7月12日、男子走高跳のM.E.バルシム(カタール)が自身のSNSを更新し、「パリ五輪が自身最後の五輪になる」と発表した。
6月に33歳となったバルシムは男子走高跳を長く牽引してきたジャンパー。2010年の世界ジュニア選手権を2m30で制すると、2014年には世界歴代2位の2m43をクリアした。
五輪では12年ロンドン大会銀を皮切りに、16年リオ大会で銀メダルを獲得。前回の東京大会ではJ.タンベリ(イタリア)と同記録で金メダルを分け合った。世界選手権でも17年ロンドンから3連覇を達成したほか、5つのメダルを獲得している。
バルシムは「オリンピックでは喜びや苦難を味わってきた。その中から素晴らしい経験を積み、教訓を数多く学んだ。それを次の世代に伝えていきたい」と語り、「これから1ヵ月、選手として最後の五輪に向けて仕上げていく」と意気込んだ。
バルシムはパリ五輪の開会式でカタールの旗手を務めることも発表されている。
【画像】「パリが最後の五輪」と表明したバルシム
バルシムの主な経歴
オリンピック 12年ロンドン 銀メダル 16年リオ 銀メダル 21年東京 金メダル 世界選手権 11年テグ 7位 13年モスクワ 銀メダル 15年北京 4位 17年ロンドン 金メダル 19年ドーハ 金メダル 22年オレゴン 金メダル 23年ブダペスト銅メダル 世界室内選手権 14年 金メダル 16年 4位 18年 銀メダル 世界ジュニア選手権 10年 金メダル アジア大会 10年 金メダル 14年 金メダル 23年 金メダル
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で開催される。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会