2026.01.18
◇天皇盃第31回全国都道府県対抗男子駅伝(1月18日/広島・平和記念公園前発着:7区間48km)
中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ都道府県男子駅伝が行われ、宮城が2時間16分55秒の大会タイ記録で初優勝を飾った。
30秒のリードでタスキを受けた宮城のアンカー・山平怜生(M&Aベストパートナーズ)は、後ろから福島の山口智規(早大)が追いかけてくる展開に、「プレッシャーがあって、追いつかれると思いました」と覚悟していた。
中間点すぎで約10秒まで差を縮められたものの、「7区は後半がきつくて、突っ込んで入ると後半がきついと聞いていました」と冷静。中盤は余裕を持ち、後半で上げるレースプランを遂行し、「しっかり自分の走りができました。恩返しができる走りができて良かったです」。チームメイトが待ち受けるフィニッシュに飛び込んだ。
齋康浩監督(古川工高教)が「(補欠も含めた)高校生4人が柱となってチームを牽引してくれました」と強調したように、昨年末の全国高校駅伝で準優勝した仙台育英高の選手たちが躍動した。
最大のインパクトを残したのは、1区の 鈴木大翔だ。「自分の名前は眼中になかったと思うので、虎視眈々と狙えました」と、都大路1区区間賞の福島・増子陽太(学法石川高)が生み出したハイペースに食らいつき、残り150mで逆転。19分06秒の特大区間新で流れをもたらした。
4区の若林司、5区・菅野元太もともに区間2位と好走した上で、「昨年、今年と中学生が非常に成長してくれました」と齋監督。2区の佐藤駿多(錦ケ丘中)は区間14位タイ、6区・佐藤迅(八乙女中)は区間7位タイと粘った結果が、30秒の貯金を生み出した。
今回走った中学生世代は東日本大震災があった2011年に生まれた世代だ。齋監督は「その子たちが必死に走ってくれて、その姿を宮城のみなさんにお見せできたことを非常にうれしく思います」と実感を込める。
2位になった第20回大会を最後に入賞から遠ざかり、30位台も経験して前回は14位。5度目の入賞で悲願の頂点に立ち、その強さを証明した。
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