2026.06.20
◇インターハイ近畿地区大会(6月18~21日/平和堂HATOスタジアム)2日目
滋賀インターハイ出場を懸けた近畿地区大会の2日目が行われ、男子1500mでは田中悠大(洛南3京都)が3分53秒13で優勝した。
レースはタイム以上に中距離の醍醐味が詰まった見どころのあるレースとなった。
最初の400mは1分09秒のスローペース。京都府大会ではハイペースで引っ張った田中だが、「良いようにペースメーカーに使われていた部分があったので注意して、自分の走りをすることを意識しながらしっかりラストを上げる意識を持っていました」と前に出ることはなく、集団で落ち着いてレースを進める。
そんななか、700m付近で先頭を引っ張っていた飯干颯大(智辯カレッジ3奈良)がペースを上げ、900m付近でさらにギアを上げる。800mから1200mまでの400mは56秒のハイラップだった。
「どうにか前に出てもらいたかったですけど、思惑通りには行かず、落としても仕方がないので、また上げました」と意図を語った飯干。終始、先頭を走り続けたものの、「動きもそんなに悪くはなかったですし、前を見て落ちてきているのがわかったので、これはいけるなと思いました」と力を溜めていた田中が残り100mを切ったところで先頭に立ち、そのままトップでフィニッシュしている。
800mでは今季高校最高となる1分49秒89をマークしている田中。ラスト勝負で持ち前のスピードを遺憾なく発揮した。一方で、「ただでさえ、スピードがないのにスピード勝負を持ちかけてしまったのが完全に敗因だったと思います」と名勝負を演出し、0.66秒差で2位だった飯干は悔やんだ。
洛南勢は多種目でも躍動。八種競技では京都府大会で高校歴代6位の6079点を出した北村澪音(3年)は5947点とやや点数を落としたものの、盤石な戦いぶりで優勝を勝ち取った。
100mでは主将の土井カハル(3年)が10秒39(+0.1)でV。京都府大会で39秒17の日本高校記録を樹立した4×100mリレーでは土井を4走に配し、40秒05で5連覇を達成した。
400mハードルに出場した高校記録保持者の後藤大樹(2年)は、準決勝で大会記録を14年ぶりに塗り替える50秒14をマーク。全体トップのタイムで20日の決勝に進出している。
ほかに男子では棒高跳で泉谷礼哉(王寺工3奈良)が大会記録を4年ぶりに更新する5m24で優勝。走幅跳は河旺佑(鳴尾3兵庫)が7m42(±0)で制した。やり投は羽場天誠(京都廣学館3)が60m67で優勝を果たしている。
女子では100mで加藤結衣(龍谷大平安3京都)が11秒66(+1.1)、薬師寺愛葉(京都光華2)が11秒66、﨑山姫花(京都橘2)が11秒76と京都勢がトップ3を独占。1位と2位は0.004秒差の大接戦で、加藤はこの種目2連覇を達成した。
4×100mリレーでは﨑山を4走で起用した京都橘が45秒99で5連覇。1500mではラスト300mで抜け出した村井和果(薫英女学院3大阪)が4分18秒30で制している。
フィールド種目では走高跳で1年生の石井美優(明石清水・兵庫)が1m68でV。やり投は大隅魅月(御所実3奈良)が44m23で優勝した。
インターハイは7月30日から8月5日に滋賀・平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)で行われる。近年の酷暑を考慮して、例年よりも2日間多い日程で全競技のナイター開催が発表されており、各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文/馬場 遼
インターハイ近畿大会の優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 土井カハル(洛南3京都) 10秒39(+0.1) 400m 奥村晃大(西京3京都) 46秒58=大会新 1500m 田中悠大(洛南3京都) 3分53秒13 4×100mR 洛南(京都) 40秒05 棒高跳 泉谷礼哉(王寺工3奈良) 5m24=大会新 走幅跳 河旺佑(鳴尾3兵庫) 7m42(±0) ハンマー投 水野光(社3兵庫) 64m58 やり投 羽場天誠(京都廣学館3京都) 60m67 八種競技 北村澪音(洛南3京都) 5947点●女子 100m 加藤結衣(龍谷大平安3京都) 11秒66(+1.1) 400m 幸長愛美(姫路女学院3兵庫) 54秒64 1500m 村井和果(薫英女学院3大阪) 4分18秒30 4×100mR 京都橘(京都) 45秒99 走高跳 石井美優(明石清水1兵庫) 1m68 走幅跳 小畑千愛(和歌山北1和歌山) 5m82(+0.1) ハンマー投 門野紗瑛(咲くやこの花3大阪) 55m85 やり投 大隅魅月(御所実3奈良) 44m23RECOMMENDED おすすめの記事
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