富士通は5月1日、チームの新体制を発表し、長距離ブロックコーチを務めていた三代直樹氏が監督に就任することになった。高橋健一監督は総監督に就任する。
三代氏は島根県出身の49歳。松江商高から順大に進み、大学時代には名門校のエースとして活躍。世界ジュニア選手権やユニバーシアードなどの国際大会で入賞を重ねた。
箱根駅伝では4年連続で出走し、4年時は2区で渡辺康幸(早大)の区間記録を更新する1時間6分46秒で駆け抜け、チームの総合優勝に貢献。大学卒業後に出場した9年のユニバーシアードでは、5000mと10000mの2種目でメダルを獲得した。
その後も日本選手権で上位入賞を続け、01年のエドモントン世界選手権では10000mに出場。08年に現役を退き、以降は広報、コーチとしてチームをサポートしていた。
三代氏はチームのホームページで「明るく楽しく競技に取り組みつつも、妥協なく自分自身を高め、戦う集団にしたいとも考えています」と話したほか、5月1日から陸上部の拠点が千葉市から神奈川県川崎市に移つることにも触れ、「今後は様々な切り口で地域貢献ができることが楽しみです。そして陸上競技部単体としては富士通の名を冠にした大会イベントや、青少年育成のアカデミーなども将来的には実現したいです」と語っている。
また、富士通はチームの新しい愛称として「Red Limit」を制定。チームのロゴを発表した。
富士通陸上部は1990年に発足。長距離だけでなく、短距離、競歩、フィールドでも多くのトップ選手が在籍する。昨年の東京世界選手権には男子400m入賞の中島佑気ジョセフを筆頭に5人が出場。全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では、過去3度の優勝を誇る。
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