2024.02.02
第72回別府大分毎日マラソンは2月4日、大分市のうみたまご前をスタートし、別府市内を通って、大分市のジェイリーススタジアム(大分市営陸上競技場)をフィニッシュとする42.195kmで行われる。
今夏のパリ五輪代表選考会ではないものの、来年9月の東京世界選手権代表選考につながるジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅣ(2023年4月~25年3月)の男子G1大会。次の日本男子マラソン界を担う選手が出てくるか注目だ。
国内招待選手は6人。自己ベスト順では2時間7分27秒の下田裕太(GMOインターネットグループ)をトップに、2時間7分55秒の丸山文裕(旭化成)、2時間7分57秒の小山裕太(トーエネック)の3人が2時間7分台を持つ。
ほかの国内招待選手は2時間8分29秒の畔上和弥(トヨタ自動車)、2時間8分30秒の大﨑遼(小森コーポレーション)、2時間8分48秒の安井雄一(トヨタ自動車)の3人。順当に行けば、この6人を中心に上位争いが繰り広げられるであろう。なお、招待選手の橋本崚(中央発條)はケガを理由に欠場する。
一般参加では、2時間9分21秒の自己ベストを持つ國行麗生(大塚製薬)や2時間10分02秒の兼実省伍(中国電力)、2時間10分41秒の熊谷拓馬(住友電工)が出場予定。先頭集団に食らいついて、大幅ベストを出せるか。
伝統的に新人の登竜門とされた大会で、過去には初マラソンやマラソン歴の浅いランナーが上位に絡み、好記録を出すこともたびたびあった。
今回は、実業団1年目の岸本大紀(GMOインターネットグループ)が初マラソンに挑戦。青学大時代は駅伝で活躍してきたが、その勝負強さをマラソンでも発揮できるか注目だ。
その青学大の現役学生では、ハーフ1時間2分台の白石光星や、箱根駅伝で9区区間賞に輝き、チームの優勝に貢献した倉本玄太がエントリーしている。
海外招待は自己ベスト2時間6分23秒のアイチェウ・バンチエ(エチオピア)、2時間6分32秒のヒシャム・ラクーアヒ(モロッコ)、2時間6分55秒のモハメドレダ・エルアーラビ(モロッコ)の3人。そのうち、ラクーアヒは2019年大会を制している。持ちタイムでは日本勢よりも速い。
日本人選手は30km以降も優勝争いを演じ、そこから海外招待選手らを突き放す走りができるか。そうなれば、大きな飛躍となるはずだ。
別府湾を望むコースとなっているだけに、海側からの風など気象条件も勝負や記録に大きく影響するだろう。
スタートは正午。レースの模様は、11時50分からTBS系列で生中継される。また、RKB毎日放送は12時10分頃から公式YouTubeチャンネルで配信する。
第72回別府大分毎日マラソンの招待選手をチェック
●海外招待 アイチェウ・バンチエ(エチオピア) モハメドレダ・エルアーラビ(モロッコ) ヒシャム・ラクーアヒ(モロッコ) 下田裕太(GMOインターネットグループ) ●国内招待 丸山文裕(旭化成) 小山裕太(トーエネック) 畔上和弥(トヨタ自動車) 大﨑遼(小森コーポレーション) 安井雄一(トヨタ自動車)
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