HOME 国内、日本代表

2025.06.01

5000m2大会連続メダルの山本有真「前回の優勝より、今回の銅のほうが“勝ち取った”達成感がある」/アジア選手権
5000m2大会連続メダルの山本有真「前回の優勝より、今回の銅のほうが“勝ち取った”達成感がある」/アジア選手権

25年アジア選手権5000mで銅メダルを獲得した山本有真

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)

2年に一度開かれるアジア選手権が終了し、日本選手団が帰国してメディアの取材に応じた。

広告の下にコンテンツが続きます

女子5000mで2大会連続メダルとなる銅メダルを獲得した山本有真(積水化学)は「自分の力がついてきたなと実感できる大会でした」と笑顔で振り返った。

前日の3000m障害を制したN.ジェルト(カザフスタン)が序盤から独走し、14分58秒71で2冠を達成。その中で2位争いを展開した山本は前回女王としての意地を見せ、メダルラインを死守した。

「2年前は今年よりもレベルが高くなく、勝ててしまったレース。自分の中でやり切ったという感じがありませんでした。今回は14分台の選手もいて、(前回優勝争いをした)インドのチャウダリー選手もすごく力をつけている中で、自己ベストに近いタイムで走れた。今回の銅メダルのほうが『自分で勝ち取った』という達成感がすごくあります」

そこには、積水化学入社後から取り組んだトレーニングの成果もある。身体作り、接地や腕振りをはじめとした動き作りを地道に継続。名城大時代と比較して「動きはすごく変わっていて、腰も後傾せず、腕振りもしなやかになっている。ピッチも全然違います」。

今年は2月の全日本実業団ハーフマラソンの10kmの部を走るなど、長い距離も例年以上に取り組んだ。さらに、約2年半ぶりの自己ベストをマークした金栗記念5000m(15分12秒97)、日本人トップの3位を占めた5月のセイコーゴールデングランプリ3000m(8分50秒64)、今大会の前のポイント練習に取り入れた「300m+100m×5セット」でハイペースを維持する力も磨かれている。3月に野口英盛監督が取り入れたそうで、「『あれが効いている』と言っていて、恒例になってきていているのでちょっと怖いんですが」と苦笑いを浮かべつつ、自身も手応えを感じている様子だ。

2年前はアジア選手権優勝から、同年のブダペスト世界選手権、さらには24年パリ五輪へとつながった。今回も「ワールドランキングで安全な位置に行けたと思うので、あとは日本選手権に集中するだけ」と山本。7月の国立で、「3番以内をしっかりと取って、日本の長距離界は田中希実さん(New Balance)、廣中璃梨佳さん(日本郵政グループ)と、私の名前も並ぶような走りをしたい」と言葉に力を込めた。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 2年に一度開かれるアジア選手権が終了し、日本選手団が帰国してメディアの取材に応じた。 女子5000mで2大会連続メダルとなる銅メダルを獲得した山本有真(積水化学)は「自分の力がついてきたなと実感できる大会でした」と笑顔で振り返った。 前日の3000m障害を制したN.ジェルト(カザフスタン)が序盤から独走し、14分58秒71で2冠を達成。その中で2位争いを展開した山本は前回女王としての意地を見せ、メダルラインを死守した。 「2年前は今年よりもレベルが高くなく、勝ててしまったレース。自分の中でやり切ったという感じがありませんでした。今回は14分台の選手もいて、(前回優勝争いをした)インドのチャウダリー選手もすごく力をつけている中で、自己ベストに近いタイムで走れた。今回の銅メダルのほうが『自分で勝ち取った』という達成感がすごくあります」 そこには、積水化学入社後から取り組んだトレーニングの成果もある。身体作り、接地や腕振りをはじめとした動き作りを地道に継続。名城大時代と比較して「動きはすごく変わっていて、腰も後傾せず、腕振りもしなやかになっている。ピッチも全然違います」。 今年は2月の全日本実業団ハーフマラソンの10kmの部を走るなど、長い距離も例年以上に取り組んだ。さらに、約2年半ぶりの自己ベストをマークした金栗記念5000m(15分12秒97)、日本人トップの3位を占めた5月のセイコーゴールデングランプリ3000m(8分50秒64)、今大会の前のポイント練習に取り入れた「300m+100m×5セット」でハイペースを維持する力も磨かれている。3月に野口英盛監督が取り入れたそうで、「『あれが効いている』と言っていて、恒例になってきていているのでちょっと怖いんですが」と苦笑いを浮かべつつ、自身も手応えを感じている様子だ。 2年前はアジア選手権優勝から、同年のブダペスト世界選手権、さらには24年パリ五輪へとつながった。今回も「ワールドランキングで安全な位置に行けたと思うので、あとは日本選手権に集中するだけ」と山本。7月の国立で、「3番以内をしっかりと取って、日本の長距離界は田中希実さん(New Balance)、廣中璃梨佳さん(日本郵政グループ)と、私の名前も並ぶような走りをしたい」と言葉に力を込めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.06.04

十種競技は4年ぶりV狙う奥田啓祐ら有力、女子は好調・田中友梨の連覇なるか/日本選手権混成

◇第110回日本選手権・混成競技(6月6、7日/岐阜・ヒマラヤスタジアム岐阜:長良川) 名古屋アジア大会代表選考を兼ねた混成競技の日本選手権が6月6、7日に岐阜で行われる。男子十種競技は7918点、女子七種競技は6019 […]

NEWS 日本実業団連合強化委員長に大澤陽祐氏が就任 Honda監督など歴任 佐藤氏、安養寺氏、田中氏が副委員長に

2026.06.04

日本実業団連合強化委員長に大澤陽祐氏が就任 Honda監督など歴任 佐藤氏、安養寺氏、田中氏が副委員長に

日本実業団陸上競技連合は6月4日に理事会・定時社員総会を開催し、強化委員会委員長にHonda陸上競技部シニアエグゼクティブアドバイザーの大澤陽祐氏を選任した。 大澤氏は1967年生まれの58歳。埼玉・所沢西高、中大で長距 […]

NEWS IH100m6位の赤星未來がスプリント4冠!熊本・女子走幅跳は竹本光が5m89でV 佐賀では龍谷が4×100mRで県高校新/IH都府県大会

2026.06.04

IH100m6位の赤星未來がスプリント4冠!熊本・女子走幅跳は竹本光が5m89でV 佐賀では龍谷が4×100mRで県高校新/IH都府県大会

滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 北九州地区では6月1日までに3県が終了し、南九州地区では6月3日までに全4県が終了。各地で好記 […]

NEWS Onのスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper」から新カラーが6月4日より発売開始!

2026.06.04

Onのスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper」から新カラーが6月4日より発売開始!

スイスのスポーツブランド「On (オン)」およびオン・ジャパンは6月4日、革新技術「LightSpray™ (ライトスプレー)」を採用したスーパートレーナー「LightSpray Cloudmonster 3 Hyper […]

NEWS アシックスから安定性と快適な履き心地を追求したランニングシューズ「GEL-KAYANO 33」が登場!

2026.06.04

アシックスから安定性と快適な履き心地を追求したランニングシューズ「GEL-KAYANO 33」が登場!

アシックスジャパンは6月4日、同社を代表する高機能ランニングシューズ「GEL-KAYANO」シリーズから安定性と快適性を追求した「GEL-KAYANO 33(ゲルカヤノ33)」4品番を、6月11日からアシックスオンライン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年6月号 (5月14日発売)

2026年6月号 (5月14日発売)

落合晃&丸山優真が日本新
26春 学生長距離勢力図

page top