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20km岡田久美子が“集大成”の18位フィニッシュ!「藤井さんがメダルを取ってくれて、続けてきて良かった」/東京世界陸上
20km岡田久美子が“集大成”の18位フィニッシュ!「藤井さんがメダルを取ってくれて、続けてきて良かった」/東京世界陸上

25年東京世界陸上女子20km競歩に出場した岡田久美子(富士通)

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目

東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、女子20km競歩に出場した岡田久美子(富士通)は1時間30分12秒の18位だった。

フィニッシュし、万感の思いがこみ上げる。日本女子競歩界初メダルとなる銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が迎えてくれた。

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「もうやり切ったなっていう気持ちで、本当に感謝しかないです。藤井さんが(メダルを)取ってくれたので、歴史的な一日になりました。藤井さんが『岡田さんのお陰でここまで来られました』と言ってくれたので、言葉になりません。続けてきて良かったなと思っています」

2015年北京大会から、これで6大会連続の代表入り。五輪は2016年リオから24年パリまで、3大会連続で出場した。2019年ドーハ大会では当時日本勢過去最高タイの6位に入賞。昨年のパリ五輪では男女混合マラソン競歩で8位入賞を果たしている。日本女子競歩を長く牽引してきた33歳は、今季限りで現役を退くことを表明している。最後の大舞台として目指してきたのが、この地元世界陸上だった。

「正直、こんなに速くなるとは思っていなかった」と、1km4分20秒前後のハイペースで進む先頭集団から序盤で遅れた。だが、「自己判断で」マイペースをしっかりと刻む。その間も、絶え間なく続く観客から大声援が響く。「国内大会かと思うぐらいに日本の人たちばっかりでビックリしました。(沿道に)ぽつりぽつり(しか観客がいない)という時代から今日まで、すごく進化していったと思います」。

10kmを44分41秒の16位で通過。その後も警告を受けることなく歩き切った。

今後については「所属先と相談しながら考えていきたい」としつつ、「メダルを取ってくれたので、今日で良かった。今日がすべてだなと思っています」と岡田。世界のメダルへとたどりついた女子競歩を支え続けた“レジェンド”が、すがすがしく集大成を迎えた。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、女子20km競歩に出場した岡田久美子(富士通)は1時間30分12秒の18位だった。 フィニッシュし、万感の思いがこみ上げる。日本女子競歩界初メダルとなる銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が迎えてくれた。 「もうやり切ったなっていう気持ちで、本当に感謝しかないです。藤井さんが(メダルを)取ってくれたので、歴史的な一日になりました。藤井さんが『岡田さんのお陰でここまで来られました』と言ってくれたので、言葉になりません。続けてきて良かったなと思っています」 2015年北京大会から、これで6大会連続の代表入り。五輪は2016年リオから24年パリまで、3大会連続で出場した。2019年ドーハ大会では当時日本勢過去最高タイの6位に入賞。昨年のパリ五輪では男女混合マラソン競歩で8位入賞を果たしている。日本女子競歩を長く牽引してきた33歳は、今季限りで現役を退くことを表明している。最後の大舞台として目指してきたのが、この地元世界陸上だった。 「正直、こんなに速くなるとは思っていなかった」と、1km4分20秒前後のハイペースで進む先頭集団から序盤で遅れた。だが、「自己判断で」マイペースをしっかりと刻む。その間も、絶え間なく続く観客から大声援が響く。「国内大会かと思うぐらいに日本の人たちばっかりでビックリしました。(沿道に)ぽつりぽつり(しか観客がいない)という時代から今日まで、すごく進化していったと思います」。 10kmを44分41秒の16位で通過。その後も警告を受けることなく歩き切った。 今後については「所属先と相談しながら考えていきたい」としつつ、「メダルを取ってくれたので、今日で良かった。今日がすべてだなと思っています」と岡田。世界のメダルへとたどりついた女子競歩を支え続けた“レジェンド”が、すがすがしく集大成を迎えた。

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