10秒29、200mで20秒33をマークしたことで次代のスプリンターとして期待を集めると、昨年5月には20秒11(+1.6)をマーク。200m世界記録保持者のU.ボルト(ジャマイカ)が持っていたU18世界最高記録(20秒13)を18年ぶりに更新した。その後、6月にはタイムを19秒84まで短縮してボルトのU20世界記録(19秒93)をも塗り替え、8月の東京五輪ではメダルは逃したものの、17歳にして世界トップクラスの走りを見せていた。 今季の4月16日に100mで10秒04と自己記録を更新。200m初戦となった今大会では、40m付近から一気に加速して他のスプリンターを置き去りにすると、最後までスピードを緩めることなくゴールを駆け抜けた。世界歴代ではボルトの19秒19、Y.ブレイク(ジャマイカ)の19秒26、M.ジョンソン(米国)の19秒32に次ぐ驚異的な記録となった。 また、ボツワナで行われた競技会では18歳のL.テボゴ(ボツワナ)が男子100mで従来の記録を0.01秒上回る9秒96(+1.9)のU20世界新記録を打ち立てた。 ■男子200m世界歴代10傑 19.19 -0.3 U.ボルト(ジャマイカ)  2009年 19.26 0.7 Y.ブレイク(ジャマイカ) 2011年 19.32 0.4 M.ジョンソン(米国)   1996年 19.49 1.4 E.ナイトン(米国)    2022年 19.50 -0.1 N.ライルズ(米国)    2019年 19.53 0.7 W.ディックス(米国)   2011年 19.57 0.4 J.ガトリン(米国)    2015年 19.58 1.3 T.ゲイ(米国)      2009年 19.62 -0.5 A.デグラス(カナダ)   2021年 19.63 0.4 X.カーター(米国)    2006年

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.06

七種競技アナ・ホール「表彰台の頂点に立ちたい」世界記録は「最も難しいものの一つ」/東京世界陸上

女子七種競技で世界歴代2位タイの7032点を持つアナ・ホール(米国)が9月6日、都内で練習を公開し、本誌の単独取材に応じた。 早くから期待を集めてきたが、21年の東京五輪トライアルだった全米選手権で足首を痛めて途中棄権。 […]

NEWS 【女子棒高跳】大豆生田花音(樹徳高2)4m05=高校歴代6位タイ、高2歴代2位

2025.09.06

【女子棒高跳】大豆生田花音(樹徳高2)4m05=高校歴代6位タイ、高2歴代2位

第78回群馬県高校対抗大会が9月6日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で開幕し、女子棒高跳で大豆生田花音(樹徳2)が高校歴代6位タイ、高2歴代2位の4m05に成功して優勝した。 これまでの自己ベストは、3月下旬の群馬県室内 […]

NEWS 砲丸投ライアン・クルーザー 肘を痛め復活へ「逆境を乗り越えて誇りに思う」/東京世界陸上

2025.09.06

砲丸投ライアン・クルーザー 肘を痛め復活へ「逆境を乗り越えて誇りに思う」/東京世界陸上

男子砲丸投の世界記録保持者のライアン・クルーザー(米国)が9月6日、都内で練習を公開し、本誌の単独取材に応じた。 23m56の世界記録を持ち、五輪初の3連覇、世界選手権も2連覇中のクルーザー。だが、今季は肘のケガもあり、 […]

NEWS 米国代表が練習を公開!110mHホロウェイらが汗流す ファンとの交流も/東京世界陸上

2025.09.06

米国代表が練習を公開!110mHホロウェイらが汗流す ファンとの交流も/東京世界陸上

9月13日に開幕する東京世界選手権を前に、都内で事前合宿をしている米国代表が9月6日、練習を公開した。 東京・世田谷区の総合運動場陸上競技場での練習を一般公開した米国代表。男子110mハードルで世界選手権3連覇中のグラン […]

NEWS ケニア 2029年または2031年の世界陸上開催地に立候補 実現すればアフリカ初

2025.09.06

ケニア 2029年または2031年の世界陸上開催地に立候補 実現すればアフリカ初

ケニア陸連のジャクソン・トゥウエイ会長は2029年または2031年の世界選手権開催地に立候補すると表明した。海外メディアが9月6日、報じている。実現すれば、アフリカ初となる。 ケニア陸連は2025年世界選手権を首都ナイロ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top