HOME 国内、世界陸上、日本代表
3000m障害初代表・砂田晟弥は決勝進出ならず「世界のレースに対応できなかった」終盤に転倒も/世界陸上
3000m障害初代表・砂田晟弥は決勝進出ならず「世界のレースに対応できなかった」終盤に転倒も/世界陸上

途中で転倒もあり、悔しい結果となった砂田晟弥

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目

ブダペスト世界陸上1日目のモーニングセッションが行われ、男子3000m障害予選2組に出場した砂田晟弥(プレス工業)は8分38秒59で11着にとどまり、決勝進出は果たせなかった。

序盤は集団の前方につけたが、中盤のペースアップに対応できなかった。加えて、残り3周手前で転倒。隣の選手と足が絡まって起きたアクシデントに「何やっているんだろう、と頭の中が真っ白になった」が、それを含めても「世界のレースに対応できなかった」と肩を落とした。

兵庫・置塩中では400mで全中優勝、姫路商高では400mハードル、さらには駅伝にもチャレンジした。そして、高校卒業後に入社したプレス工業では長距離を専門とし、昨年から3000m障害に本格挑戦。種目を変えながら、7月のアジア選手権銅メダルを経て、ワールドランキングで初めての世界選手権出場を果たした。

この秋にはアジア大会も控え、来年にはパリ五輪という大きな目標もある。世界の舞台で貴重な経験を積んだ21歳は、「パリ五輪は出るだけじゃなく、決勝に進出できるレースをしたい」と前を見つめた。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目 ブダペスト世界陸上1日目のモーニングセッションが行われ、男子3000m障害予選2組に出場した砂田晟弥(プレス工業)は8分38秒59で11着にとどまり、決勝進出は果たせなかった。 序盤は集団の前方につけたが、中盤のペースアップに対応できなかった。加えて、残り3周手前で転倒。隣の選手と足が絡まって起きたアクシデントに「何やっているんだろう、と頭の中が真っ白になった」が、それを含めても「世界のレースに対応できなかった」と肩を落とした。 兵庫・置塩中では400mで全中優勝、姫路商高では400mハードル、さらには駅伝にもチャレンジした。そして、高校卒業後に入社したプレス工業では長距離を専門とし、昨年から3000m障害に本格挑戦。種目を変えながら、7月のアジア選手権銅メダルを経て、ワールドランキングで初めての世界選手権出場を果たした。 この秋にはアジア大会も控え、来年にはパリ五輪という大きな目標もある。世界の舞台で貴重な経験を積んだ21歳は、「パリ五輪は出るだけじゃなく、決勝に進出できるレースをしたい」と前を見つめた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.01

東京世界陸上 チェコ代表25人が発表! ヴァドレイヒやシチャコヴァら男女やり投の有力選手がエントリー

9月1日、チェコ陸連は9月13日から開催される東京世界選手権の代表選手25人を発表した。 チームで最も実績を持つのが男子やり投のJ.ヴァドレイヒで、21年東京五輪では銀メダルを獲得、世界選手権は過去3度のメダルを手にして […]

NEWS 日本陸連が東京世界陸上を前に声明「誹謗中傷を許さず」「力強い声援を広げる」

2025.09.01

日本陸連が東京世界陸上を前に声明「誹謗中傷を許さず」「力強い声援を広げる」

日本陸連は9月1日、まもなく開幕を迎える東京世界選手権に向けて「アスリートのその存在に、これまでの全ての歩みに、力にかわる声援を。」と題した声明文を発表した。 声明文の冒頭で「自らの限界に挑み、これまで弛まぬ努力を積み重 […]

NEWS 東京2025世界陸上POPUP HANEDAが開設!羽田空港第1ターミナルに期間限定オープン

2025.09.01

東京2025世界陸上POPUP HANEDAが開設!羽田空港第1ターミナルに期間限定オープン

公益財団法人東京2025世界陸上財団は9月1日、羽田空港第1ターミナル2階に「東京2025世界陸上POPUP HANEDA」が9月2日から期間限定でオープンすることを発表した。 設置場所は羽田空港第1ターミナル2階出発ロ […]

NEWS 夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇

2025.09.01

夏開催の九州選抜高校駅伝 小林が中盤以降独走して2時間8分30秒で制覇

第30回九重町長杯九州選抜高校駅伝が8月31日、大分県九重町の飯田高原千町無田周回コース(男子7区間42.195km)で行われ、小林(宮崎)が2時間8分30秒で2017年大会以来の優勝を遂げた。 小林は1区でトップと2秒 […]

NEWS 【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

2025.09.01

【男子110mJH】齋藤玲旺(倉敷一中3) 14秒07=中学歴代5位

8月30日、岡山県ジュニア選手権が津山市の津山陸上競技場で行われ、U20規格で行われた男子110mハードル(高さ:0.991m)において、齋藤玲旺(倉敷一中3)が14秒07(-0.6)で優勝。中学歴代では5位の好タイムと […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top