HOME 中学

2024.10.19

U16女子棒高跳は中村心葵が3m80で栄冠 U18の優勝記録上回る/U18・16大会
U16女子棒高跳は中村心葵が3m80で栄冠 U18の優勝記録上回る/U18・16大会

24年U16女子棒高跳で優勝した中村心葵

◇第18回U18・第55回U16陸上大会(10月18~20日/三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 1日目

U18・U16陸上大会の初日が行われ、U16女子棒高跳は中村心葵(三室中3埼玉)が3m80で優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

小学生時代から棒高跳に取り組む中村は、中1だった22年3月に3m52の中1最高記録をマーク。今年3月のNorth Kanto Jr Athletic Gamesでは中学歴代2位、中2歴代1位の3m82を跳んでおり、早くから注目を集めている存在だった。

この日は、多くの選手が跳び終えたあとの3m60から試技をスタート。これを軽々と跳んで優勝を決定づけると、3m70、3m80もいずれも1回で成功させて初めての全国制覇を成し遂げた。

「ランキングが1位だったので、負けられないと思って臨みました」という中村。3m80の後には「絶対に更新したかった」という中学記録(3m90)を1cm上回る3m91にも挑戦したたものの、バーを越えることはできず、「心残りのある試合になってしまいました」と嬉しさと悔しさが交差する優勝となった。

それでも、直後に行われたU18の部の女子棒高跳の優勝記録(3m70)を上回るパフォーマンスは、次なるステージへの大きな自信となる。「今回、3m91に挑んだときに使ったポールはこれまで1回しか使ったことがなかったもので、まだ使いこなせませんでした。でも、助走スピードを上げて、技術の練習をしていけば使えるようになると思います」と手応えもつかむ。

広告の下にコンテンツが続きます

高校ではさらなる飛躍を求め、県外の高校に進学を予定。「来年は4m20から30を目指して頑張ります」と高校記録(4m16)を凌駕する記録を目標に掲げた。

◇第18回U18・第55回U16陸上大会(10月18~20日/三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 1日目 U18・U16陸上大会の初日が行われ、U16女子棒高跳は中村心葵(三室中3埼玉)が3m80で優勝を飾った。 小学生時代から棒高跳に取り組む中村は、中1だった22年3月に3m52の中1最高記録をマーク。今年3月のNorth Kanto Jr Athletic Gamesでは中学歴代2位、中2歴代1位の3m82を跳んでおり、早くから注目を集めている存在だった。 この日は、多くの選手が跳び終えたあとの3m60から試技をスタート。これを軽々と跳んで優勝を決定づけると、3m70、3m80もいずれも1回で成功させて初めての全国制覇を成し遂げた。 「ランキングが1位だったので、負けられないと思って臨みました」という中村。3m80の後には「絶対に更新したかった」という中学記録(3m90)を1cm上回る3m91にも挑戦したたものの、バーを越えることはできず、「心残りのある試合になってしまいました」と嬉しさと悔しさが交差する優勝となった。 それでも、直後に行われたU18の部の女子棒高跳の優勝記録(3m70)を上回るパフォーマンスは、次なるステージへの大きな自信となる。「今回、3m91に挑んだときに使ったポールはこれまで1回しか使ったことがなかったもので、まだ使いこなせませんでした。でも、助走スピードを上げて、技術の練習をしていけば使えるようになると思います」と手応えもつかむ。 高校ではさらなる飛躍を求め、県外の高校に進学を予定。「来年は4m20から30を目指して頑張ります」と高校記録(4m16)を凌駕する記録を目標に掲げた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]

NEWS 箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

2025.12.27

箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]

NEWS 國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025.12.27

國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025年度第7回早大競技会は12月27日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子5000mは國學院大の田中愛睦(3年)が14分14秒08で全体トップだった。 千葉・八千代松陰高出身の田中は […]

NEWS 村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

2025.12.27

村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]

NEWS “5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

2025.12.27

“5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

第102回東京箱根間往復大学駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 今回も前回10位までのシード10校と予選会を通過した10校、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計21チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top