HOME ニュース、海外

2022.07.04

スリランカのアベイクーンが100mでアジア歴代4位の9秒96! 200mではメナが19秒63/WAコンチネンタルツアー
スリランカのアベイクーンが100mでアジア歴代4位の9秒96! 200mではメナが19秒63/WAコンチネンタルツアー


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

7月4日、WA(世界陸連)コンチネンタルツアー・チャレンジの大会がラ・ショー・ド・フォン (スイス)で行われ、男子100m(+1.6)はY.アベイクーン(スリランカ)がアジア歴代4位の9秒96で制した。

アベイクーンは1994年生まれの27歳。18歳の時に南アジア・ジュニア選手権の代表になるなど、国内では早くから注目されていた選手。15年からはイタリアを拠点として活動を続け、昨年の東京五輪にも出場している。

広告の下にコンテンツが続きます

昨シーズンまでのベストは10秒15だったが、今季は5月の競技会で10秒06(-0.2)と自己新をマーク。6月にはスリランカ人として初めてダイヤモンドリーグ(DL)に出場し、オスロ大会では10秒16(+0.5)で5位となり、6位のサニブラウン・A・ハキーム(タンブルウィードTC)に先着するなど、結果を残している。DLストックホルム大会では10秒21(-0.5)で4位となり、世界ランキング上位者として今月のオレゴン世界選手権の出場権を獲得した。

男子200mではR.メナ(キューバ)が19秒63(+1.2)のナショナルレコードで優勝。メナは2013年のU18世界選手権100m、200mの2種目で銅メダルを獲得している25歳。100mでも9秒99の自己新をマークしている。

このほか、3日にアトランタ(米国)で開催された競技会の男子400mでは16年リオ五輪金メダリストでこの種目の世界記録保持者(43秒03、16年)のW.ファン・ニーケアク(南アフリカ)が44秒58で優勝。今季は5月末に200mに出場したが途中棄権、この種目に出場するのは今季初めてだった。

■男子100mアジア10傑[2022.7.3時点]
9.83 0.9 蘇 炳 添(中国)          2021. 8. 1
9.91 1.8 F.オグノデ(カタール)       2015. 6. 4
9.95 2.0 山縣亮太(日本)          2021. 6. 6
9.96 1.6 Y.アベイクーン(スリランカ)    2018. 6.19
9.97 0.9 謝震業(中国)           2018. 6.19
9.97 1.7 B.アル・ハルティ(オマーン)    2018. 7. 9
9.97 0.8 サニブラウン・A・ハキーム(日本) 2019. 6. 7
9.98 1.8 桐生祥秀(日本)          2017. 9. 9
9.98 0.5 小池祐貴(日本)          2019. 7.20
9.99 0.9 S.フランシス(カタール)      2007. 7.26

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 7月4日、WA(世界陸連)コンチネンタルツアー・チャレンジの大会がラ・ショー・ド・フォン (スイス)で行われ、男子100m(+1.6)はY.アベイクーン(スリランカ)がアジア歴代4位の9秒96で制した。 アベイクーンは1994年生まれの27歳。18歳の時に南アジア・ジュニア選手権の代表になるなど、国内では早くから注目されていた選手。15年からはイタリアを拠点として活動を続け、昨年の東京五輪にも出場している。 昨シーズンまでのベストは10秒15だったが、今季は5月の競技会で10秒06(-0.2)と自己新をマーク。6月にはスリランカ人として初めてダイヤモンドリーグ(DL)に出場し、オスロ大会では10秒16(+0.5)で5位となり、6位のサニブラウン・A・ハキーム(タンブルウィードTC)に先着するなど、結果を残している。DLストックホルム大会では10秒21(-0.5)で4位となり、世界ランキング上位者として今月のオレゴン世界選手権の出場権を獲得した。 男子200mではR.メナ(キューバ)が19秒63(+1.2)のナショナルレコードで優勝。メナは2013年のU18世界選手権100m、200mの2種目で銅メダルを獲得している25歳。100mでも9秒99の自己新をマークしている。 このほか、3日にアトランタ(米国)で開催された競技会の男子400mでは16年リオ五輪金メダリストでこの種目の世界記録保持者(43秒03、16年)のW.ファン・ニーケアク(南アフリカ)が44秒58で優勝。今季は5月末に200mに出場したが途中棄権、この種目に出場するのは今季初めてだった。 ■男子100mアジア10傑[2022.7.3時点] 9.83 0.9 蘇 炳 添(中国)          2021. 8. 1 9.91 1.8 F.オグノデ(カタール)       2015. 6. 4 9.95 2.0 山縣亮太(日本)          2021. 6. 6 9.96 1.6 Y.アベイクーン(スリランカ)    2018. 6.19 9.97 0.9 謝震業(中国)           2018. 6.19 9.97 1.7 B.アル・ハルティ(オマーン)    2018. 7. 9 9.97 0.8 サニブラウン・A・ハキーム(日本) 2019. 6. 7 9.98 1.8 桐生祥秀(日本)          2017. 9. 9 9.98 0.5 小池祐貴(日本)          2019. 7.20 9.99 0.9 S.フランシス(カタール)      2007. 7.26

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.22

國學院大・野中恒亨が27分36秒64!!「絶対に勝ってやろう」日本人学生歴代6位で先輩・平林清澄抑える力走/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、5組では野中恒亨(國學院大)が日本人学生歴代6位となる27分36秒64をマークし […]

NEWS 1位八千代松陰、2位水城が地区代表つかむ 女子は白鵬女4連覇 川崎橘5年ぶり、春日部女は初の都大路/関東高校駅伝

2025.11.22

1位八千代松陰、2位水城が地区代表つかむ 女子は白鵬女4連覇 川崎橘5年ぶり、春日部女は初の都大路/関東高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた関東高校駅伝(北関東地区→茨城、栃木、群馬、埼玉/南関東地区→千葉、東京、神奈川、山梨)は11月22日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を発着点とする同公園内周回コースで行われ、男子(7 […]

NEWS 服部勇馬は「設定通り」28分20秒99でフィニッシュ 別府大分でロス五輪MGC切符狙う

2025.11.22

服部勇馬は「設定通り」28分20秒99でフィニッシュ 別府大分でロス五輪MGC切符狙う

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、3組に出場した服部勇馬(トヨタ自動車)は28分20秒99の5着だった。「久しぶり […]

NEWS 東京世界陸上800m代表・落合晃が1500m3分40秒94の自己新!金栗記念の自己ベスト3秒余り更新/東海大長距離競技会

2025.11.22

東京世界陸上800m代表・落合晃が1500m3分40秒94の自己新!金栗記念の自己ベスト3秒余り更新/東海大長距離競技会

第242回東海大長距離競技会が11月22日に行われ、男子1500mで落合晃(駒大)が3分40秒94の自己新をマークした。大学デビュー戦だった4月の金栗記念で出した3分44秒18の自己記録を3秒以上塗り替えた。 滋賀学園高 […]

NEWS 東京世陸代表が3区で激突!大塚製薬・小林香菜「後半には自信がある」パナソニック・齋藤みう「競った時には勝ち切れるレースを」/クイーンズ駅伝

2025.11.22

東京世陸代表が3区で激突!大塚製薬・小林香菜「後半には自信がある」パナソニック・齋藤みう「競った時には勝ち切れるレースを」/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝を前日に控える11月22日、有力チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top