東京選手権の2日目が国立競技場で行われ、女子100mは東京五輪4×100mリレー代表の青山華依(甲南大)が11秒71(+0.3)の大会新で貫禄勝ちした。
11秒92(-0.7)で3位だった2日前の織田記念から直接都内に入り、5月3日の静岡国際200mに向けたつなぎとして出場。予選で11秒76(+0.6)をマークすると、決勝は雨の中で「60mまでを室内のようにしっかりと走るイメージ」で序盤から突き抜けて快勝した。
4月中旬の日本学生個人選手権を11秒50(+1.0)で制し、ワールドユニバーシティゲームズの代表に内定。その準決勝では自己記録を0.09秒更新する学生歴代5位の11秒47(+2.0)をマークするなど、大学2年目のシーズンで絶好の滑り出しを見せた。
だが、「そこでピークが来てしまったかもしれません」。その後は織田記念も3位にとどまり、この日も目安にしていた「11秒6」には届かずタイムや結果は思うように出せていない。それでも、ウエイトトレーニングやショートダッシュを入念に取り組んだ冬季練習は順調に消化。さらに、昨年の夏に五輪の舞台となった国立競技場に帰ってきたことで、気持ちが引き締まった様子だ。
「関西の学生にはなかなか走る機会はないので、そういう意味でも貴重な機会と思って出場しました。国立に入った時は緊張しましたね。日本代表としてリレーを走ったこと、100mで外国人選手がすごい記録を立て続けに出していたことなど、すごく思い出に残っています。」
五輪ではカーブの1走だったため、国立の直線は初めて走った。この感情と経験を、次へとつなげていくつもりだ。「100mも初戦で自己新が出せたので、静岡国際の200mでも自己ベスト(23秒91)の更新を目指します。そこからもう1度身体を作って、日本選手権でしっかりと結果を残したい」と力強く語った。

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