HOME 国内、大学

2025.04.29

110mH標準突破済みの阿部竜希がV「代表狙うからには国内で負けないように」/織田記念
110mH標準突破済みの阿部竜希がV「代表狙うからには国内で負けないように」/織田記念

25年織田記念男子100mHを制した阿部竜希(順大)

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)

日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子110mハードルは阿部竜希(順大)が13秒36(+1.9)をマークして優勝した。

4日前の日本学生個人選手権準決勝で13秒26と、東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)をクリアしていた阿部。ハードな日程の連戦だったが、鋭い飛び出したから他を圧倒した。

広告の下にコンテンツが続きます

予選(13秒70/-1.9)は「ダメダメだった」と言うが、「疲れも合って踏み切りが遅い走りになっていたので、(決勝の)アップから意識してみました」。強い追い風に「途中、ころびそうになりましたが、冷静に対応できた」と話す。

順大の先輩でもある日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(JAL)がダイヤモンドリーグで不在。そうしたなか、「世界選手権の代表を狙う以上、国内で負けないように」と、“貫禄”を示した格好だ。

昨年は「自信がなかった」と負けて仕方なし、の心持ちだったが、今季は「大舞台も経験してきて、気持ちもコントロールできるようになりました。自信がついたところが優勝できた要因だと思います」。

広告の下にコンテンツが続きます

連戦連勝で自信を深めた阿部。「まずは1本、1本大事にしていきたい」。出場が濃厚なセイコーゴールデングランプリで、先輩2人に真っ向から挑む。

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子110mハードルは阿部竜希(順大)が13秒36(+1.9)をマークして優勝した。 4日前の日本学生個人選手権準決勝で13秒26と、東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)をクリアしていた阿部。ハードな日程の連戦だったが、鋭い飛び出したから他を圧倒した。 予選(13秒70/-1.9)は「ダメダメだった」と言うが、「疲れも合って踏み切りが遅い走りになっていたので、(決勝の)アップから意識してみました」。強い追い風に「途中、ころびそうになりましたが、冷静に対応できた」と話す。 順大の先輩でもある日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(JAL)がダイヤモンドリーグで不在。そうしたなか、「世界選手権の代表を狙う以上、国内で負けないように」と、“貫禄”を示した格好だ。 昨年は「自信がなかった」と負けて仕方なし、の心持ちだったが、今季は「大舞台も経験してきて、気持ちもコントロールできるようになりました。自信がついたところが優勝できた要因だと思います」。 連戦連勝で自信を深めた阿部。「まずは1本、1本大事にしていきたい」。出場が濃厚なセイコーゴールデングランプリで、先輩2人に真っ向から挑む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.27

11月22日、23日に奥能登で陸上教室を開催 朝原宣治さん、塚原直貴さん、君嶋愛梨沙らが被災地の子どもたちを指導

日本財団は10月27日、2024年の能登半島地震および水害で大きな被害を受けた石川県能登半島地域で、復興支援の一環として「奥能登陸上教室」を開催することを発表した。 日本財団では、アスリートとともに社会課題の解決に取り組 […]

NEWS 男子はエベニョ 女子はチェボールが優勝 世界クロカン代表にも内定/ケニア・クロカン選手権

2025.10.27

男子はエベニョ 女子はチェボールが優勝 世界クロカン代表にも内定/ケニア・クロカン選手権

10月25日、ケニア・エルドレッドでケニア・クロスカントリー選手権が行われ、男子10kmはブダペスト世界選手権10000m銀メダルのD.エベニョが30分12秒で、女子10kmはM.チェボールが34分17秒で優勝した。 男 […]

NEWS ハンマー投・小舘充華が引退「どんな時も前向きに」日本歴代6位の65m74、インカレ2度V

2025.10.27

ハンマー投・小舘充華が引退「どんな時も前向きに」日本歴代6位の65m74、インカレ2度V

女子ハンマー投の小舘充華(染めQ)が今季限りで引退を発表した。 小舘は秋田県出身で、花輪高でインターハイ6位など実績を残した。流経大に進むと、1年目から日本インカレでU20日本歴代5位(当時)の57m12を投げて2位。秋 […]

NEWS 欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーはデュプランティス&ボルが授賞 ともに3度目の栄冠

2025.10.27

欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーはデュプランティス&ボルが授賞 ともに3度目の栄冠

10月25日、欧州陸連は年間の優秀選手を表彰する「Golden Tracks」の授賞式をジョージアのバトゥミで開催。最優秀選手にあたる欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーには男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)と […]

NEWS 山西利和が出身地・長岡京市のスポーツ特別顕彰受賞!20km競歩世界新が評価され自身3度目、複数回は史上初

2025.10.27

山西利和が出身地・長岡京市のスポーツ特別顕彰受賞!20km競歩世界新が評価され自身3度目、複数回は史上初

男子競歩の山西利和(愛知製鋼)が、出身地・京都府長岡京市の令和7年度長岡京市スポーツ賞においてスポーツ特別顕彰を受賞した。 同顕彰は過去に長岡京市の市民栄誉賞の受賞歴があり、かつ世界規模の大会で顕著な成績を収め、市民に明 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top