HOME 大学

2025.04.26

大石凌功が悔しさ晴らす100mV! 「絶対見返してやる気持ちでやってきた」/日本学生個人
大石凌功が悔しさ晴らす100mV! 「絶対見返してやる気持ちでやってきた」/日本学生個人

25年日本学生個人選手権100mを制した大石凌功

【動画】男子100mは大石凌功がV!

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)2日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子100mは大石凌功(東洋大)が010秒19(+0.8)で優勝した。25日の準決勝で10秒09(+1.8)をマークしていた栁田大輝(東洋大)は棄権した。 パリ五輪4×100mリレー代表の栁田が不在となったレースでも関係なかった。「『勝ってやるぞ』という気持ちはありましたが、いないからこそ勝たなければいけない場面でした」と大石。プレッシャーもあった中で、有言実行した。 25日の準決勝で10秒16(+0.4)をマークしていた大石。この日も同じバックストレートでのレースとなったが、「3本走った中で一番良くない感触だった」スタートで出遅れる。しかし、その後の加速は順調で後半でトップに立ってフィニッシュラインを駆け抜けた。 「いつもは緊張してガチガチに肩が上がることが多いです」と言うが「予選、準決勝でリラックスして、あまり力を入れずに走ることができました」。ワールドユニバーシティゲームズ代表選考レースで、「勝ち切れたことも大きかったです」とうなずく。 さらに、ずっと思い続けた“リベンジ”を平塚の地で一つ晴らした。その苦い経験とは昨年9月の日本インカレ。4×100mリレーで優勝した早大とともに従来の日本学生記録を上回ったものの、大石はアンカーで0.02秒差で競り負けていた。 「悔しさがあって、自分の中で取り組みと心境が変わりました」。現在もスマートフォンのロック画面を負けた当時の画像にし、部屋の壁にも日本インカレのゼッケンを貼り、いつでもその悔しさを思い出せるようにしてきた。 「絶対見返してやる気持ちでやってきたので、その成果が出てうれしかったです」と笑いつつ、「もう少し追い風が吹いてくれたら10秒0台が出せる自信はあります」。充実感に満ちあふれた表情だった。

【動画】男子100mは大石凌功がV!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

女子100mH高校歴代10傑をチェック! 13.31 0.7 井上凪紗(滝川二3兵庫) 2025. 5.30 13.33 1.3 石原南菜(白鴎大足利2栃木) 2025. 6.16 13.34 -0.3 小林歩未(市船橋 […]

NEWS 110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

2025.06.16

110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

男子110mH高校歴代10傑+パフォーマンス10 13.45 0.1 古賀ジェレミー(東京3東京) 2025. 6.16 13.58 -0.1 古賀 2 2025. 6.16 13.59 -0.7 古賀 3 2024. […]

NEWS クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新

2025.06.16

クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新

【動画】クレイ・アーロン竜波が6年ぶりベスト! 800mのレースをチェック 7レーン外側の白いユニフォームがクレイ・アーロン竜波。5レーンがD.ブレイジャー

NEWS 女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権

2025.06.16

女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権

6月11日から14日、米国オレゴン州ユージンで全米学生選手権が開催され、女子400mハードルではS.サザーランド(ミシガン大/カナダ)が52秒46の全米学生新で優勝を飾った。 サザーランドは昨年のパリ五輪では7位に入って […]

NEWS 古賀ジェレミーが110mH13秒58で自らの高校記録を0.01秒更新! 14時05分から決勝へ/IH南関東

2025.06.16

古賀ジェレミーが110mH13秒58で自らの高校記録を0.01秒更新! 14時05分から決勝へ/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル準決勝1組で […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top