◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)
アジア選手権に出場した日本選手団が帰国し、メディアの取材に応じた。
初めて日の丸をつけて国際大会に挑み、銅メダルを獲得した男子5000mの森凪也(Honda)は「最低限メダルは欲しいと思っていたので、そこが達成できたことは良かったです」と振り返った。
中盤までは佐藤圭汰(駒大)と代わる代わるで先頭を引っ張り、後半からは集団後方に控えて勝負に備える冷静なレース運び。残り100mからは10000mとの2冠を狙ったG.シン(インド)、K.トゥンティベイト(タイ)との三つ巴のデッドヒートを繰り広げたが、シンが13分24秒77、2位のトゥンティベイトが13分24秒97で、森はわずかに及ばず13分25秒06でフィニッシュ。「外を回らされたり、なかなか前に出させてもらえなかった。実力と経験が不足していた」と話す。
だが、今季は4月の金栗記念を日本歴代10位の13分15秒07で制し、5月18日のセイコーゴールデングランプリ3000mでは日本歴代2位の7分41秒58で日本人トップ(4位)と躍進著しい。特に、ラストの切れ味には手応えを感じ、「今回のラスト1周は54秒ぐらい。自分の5000m史上一番速い上がりでした」。
野球に取り組んでいた中学時代に陸上と出合い、福岡大大濠高でキャリアをスタート。「いろんな種目をやった中で、ワクワク感が一番大きかった」という5000mで、当時から「夢としては持っていた」世界への道筋がはっきりと見える。
代表入りへの大一番となる7月の日本選手権へ、「3、4週間ほど高地で合宿をする予定なので、そこで上積みをしたい。日本選手権はまだ優勝したことがないので、初優勝をして世界陸上に出場できれば」と言葉に力を込めた。
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