2024.10.31
毎年12月に熊本県甲佐町で行われている熊本甲佐10マイル公認ロードレースの主催者は、10月中旬に世界陸連の認証コースへの申請を行い、28日付で認定されたことを発表した。また、同時に12月1日に開催される第49回大会がワールドランキングコンペティション(WRk対象競技会)の対象大会として承認されたことも明らかになった。
甲佐10マイルは1975年まで「熊本甲佐マラソン」として開催されていた大会を前身とし、1976年に「10マイル甲佐マラソン大会」の名称で第1回大会がスタート。1983年からは日本陸連の公認コースとして認められ、現在の大会名となった。近年は九州地区の実業団選手や関東の学生ランナーが多く出場し、正月の駅伝に向けた重要なレースとして定着している。
コースは熊本県甲佐町役場前を発着点とし、緑川沿いを往復する。高低差も少なく記録の出やすい大会としても知られる。22年の第47回大会では九電工所属のB.コエチ(ケニア)が44分04秒と、今も世界最高タイムとして残る記録をマーク。昨年は浅井皓貴(順大)が46分05秒の日本人学生最高タイムで一般の部を制した。
同大会ではこれまで、10マイルの部(一般、国際)、高校10km、中学男子5km、女子5kmが行われていたが、今大会から一般の部の10kmを新設。WRk対象競技会に認定されたことにより、世界陸連のワールドランキングにも反映される。大会のエントリーは11月8日まで受け付けている。
すでに、一部の招待選手も発表されており、男子10マイルには前回優勝の浅井や牧瀬圭斗(トヨタ自動車九州)、山野力、中村信一郎(ともに九電工)が出場を予定。女子5kmにはパリ五輪代表の田中希実(New Balance)も招待選手として登録された。
甲佐10マイル招待選手(10月31日時点)
男子10マイル 浅井晧貴(順大) 牧瀬圭斗(トヨタ自動車九州) 住田優範(愛知製鋼) 山野力(九電工) 右田綺羅(トヨタ自動車九州) 中村信一郎(九電工) 長田駿佑(SUBARU) 女子5km 田中希実(New Balance)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.27
-
2025.12.27
-
2025.12.26
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.27
立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]
2025.12.27
箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]
2025.12.27
村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮
男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
