◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km)
第100回箱根駅伝が行われ、青学大が2年ぶり7回目の優勝を果たした。2連覇、そして2年連続3冠を目指した駒大は10時間48分00秒で2位。往路は大会新で制すなど見せ場を作ったが、悔しさが募った。
1区・篠原倖太朗(3年)が区間賞の好発進。流れを作った。2区には主将の鈴木芽吹(4年)、3区に佐藤圭汰(2年)と、10000m27分台の2人を惜しみなく投入した。
だが、それを箱根駅伝に合わせた青学大の黒田朝日(2年)、太田蒼生(3年)が上回ってきた。鈴木、佐藤も例年であれば快走といえる区間2位だったが、ここで前を行かれて後手に回ってしまう。
前回5区区間賞の山川拓馬(2年)が4区起用、同6区区間賞の伊藤蒼唯(2年)が起用できず。そうしたところの影響は小さくない。復路も4年生を中心に見せ場は作ったが、青学大との差は広がっていった。
主将の鈴木は「3冠を目指してやってきた。そこに対して後悔はありません」と言うも、「事実として負けてしまった。この悔しさを後輩たちは忘れず、来年頑張ってほしい」と託した。
初采配となった藤田敦史監督は「満足はもちろんできません。初めて監督として臨んだ箱根駅伝で優勝に導けなかった反省があります。このままでは終われない。強いチームを作っていくつもりで一丸となってやっていきます」と、逆襲を誓った。
これまでも、敗北を糧に強さを増して戻ってきた常勝軍団。101回目、新たな歴史の一歩を譲るつもりはない。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.06
ケニア 2029年または2031年の世界陸上開催地に立候補 実現すればアフリカ初
2025.09.06
ベルリンマラソン女子招待だった鈴木優花がリストから外れる
-
2025.09.05
2025.09.03
開幕迫る東京世界陸上!聖地・国立競技場の大会装飾も公開 準備も最終段階
-
2025.08.31
-
2025.09.02
-
2025.08.31
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.06
ケニア 2029年または2031年の世界陸上開催地に立候補 実現すればアフリカ初
ケニア陸連のジャクソン・トゥウエイ会長は2029年または2031年の世界選手権開催地に立候補すると表明した。海外メディアが9月6日、報じている。実現すれば、アフリカ初となる。 ケニア陸連は2025年世界選手権を首都ナイロ […]
2025.09.06
ベルリンマラソン女子招待だった鈴木優花がリストから外れる
9月21日のベルリンマラソンの公式サイトがこのほど更新され、女子招待だった鈴木優花(第一生命グループ)がリストから外れた。出場を取り下げたとみられる。 昨年のパリ五輪6位の鈴木は、今年1月の大阪国際女子で2時間21分33 […]
2025.09.05
ベルリンマラソンで相澤晃が初マラソンに挑戦!鈴木健吾、赤﨑暁、太田蒼生ら豪華メンバーが参戦
旭化成は9月5日までにチームのホームページを更新し、東京五輪10000m代表の相澤晃が9月21日のベルリンマラソンで初マラソンに挑戦することがわかった。 相澤は1997年生まれの28歳、東洋大では箱根駅伝やユニバーシアー […]
2025.09.05
100m10秒00の高2・清水空跳が滋賀国スポ出場へ 世界陸上リレー代表が少年A100mにエントリー
石川陸上競技協会が9月5日、公式SNSを更新し、滋賀国民スポーツ大会(陸上競技:10月3日~7日/彦根市・平和堂HATOスタジアム)の石川県代表選手を発表した。 少年A男子100mには、広島インターハイで10秒00の高校 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99