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2026.06.17

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男子スプリントと110mHは好記録誕生か 女子は中京大中京のリレーが充実 砲丸投や七種競技も全国レベル/IH東海
男子スプリントと110mHは好記録誕生か 女子は中京大中京のリレーが充実 砲丸投や七種競技も全国レベル/IH東海

松下碩斗(26年静岡国際)

滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。

インターハイ東海地区大会(静岡、愛知、三重、岐阜)は6月19日~21日の3日間、岐阜市のヒマラヤスタジアム岐阜(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)で開催される。5月に行われた各県大会など直近の戦績をふまえ、注目種目や選手、見どころなどを紹介していく。

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ハイレベルな種目が多く、注目どころが満載だ。まずは男子短距離。100mは静岡県大会で27年ぶりに大会記録を上回る10秒33(+2.0)と松下碩斗(静岡2)、10秒43を出した鈴木獅響(浜松湖東3)が再激突。また、5月下旬のU20アジア選手権出場のため、県大会でシードを行使した伴野智星(静岡市立3)が参戦するだろう。ただし、条件の異なる他県大会を10秒6~7台で通過した有力選手たちにもチャンスはある。

200mは松下(21秒02)と鈴木(21秒03)が静岡県大会で0.01秒差の接戦を演じたが、伴野は20秒87のベストを持つ。21秒14(+0.1)を出した前田隼汰(三好3)ら、愛知勢、三重勢にもチャンスはある。400mは鈴木愛将(中京大中京3愛知)の47秒24を筆頭に、長谷部瑛大(県岐阜商3)、土屋祐太(浜松西3静岡)、前回2位の吉田明仁(日大三島3静岡)ら47秒台選手がひしめく。

さらに好記録が生まれそうなのが女子リレーだ。注目されるのが中京大中京(愛知)。全国3連覇を目指す4×100mリレーは、昨年のVメンバーである八代理衣(2年)と布施一葉(3年)が4、3走に配され、1走は全中2連覇を経験する北村環奈(1年)。県大会はバトンミスから46秒63の優勝記録も、日本選手権のサブイベント(6月14日)で45秒78を出し、さらなる好記録に目が離せない。この時には2走に400mのU20台湾記録(53秒13)を持つ留学生の陳羿岑(1年)を起用。陳が5月下旬のU20アジア選手権400mで自己記録に迫る53秒16、八代は県大会100mで11秒台を連発、同200mでは布施と矢代が24秒4台でワン・ツーを決めている。

4×400mリレーは県大会で3分40秒60を出し、今季全国トップ。陳と間瀬咲良の1年生コンビと粉川シャルワ華(3年)が県大会400mで1、2、5位。800mの今枝瞳(3年)を加えて隙がなく、高校記録(3分37秒67)にどこまで近づき、そして上回れるか。(※留学生が入るため、高校国内国際記録対象となる)

リレーメンバーは個人種目でも全国制覇、上位候補として注目される。なかでもU20アジア選手権の銀メダリストにもなった陳が旋風を巻き起こすか。800mで全国制覇を目指す今枝は昨年、インターハイと国民スポーツ大会少年Aでそれぞれ4位に入ったあと、U18大会を制覇。今季ベストは日本選手権予選での2分07秒24だが、自己記録は現役高校生トップの2分05秒73を持つ。

女子100m、200mは全国的に見ても強豪選手ぞろい。中京大中京のエースである八代と布施、支部大会で11秒87を出している石橋明美(岡崎城西2愛知)、静岡県大会を11秒91(+1.0)で制し2冠の平野優俐菜(浜松聖星3)らによる競り合いから誰が抜け出すか。4×100mリレーは三重県大会が松阪商46秒66、宇治山田商46秒73とハイレベル。中京大中京の牙城に立ち向かう。

男子110mハードルも激戦区。愛知県大会で元高校記録保持者の西徹朗(名古屋)が5年前に出した大会記録を3人が準決勝と決勝で立て続けに上回った。小木曽蒼真(中京大中京2)が昨年の14秒33から記録を伸ばし、高2歴代4位タイとなる13秒95(+0.4)で優勝したが、権田颯志(安城学園3)が14秒01、セントンゴ・シャリフ大駕(至学館3)が準決勝14秒06、決勝14秒10をマーク。三重県大会を14秒13(+1.3)で制した鎌倉舞飛(近大高専3)、静岡県大会14秒27(+1.1)の遠田煌芽(富士見2)が13秒台を見据え、稀にみる高速レースが期待される。権田には大会連覇がかかる。

男子トラックは他の種目でも今季の伸びが大きい選手たちが登壇する。800mも山口獅恩(豊橋南3愛知)、神谷幌(浜松北3静岡)、本間遥裕(豊川2愛知)、池田武蔵(伊勢学園3三重)らが全国ランキングの上位の記録を持ち、注目は静岡県大会で2位を4秒以上離した神谷か。1500mは森田陽翔(豊川3愛知)、5000mは前回覇者でもある久保俊太(美濃加茂3岐阜)が記録面でリード。しかしいずれの種目も、持ち記録では測れない争いになりやすい。

4×100mリレーは日本選手権サブイベントで40秒16を出した名古屋大谷、4×400mリレーは静岡県大会を3分10秒25で大差勝ちした東海大翔洋に、愛知県大会を好タイム(40秒30、3分11秒11)で制した中京大中京が対峙する。4×400mリレーは日大三島(静岡)や安城学園(愛知)なども強い。

男子フィールドは各種目に全国制覇、上位入賞経験者の核となる選手がおり、新鋭たちが挑む構図だ。

走高跳の石川大介(安城学園3愛知)と円盤投の藤井勇介(名古屋大谷3愛知)はいずれも昨年のU18大会覇者、走幅跳には国スポ少年B覇者の長谷部光輝(県岐阜商2)が加わる、八種競技はインターハイ3位の向原悠斗(皇学館3三重)がどっしり。それぞれ自己ベストを塗り替えるなど高い水準で歩みを進めており、パフォーマンスをブラッシュアップして、全国制覇への弾みをつけられるか。

女子七種競技のレベルが高い。全国上位の4770点をマークした堀内なな(東海大翔洋2静岡)、昨年の覇者で今季は4611点を出した夏目純佳(安生学園3愛知)、昨年のインターハイ10位の平岩琴葉(三好3愛知)らの対決も見逃せない。

砲丸投で昨年のU18大会を制し、今季の記録(13m99)も全国トップに立つ小川莉緒(稲生3三重)は、全国のライバルを引き離したいところ。円盤投との2種目で連覇がかかる。女子走高跳は掛川紗希(静岡市立3)がU20日本選手権を制した昨秋から主要大会では1m70をマークしている。

ハンマー投の河戸咲希(名古屋大谷3)は昨年に高2歴代4位の55m56を放っている。連覇とともに県大会の51m73からどこまで伸ばすか。円盤投は永田麗紗(松阪商3)、藤原茉央(1年)と小川の稲生コンビによる三重勢、やり投では45m88を投げた近藤理巴(三好3愛知)がアピールできるか。女子5000m競歩は愛知県大会を制した金田真穂(豊丘3愛知)が中心か。U18大会3000m競歩7位の竹内莉緒(至学館3)は県大会でのリベンジを狙っているだろう。

全国インターハイは7月30日から8月5日までの7日間、滋賀・平和堂HATOスタジアムで開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

文/奥村崇

滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。 インターハイ東海地区大会(静岡、愛知、三重、岐阜)は6月19日~21日の3日間、岐阜市のヒマラヤスタジアム岐阜(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)で開催される。5月に行われた各県大会など直近の戦績をふまえ、注目種目や選手、見どころなどを紹介していく。 ハイレベルな種目が多く、注目どころが満載だ。まずは男子短距離。100mは静岡県大会で27年ぶりに大会記録を上回る10秒33(+2.0)と松下碩斗(静岡2)、10秒43を出した鈴木獅響(浜松湖東3)が再激突。また、5月下旬のU20アジア選手権出場のため、県大会でシードを行使した伴野智星(静岡市立3)が参戦するだろう。ただし、条件の異なる他県大会を10秒6~7台で通過した有力選手たちにもチャンスはある。 200mは松下(21秒02)と鈴木(21秒03)が静岡県大会で0.01秒差の接戦を演じたが、伴野は20秒87のベストを持つ。21秒14(+0.1)を出した前田隼汰(三好3)ら、愛知勢、三重勢にもチャンスはある。400mは鈴木愛将(中京大中京3愛知)の47秒24を筆頭に、長谷部瑛大(県岐阜商3)、土屋祐太(浜松西3静岡)、前回2位の吉田明仁(日大三島3静岡)ら47秒台選手がひしめく。 さらに好記録が生まれそうなのが女子リレーだ。注目されるのが中京大中京(愛知)。全国3連覇を目指す4×100mリレーは、昨年のVメンバーである八代理衣(2年)と布施一葉(3年)が4、3走に配され、1走は全中2連覇を経験する北村環奈(1年)。県大会はバトンミスから46秒63の優勝記録も、日本選手権のサブイベント(6月14日)で45秒78を出し、さらなる好記録に目が離せない。この時には2走に400mのU20台湾記録(53秒13)を持つ留学生の陳羿岑(1年)を起用。陳が5月下旬のU20アジア選手権400mで自己記録に迫る53秒16、八代は県大会100mで11秒台を連発、同200mでは布施と矢代が24秒4台でワン・ツーを決めている。 4×400mリレーは県大会で3分40秒60を出し、今季全国トップ。陳と間瀬咲良の1年生コンビと粉川シャルワ華(3年)が県大会400mで1、2、5位。800mの今枝瞳(3年)を加えて隙がなく、高校記録(3分37秒67)にどこまで近づき、そして上回れるか。(※留学生が入るため、高校国内国際記録対象となる) リレーメンバーは個人種目でも全国制覇、上位候補として注目される。なかでもU20アジア選手権の銀メダリストにもなった陳が旋風を巻き起こすか。800mで全国制覇を目指す今枝は昨年、インターハイと国民スポーツ大会少年Aでそれぞれ4位に入ったあと、U18大会を制覇。今季ベストは日本選手権予選での2分07秒24だが、自己記録は現役高校生トップの2分05秒73を持つ。 女子100m、200mは全国的に見ても強豪選手ぞろい。中京大中京のエースである八代と布施、支部大会で11秒87を出している石橋明美(岡崎城西2愛知)、静岡県大会を11秒91(+1.0)で制し2冠の平野優俐菜(浜松聖星3)らによる競り合いから誰が抜け出すか。4×100mリレーは三重県大会が松阪商46秒66、宇治山田商46秒73とハイレベル。中京大中京の牙城に立ち向かう。 男子110mハードルも激戦区。愛知県大会で元高校記録保持者の西徹朗(名古屋)が5年前に出した大会記録を3人が準決勝と決勝で立て続けに上回った。小木曽蒼真(中京大中京2)が昨年の14秒33から記録を伸ばし、高2歴代4位タイとなる13秒95(+0.4)で優勝したが、権田颯志(安城学園3)が14秒01、セントンゴ・シャリフ大駕(至学館3)が準決勝14秒06、決勝14秒10をマーク。三重県大会を14秒13(+1.3)で制した鎌倉舞飛(近大高専3)、静岡県大会14秒27(+1.1)の遠田煌芽(富士見2)が13秒台を見据え、稀にみる高速レースが期待される。権田には大会連覇がかかる。 男子トラックは他の種目でも今季の伸びが大きい選手たちが登壇する。800mも山口獅恩(豊橋南3愛知)、神谷幌(浜松北3静岡)、本間遥裕(豊川2愛知)、池田武蔵(伊勢学園3三重)らが全国ランキングの上位の記録を持ち、注目は静岡県大会で2位を4秒以上離した神谷か。1500mは森田陽翔(豊川3愛知)、5000mは前回覇者でもある久保俊太(美濃加茂3岐阜)が記録面でリード。しかしいずれの種目も、持ち記録では測れない争いになりやすい。 4×100mリレーは日本選手権サブイベントで40秒16を出した名古屋大谷、4×400mリレーは静岡県大会を3分10秒25で大差勝ちした東海大翔洋に、愛知県大会を好タイム(40秒30、3分11秒11)で制した中京大中京が対峙する。4×400mリレーは日大三島(静岡)や安城学園(愛知)なども強い。 男子フィールドは各種目に全国制覇、上位入賞経験者の核となる選手がおり、新鋭たちが挑む構図だ。 走高跳の石川大介(安城学園3愛知)と円盤投の藤井勇介(名古屋大谷3愛知)はいずれも昨年のU18大会覇者、走幅跳には国スポ少年B覇者の長谷部光輝(県岐阜商2)が加わる、八種競技はインターハイ3位の向原悠斗(皇学館3三重)がどっしり。それぞれ自己ベストを塗り替えるなど高い水準で歩みを進めており、パフォーマンスをブラッシュアップして、全国制覇への弾みをつけられるか。 女子七種競技のレベルが高い。全国上位の4770点をマークした堀内なな(東海大翔洋2静岡)、昨年の覇者で今季は4611点を出した夏目純佳(安生学園3愛知)、昨年のインターハイ10位の平岩琴葉(三好3愛知)らの対決も見逃せない。 砲丸投で昨年のU18大会を制し、今季の記録(13m99)も全国トップに立つ小川莉緒(稲生3三重)は、全国のライバルを引き離したいところ。円盤投との2種目で連覇がかかる。女子走高跳は掛川紗希(静岡市立3)がU20日本選手権を制した昨秋から主要大会では1m70をマークしている。 ハンマー投の河戸咲希(名古屋大谷3)は昨年に高2歴代4位の55m56を放っている。連覇とともに県大会の51m73からどこまで伸ばすか。円盤投は永田麗紗(松阪商3)、藤原茉央(1年)と小川の稲生コンビによる三重勢、やり投では45m88を投げた近藤理巴(三好3愛知)がアピールできるか。女子5000m競歩は愛知県大会を制した金田真穂(豊丘3愛知)が中心か。U18大会3000m競歩7位の竹内莉緒(至学館3)は県大会でのリベンジを狙っているだろう。 全国インターハイは7月30日から8月5日までの7日間、滋賀・平和堂HATOスタジアムで開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/奥村崇

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