男子短距離で、昨年の東京世界選手権代表の井上直紀(早大)が、今春から大阪ガス陸上部に加入することが、関係者への取材で明らかになった。
井上は群馬県出身。群馬南中時代から100mで活躍し、中学3年時には全中とジュニア五輪の2冠を達成した。高崎高でもインターハイ2位に入るなど、全国トップクラスの実績を残した。
早大進学後は、1年目こそ自己記録をわずかに更新するにとどまったが、23年の日本学生個人選手権で10秒19の大幅自己新をマークして初優勝。24年は日本インカレで10秒13を記録し、2位に食い込んだ。
昨季は4月の織田記念で優勝。5月の世界リレーではアンカーを務め、日本の4位入賞に貢献した。東京世界選手権代表を目指して臨んだ日本選手権では、初めて決勝に進出したものの、10秒28で4位に終わり、個人での代表入りはならなかった。
それでも、4×100mリレーのメンバーとして、同郷で同学年のライバルである栁田大輝(東洋大)とともに代表入り。出走機会はなかったが、バックアップメンバーとしてチームを支えた。
大阪ガスは昭和年代から活動する実業団の名門。短距離では朝原宣治、小坂田淳、山口有希、江里口匡史らのオリンピアンを輩出してきた。現在は早大の先輩である江里口氏がチームのコーチを務め、パリ五輪代表で23年、24年日本選手権100mを連覇した坂井隆一郎が在籍している。
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