◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目
学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、女子1部10000mはサラ・ワンジル(大東大)が32分25秒78をマークして優勝。同種目で大会初の3連覇を達成した。
ワンジルは4000mを13分15秒あたりで通過した時には日本勢もついたが、その後にペースアップして独走。「32分を目指していたので緊張していました。途中、ペースが落ちてしまった」と悔やむものの、3連覇に「うれしいです」とはにかんだ。
日本人トップの2位には33分10秒37で小川陽香(立教大)。日本学生個人選手権でワールドユニバーシティゲームズ代表を狙ったが、5000m16分31秒75の8位、10000mも33分31秒30の7位。「どうしてここまで走れないのか、というくらい調子が上がらなかった」。
そうしたなか、今回はタイムよりも「今の自分の力で行けるところまで行こう。そこからどこまで粘れるかの練習のイメージ」と、果敢にワンジルに食らいつく。ただ、4000m以降に離れてからは「思ったより早く離れてしまって、風が強くて一気に苦しくなりました」。それでも「日本人トップだけは」しっかり死守。タイムも学生個人よりも上げ「調子が戻ってきたと自信になります」と笑顔を見せる。
いわゆる駅伝の強豪校ではなく、自主性の中で強くなりたいと立教大へ。そうしたなか、昨夏には大東大の合宿に参加させてもらう機会もあり、「サラさんや、野田(真理耶)さんが頑張っているから自分も頑張れる」と、今日も競り合った2人に刺激を受ける。昨年は日本インカレ10000mでも優勝するなど、着実に力をつけた印象だ。
「まずは5000mで日本選手権に出ることが目標。出られたら1つでも上の順位を取りたい。5000mは15分35秒、10000mは32分30秒を目指して頑張ります」とさらなる成長を誓った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
2025.10.19
バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ
-
2025.10.19
-
2025.10.19
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
日本テレビは来年、池井戸潤さん原作『俺たちの箱根駅伝』の連続ドラマ放送が決定したと発表した。 「半沢直樹」「下町ロケット」など人間ドラマを描く作家・池井戸さんによる『俺たちの箱根駅伝』は21年から23年まて『週刊文春』で […]
2025.10.19
バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ
◇東京レガシーハーフマラソン2025(10月18日/国立競技場発着:21.0975km) 東京レガシーハーフマラソンの男子エリートの部が行われ、セレモン・バレガ(エチオピア)が1時間1分22秒(速報値)で優勝した。 日差 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望