HOME ニュース、国内

2022.05.01

青山華依が11秒71の大会新!「思い出」の国立で貫禄の優勝/東京選手権
青山華依が11秒71の大会新!「思い出」の国立で貫禄の優勝/東京選手権

青山華依(甲南大)


◇第85回東京選手権(4月30日~5月2日/国立競技場)

東京選手権の2日目が国立競技場で行われ、女子100mは東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)が11秒71(+0.3)の大会新で貫禄勝ちした。

11秒92(-0.7)で3位だった2日前の織田記念から直接都内に入り、5月3日の静岡国際200mに向けたつなぎとして出場。予選で11秒76(+0.6)をマークすると、決勝は雨の中で「60mまでを室内のようにしっかりと走るイメージ」で序盤から突き抜けて快勝した。

4月中旬の日本学生個人選手権を11秒50(+1.0)で制し、ワールドユニバーシティゲームズの代表に内定。その準決勝では自己記録を0.09秒更新する学生歴代5位の11秒47(+2.0)をマークするなど、大学2年目のシーズンで絶好の滑り出しを見せた。

だが、「そこでピークが来てしまったかもしれません」。その後は織田記念も3位にとどまり、この日も目安にしていた「11秒6」には届かずタイムや結果は思うように出せていない。それでも、ウエイトトレーニングやショートダッシュを入念に取り組んだ冬季練習は順調に消化。さらに、昨年の夏に五輪の舞台となった国立競技場に帰ってきたことで、気持ちが引き締まった様子だ。

「関西の学生にはなかなか走る機会はないので、そういう意味でも貴重な機会と思って出場しました。国立に入った時は緊張しましたね。日本代表としてリレーを走ったこと、100mで外国人選手がすごい記録を立て続けに出していたことなど、すごく思い出に残っています。」

五輪ではカーブの1走だったため、国立の直線は初めて走った。この感情と経験を、次へとつなげていくつもりだ。「100mも初戦で自己新が出せたので、静岡国際の200mでも自己ベスト(23秒91)の更新を目指します。そこからもう1度身体を作って、日本選手権でしっかりと結果を残したい」と力強く語った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第85回東京選手権(4月30日~5月2日/国立競技場) 東京選手権の2日目が国立競技場で行われ、女子100mは東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)が11秒71(+0.3)の大会新で貫禄勝ちした。 11秒92(-0.7)で3位だった2日前の織田記念から直接都内に入り、5月3日の静岡国際200mに向けたつなぎとして出場。予選で11秒76(+0.6)をマークすると、決勝は雨の中で「60mまでを室内のようにしっかりと走るイメージ」で序盤から突き抜けて快勝した。 4月中旬の日本学生個人選手権を11秒50(+1.0)で制し、ワールドユニバーシティゲームズの代表に内定。その準決勝では自己記録を0.09秒更新する学生歴代5位の11秒47(+2.0)をマークするなど、大学2年目のシーズンで絶好の滑り出しを見せた。 だが、「そこでピークが来てしまったかもしれません」。その後は織田記念も3位にとどまり、この日も目安にしていた「11秒6」には届かずタイムや結果は思うように出せていない。それでも、ウエイトトレーニングやショートダッシュを入念に取り組んだ冬季練習は順調に消化。さらに、昨年の夏に五輪の舞台となった国立競技場に帰ってきたことで、気持ちが引き締まった様子だ。 「関西の学生にはなかなか走る機会はないので、そういう意味でも貴重な機会と思って出場しました。国立に入った時は緊張しましたね。日本代表としてリレーを走ったこと、100mで外国人選手がすごい記録を立て続けに出していたことなど、すごく思い出に残っています。」 五輪ではカーブの1走だったため、国立の直線は初めて走った。この感情と経験を、次へとつなげていくつもりだ。「100mも初戦で自己新が出せたので、静岡国際の200mでも自己ベスト(23秒91)の更新を目指します。そこからもう1度身体を作って、日本選手権でしっかりと結果を残したい」と力強く語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.15

7年ぶり開催の中国四国学生女子駅伝は山口・周南公立・至誠館大連合が独走V!/中国四国学生女子駅伝

第23回中国四国学生女子駅伝が12月15日、広島県の東広島市運動公園内周回コースで行なわれ、山口・周南公立・至誠館大連合が1時間1分37秒で優勝した。 山口・周南公立・至誠館大学連合は1区・治尾優衣奈が17分27秒で首位 […]

NEWS 男子・細江が3位入賞! 4区・柘植源太が圧巻区間賞/全中駅伝

2024.12.15

男子・細江が3位入賞! 4区・柘植源太が圧巻区間賞/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝・男子(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園:6区間18km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、男子は鶴ヶ島藤(埼玉)が57分17 […]

NEWS 我孫子 主力2人欠場のピンチも総合力で2位!「みんながあきらめなかった」/全中駅伝

2024.12.15

我孫子 主力2人欠場のピンチも総合力で2位!「みんながあきらめなかった」/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝・男子(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園:6区間18km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、男子は鶴ヶ島藤(埼玉)が57分17 […]

NEWS 女子3位・神村学園は初出場から3連続トップ3 5区・武田「みんなと一緒に走ったから自信になる」/全中駅伝

2024.12.15

女子3位・神村学園は初出場から3連続トップ3 5区・武田「みんなと一緒に走ったから自信になる」/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝・女子(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園:5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、女子は京山(岡山)が41分18秒で […]

NEWS 女子・富山の大沢野は2年連続2位 ダブルエースが見せ場 1区・長森「悔いはない」/全中駅伝

2024.12.15

女子・富山の大沢野は2年連続2位 ダブルエースが見せ場 1区・長森「悔いはない」/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝・女子(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園:5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、女子は京山(岡山)が41分18秒で […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top