◇ワールドユニバーシティゲームズ(7/21~27/ドイツ:ライン・ルール)6日目
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技6日目が行われ、男子ハーフマラソンでは工藤慎作(早大)が1時間2分29秒の大会新記録で優勝を飾った。
ルール川のケンナーダ湖畔で行われた男子ハーフには、2月の日本学生ハーフで上位3位までに入った工藤と馬場賢人(立教大)、上原琉翔(國學院大)の3人が出場。スタート直後から日本勢が先頭集団を牽引しレースの流れを作る。
工藤は1km2分55秒を少し超えるラップを刻みながら5km手前で早くも仕掛け、5kmを14分43秒で通過。2位集団には5秒の差をつけた。その後もスピードは衰えず、10kmは29分20秒、15kmは44分04秒と周回を重ねるごとにリードを広げていく。
16km過ぎからは苦しい表情を見せた工藤は、20kmの通過が59分22秒とペースを落としたものの、後続の追い上げをしのいでフィニッシュ。1997年のシチリア大会で樹立した大会記録(1時間3分32秒)を28年ぶりに更新した。
男子ハーフマラソンでの日本勢の金メダルは2大会ぶり。早大勢では初の金メダルとなった。
工藤を追いかけた2位グループの争いは、R.バスタグ(トルコ)が抜け出して1時間2分35秒で銀メダルを獲得。上原が1時間2分39秒で銅メダルを手にし、馬場は1時間2分44秒で4位に食い込んだ。
この結果、日本は各国上位3人の合計タイムで争われる団体の部でも2大会ぶりの金メダルを獲得した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.26
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.26
ゲティチ1時間3分08秒で世界記録にあと16秒 男子はケジェルチャ58分02秒、アルムグレンが欧州記録/バレンシアハーフ
バレンシアハーフマラソンが10月26日、スペインの同地で行われ、女子ではA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分08秒で2連覇した。 この記録は世界歴代2位の自己記録(1時間3分04秒)に続く、歴代パフォーマンス3位。ゲティチ […]
2025.10.26
走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー
女子走高跳の仲野春花(ニッパツ)が今季限りでの引退を表明した。 仲野は福岡県出身の29歳。母(牧子さん)は100mハードルで日本トップ選手だった。その影響もあり小1から陸上を始めた。 行橋中京中から中村学園女高へ進むと、 […]
2025.10.26
ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩
◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠まほろば競歩/1周1.0kmの周回) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が行われ、ハーフマラソン競歩は男子が逢坂草太朗( […]
2025.10.26
最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 白熱のシード争い。そ […]
2025.10.26
前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 連覇を狙った立命大は […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望