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2025.05.08

女子10000mワンジルが大会初の3連覇!日本人トップは立教大・小川陽香「調子が戻ってきた」/関東IC
女子10000mワンジルが大会初の3連覇!日本人トップは立教大・小川陽香「調子が戻ってきた」/関東IC

関東インカレ女子1部10000m2位の小川陽香、3位野田真理耶、優勝のサラ・ワンジル

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目

学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、女子1部10000mはサラ・ワンジル(大東大)が32分25秒78をマークして優勝。同種目で大会初の3連覇を達成した。

ワンジルは4000mを13分15秒あたりで通過した時には日本勢もついたが、その後にペースアップして独走。「32分を目指していたので緊張していました。途中、ペースが落ちてしまった」と悔やむものの、3連覇に「うれしいです」とはにかんだ。

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日本人トップの2位には33分10秒37で小川陽香(立教大)。日本学生個人選手権でワールドユニバーシティゲームズ代表を狙ったが、5000m16分31秒75の8位、10000mも33分31秒30の7位。「どうしてここまで走れないのか、というくらい調子が上がらなかった」。

そうしたなか、今回はタイムよりも「今の自分の力で行けるところまで行こう。そこからどこまで粘れるかの練習のイメージ」と、果敢にワンジルに食らいつく。ただ、4000m以降に離れてからは「思ったより早く離れてしまって、風が強くて一気に苦しくなりました」。それでも「日本人トップだけは」しっかり死守。タイムも学生個人よりも上げ「調子が戻ってきたと自信になります」と笑顔を見せる。

いわゆる駅伝の強豪校ではなく、自主性の中で強くなりたいと立教大へ。そうしたなか、昨夏には大東大の合宿に参加させてもらう機会もあり、「サラさんや、野田(真理耶)さんが頑張っているから自分も頑張れる」と、今日も競り合った2人に刺激を受ける。昨年は日本インカレ10000mでも優勝するなど、着実に力をつけた印象だ。

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「まずは5000mで日本選手権に出ることが目標。出られたら1つでも上の順位を取りたい。5000mは15分35秒、10000mは32分30秒を目指して頑張ります」とさらなる成長を誓った。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目 学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、女子1部10000mはサラ・ワンジル(大東大)が32分25秒78をマークして優勝。同種目で大会初の3連覇を達成した。 ワンジルは4000mを13分15秒あたりで通過した時には日本勢もついたが、その後にペースアップして独走。「32分を目指していたので緊張していました。途中、ペースが落ちてしまった」と悔やむものの、3連覇に「うれしいです」とはにかんだ。 日本人トップの2位には33分10秒37で小川陽香(立教大)。日本学生個人選手権でワールドユニバーシティゲームズ代表を狙ったが、5000m16分31秒75の8位、10000mも33分31秒30の7位。「どうしてここまで走れないのか、というくらい調子が上がらなかった」。 そうしたなか、今回はタイムよりも「今の自分の力で行けるところまで行こう。そこからどこまで粘れるかの練習のイメージ」と、果敢にワンジルに食らいつく。ただ、4000m以降に離れてからは「思ったより早く離れてしまって、風が強くて一気に苦しくなりました」。それでも「日本人トップだけは」しっかり死守。タイムも学生個人よりも上げ「調子が戻ってきたと自信になります」と笑顔を見せる。 いわゆる駅伝の強豪校ではなく、自主性の中で強くなりたいと立教大へ。そうしたなか、昨夏には大東大の合宿に参加させてもらう機会もあり、「サラさんや、野田(真理耶)さんが頑張っているから自分も頑張れる」と、今日も競り合った2人に刺激を受ける。昨年は日本インカレ10000mでも優勝するなど、着実に力をつけた印象だ。 「まずは5000mで日本選手権に出ることが目標。出られたら1つでも上の順位を取りたい。5000mは15分35秒、10000mは32分30秒を目指して頑張ります」とさらなる成長を誓った。

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