2024.05.26
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第5戦ユージン大会の「プレフォンテーン・クラシック」が5月25日、米国オレゴン州で開催され、男子砲丸投はJ.コヴァクス(米国)がセカンドベスト、パフォーマンス世界歴代7位となる今季世界最高の23m13で優勝した。
コヴァクスは2015年北京、2019年ドーハ世界選手権金メダリスト。昨年のブダペスト世界選手権では銅メダルを獲得した。22年に世界歴代2位の23m23を投げているが、それ以来の23mオーバーとなった。
コヴァクスは「オリンピックの選考会に向けて準備してきている。最低限のレベルを高くしようとしている」と好調の要因を話し、世界記録保持者のライバル、ライアン・クルーザー(米国、今大会は不出場)について「もっと投げてくるだろう」とし、「僕ももっと投げる」と語った。
女子5000mではT.ゲブラセラマ(エチオピア)が14分18秒76の今季世界最高で自己新V。接戦の2位にE.タイエ(エチオピア)が続いた。5位のB.ハイロン(エチオピア)がU20世界新の14分23秒71をマークしている。田中希実(New Balance)は11位ながら14分47秒69でパリ五輪参加標準記録(14分52秒00)をクリアして代表に内定した。
男子1マイルはブダペスト世界選手権1500m金メダルのJ.カー(英国)が3分45秒34の自国新で優勝。世界選手権5000m2連覇中のJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)は3分45秒60で2位だった。
女子3000m障害は東京五輪金メダルのP.チェムタイ(ウガンダ)が8分55秒09、女子800mは東京五輪銀メダルのK.ホジキンソン(英国)が1分55秒78でいずれも今季世界最高で優勝。また、男子110mハードルでは世界選手権3連覇中のG.ホロウェイ(米国)がこちらも今季世界最高の13秒03(-0.1)で制している。
男子100mはC.コールマン(米国)が9秒95(+1.2)、女子100mはS.リチャードソン(米国)が10秒83(+1.5)のともにシーズンベストで地元Vを飾った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.27
男子はエベニョ 女子はチェボールが優勝 世界クロカン代表にも内定/ケニア・クロカン選手権
2025.10.27
ハンマー投・小舘充華が引退「どんな時も前向きに」日本歴代6位の65m74、インカレ2度V
2025.10.27
欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーはデュプランティス&ボルが授賞 ともに3度目の栄冠
-
2025.10.27
-
2025.10.27
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.27
男子はエベニョ 女子はチェボールが優勝 世界クロカン代表にも内定/ケニア・クロカン選手権
10月25日、ケニア・エルドレッドでケニア・クロスカントリー選手権が行われ、男子10kmはブダペスト世界選手権10000m銀メダルのD.エベニョが30分12秒で、女子10kmはM.チェボールが34分17秒で優勝した。 男 […]
2025.10.27
ハンマー投・小舘充華が引退「どんな時も前向きに」日本歴代6位の65m74、インカレ2度V
女子ハンマー投の小舘充華(染めQ)が今季限りで引退を発表した。 小舘は秋田県出身で、花輪高でインターハイ6位など実績を残した。流経大に進むと、1年目から日本インカレでU20日本歴代5位(当時)の57m12を投げて2位。秋 […]
2025.10.27
欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーはデュプランティス&ボルが授賞 ともに3度目の栄冠
10月25日、欧州陸連は年間の優秀選手を表彰する「Golden Tracks」の授賞式をジョージアのバトゥミで開催。最優秀選手にあたる欧州アスリート・オブ・ザ・イヤーには男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)と […]
2025.10.27
山西利和が出身地・長岡京市のスポーツ特別顕彰受賞!20km競歩世界新が評価され自身3度目、複数回は史上初
男子競歩の山西利和(愛知製鋼)が、出身地・京都府長岡京市の令和7年度長岡京市スポーツ賞においてスポーツ特別顕彰を受賞した。 同顕彰は過去に長岡京市の市民栄誉賞の受賞歴があり、かつ世界規模の大会で顕著な成績を収め、市民に明 […]
2025.10.27
城西大が大逆転V!大東大2位、名城大3位、地元・東北福祉大4位、立命大は連覇ならず/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒ので25年ぶり3度目の優勝を飾った。 城西大は1区・本間 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望