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2024.11.03

4区青学大・黒田朝日が33分03秒!4年ぶり区間新で独走態勢築く「区間賞意識していなかった」/全日本大学駅伝
4区青学大・黒田朝日が33分03秒!4年ぶり区間新で独走態勢築く「区間賞意識していなかった」/全日本大学駅伝

24年全日本大学駅伝4区区間賞・区間新の黒田朝日(青学大)

◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)

大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、4区(11.8km)は先頭を行く青学大のエース・黒田朝日(3年)が区間賞を獲得した。石原翔太郎(東海大)が2020年に作った区間記録を13秒更新する33分03秒をマークしている。

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当日変更で4区に入った黒田は、2位に34秒差でタスキを受けた。軽快にペースを刻み、5kmを14分00秒で通過。この時点で石原の記録と並ぶ。その後は、「坂の上り下りが多く、特に後半は得意な上りで力を発揮できるように走りました」と黒田。後続を引き離して、主将の田中悠登(4年)へとつないだ。2位(城西大)には1分16秒と差を広げている。

黒田は「先頭でタスキをもらったので、とにかく後続との差を話すのが仕事だった」と言うが、その言葉通りの快走。区間賞、区間新は「意識していなかった」と言い、「その上で区間賞を取れてうれしく思います」と笑顔を見せた。

今年の箱根駅伝で2区区間賞を獲得して総合優勝への足がかりをつくった黒田。今シーズン序盤は「一区切り」と位置づけた3000m障害を主戦場にし、兵庫リレーでは8分35秒10の自己新を出した。5月以降はフラットレースに専念。関東インカレ(2部)10000mで27分52秒02で日本人トップの3位となって青学大記録を塗り替えると、5000mでも6月の記録会で13分29秒56を叩き出していた。出雲駅伝では3区区間3位でトップに立つ走りを見せていた。

区間2位には城西大のエース・斎藤将也(3年)が続き、駒大1年生の谷中晴が区間3位の力走で3人抜きの5位まで順位を上げた。

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◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、4区(11.8km)は先頭を行く青学大のエース・黒田朝日(3年)が区間賞を獲得した。石原翔太郎(東海大)が2020年に作った区間記録を13秒更新する33分03秒をマークしている。 当日変更で4区に入った黒田は、2位に34秒差でタスキを受けた。軽快にペースを刻み、5kmを14分00秒で通過。この時点で石原の記録と並ぶ。その後は、「坂の上り下りが多く、特に後半は得意な上りで力を発揮できるように走りました」と黒田。後続を引き離して、主将の田中悠登(4年)へとつないだ。2位(城西大)には1分16秒と差を広げている。 黒田は「先頭でタスキをもらったので、とにかく後続との差を話すのが仕事だった」と言うが、その言葉通りの快走。区間賞、区間新は「意識していなかった」と言い、「その上で区間賞を取れてうれしく思います」と笑顔を見せた。 今年の箱根駅伝で2区区間賞を獲得して総合優勝への足がかりをつくった黒田。今シーズン序盤は「一区切り」と位置づけた3000m障害を主戦場にし、兵庫リレーでは8分35秒10の自己新を出した。5月以降はフラットレースに専念。関東インカレ(2部)10000mで27分52秒02で日本人トップの3位となって青学大記録を塗り替えると、5000mでも6月の記録会で13分29秒56を叩き出していた。出雲駅伝では3区区間3位でトップに立つ走りを見せていた。 区間2位には城西大のエース・斎藤将也(3年)が続き、駒大1年生の谷中晴が区間3位の力走で3人抜きの5位まで順位を上げた。

4区で青学大・鶴川が区間新区間賞! 区間上位成績をチェック

■4区区間賞(11.8km) 33分03秒=区間新 黒田朝日(青学大3) 33分41秒 斎藤将也(城西大3) 33分44秒 谷中晴(駒大1) 33分55秒 高山豪起(國學院大3) 34分04秒 伊藤大志(早大4)

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