HOME 高校

2023.06.19

三浦夏恋が追い風参考で23秒77! 驚きの好タイムで混戦予想の女子200mを制す/IH東北
三浦夏恋が追い風参考で23秒77! 驚きの好タイムで混戦予想の女子200mを制す/IH東北

三浦夏恋(秋田令和高)

◇インターハイ東北地区大会(6月15日~18日/山形・県総合運動公園競技場)4日目

北海道インターハイを懸けた東北地区大会の4日目が行われ、女子200mは三浦夏恋(秋田令和3)が追い風参考ながら23秒77(+3.4)をマークして優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

大会前の自己ベストは1年前の東北大会でマークした24秒67。その記録を準決勝(24秒62/+1.1)で更新すると、迎えた決勝では風に乗った。

100mを制した千葉安珠(常盤木学園2宮城)、400m優勝の赤坂美結(山形中央3)もおり、三浦を含めた三つ巴のレースが予想されたが、「自分の走りがすべてうまくハマれば優勝できると思っていました」。ホームストレートで一気に抜け出し、ただ1人23秒台で駆け抜けた。

「24秒3台が目標だったので、タイムを見て『あれっ?』とびっくりしました」。自身にとっては想定外のタイムだった。

100mから400mまで走るマルチスプリンターだが、メインは200m。3年前の全国中学生大会で6位の実績を持つ。秋田県大会では100m、200m、400mの個人種目に加え、アンカーを務めたリレー2種目(4×100m、4×400m)も制して5冠を達成。今大会は400mを除いた4種目に出場した。

広告の下にコンテンツが続きます

100mでは雨脚が強いなか、予選で自己新の11秒98(-0.5)をマークして、決勝は2位(12秒05/-0.1)。4×100mリレーも2位(47秒69)に貢献している。最終日は200mで好走した後、4×400mリレーでは先頭を走る常盤木学園・千葉を激しく追い上げて0.11秒差まで迫った(3分54秒08で2位)。

8月のインターハイでは「公認で23秒台を出せるようにしたいです」と三浦。身長170cmのスプリンターが、北の地で快走の再現をするつもりだ。

全国インターハイは8月2日から6日に同会場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

◇インターハイ東北地区大会(6月15日~18日/山形・県総合運動公園競技場)4日目 北海道インターハイを懸けた東北地区大会の4日目が行われ、女子200mは三浦夏恋(秋田令和3)が追い風参考ながら23秒77(+3.4)をマークして優勝した。 大会前の自己ベストは1年前の東北大会でマークした24秒67。その記録を準決勝(24秒62/+1.1)で更新すると、迎えた決勝では風に乗った。 100mを制した千葉安珠(常盤木学園2宮城)、400m優勝の赤坂美結(山形中央3)もおり、三浦を含めた三つ巴のレースが予想されたが、「自分の走りがすべてうまくハマれば優勝できると思っていました」。ホームストレートで一気に抜け出し、ただ1人23秒台で駆け抜けた。 「24秒3台が目標だったので、タイムを見て『あれっ?』とびっくりしました」。自身にとっては想定外のタイムだった。 100mから400mまで走るマルチスプリンターだが、メインは200m。3年前の全国中学生大会で6位の実績を持つ。秋田県大会では100m、200m、400mの個人種目に加え、アンカーを務めたリレー2種目(4×100m、4×400m)も制して5冠を達成。今大会は400mを除いた4種目に出場した。 100mでは雨脚が強いなか、予選で自己新の11秒98(-0.5)をマークして、決勝は2位(12秒05/-0.1)。4×100mリレーも2位(47秒69)に貢献している。最終日は200mで好走した後、4×400mリレーでは先頭を走る常盤木学園・千葉を激しく追い上げて0.11秒差まで迫った(3分54秒08で2位)。 8月のインターハイでは「公認で23秒台を出せるようにしたいです」と三浦。身長170cmのスプリンターが、北の地で快走の再現をするつもりだ。 全国インターハイは8月2日から6日に同会場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

インターハイ東北地区大会の優勝者一覧をチェック

●男子 100m 菅野凌平(いわき光洋3福島) 10秒50(+0.9) 200m 星颯人(仙台一3宮城) 21秒19(+0.9) 400m 白畑健太郎(米沢中央3山形) 48秒06 800m 伊藤吏央(青森山田3青森) 1分51秒49 1500m 齋藤一筋(学法石川3福島) 3分59秒21 5000m 大濱逞真(仙台育英3宮城) 13分53秒28 110mH 高橋大史(山形中央3山形) 13秒92(+2.3) 400mH 後藤理久(九里学園3山形) 51秒95 3000m障害 小野真忠(仙台育英3宮城) 9分12秒21 5000m競歩 吉田聖奈(柴農川崎3宮城) 22分18秒50 4×100mR 仙台育英(宮城) 41秒28 4×400mR 米沢中央(山形) 3分16秒64 走高跳 杉山晴宣(福島成蹊3福島) 2m03 棒高跳 保科心斗(山形中央2山形) 4m50 走幅跳 土屋拓人(聖和学園2宮城) 7m43(+1.3) 三段跳 丹野正知(盛岡一2岩手) 15m32(+0.9) 砲丸投 大信田凌生(横手清陵学院2秋田) 14m76 円盤投 中野悠翔(福島成蹊3) 43m68 ハンマー投 工藤駿也(創学館3山形) 53m03 やり投 岡部倖也(秋田南3秋田) 59m64 八種競技 大島克範(鶴岡工3山形) 5613点 学校対抗総合 仙台育英(宮城) 58点 ●女子 100m 千葉安珠(常盤木学園2宮城) 11秒84(-0.1) 200m 三浦夏恋(秋田令和3秋田) 23秒77(+3.4) 400m 赤坂美結(山形中央3山形) 54秒82 1500m 柏倉四季(山形中央2山形) 4分30秒43 3000m ルーシー・ドゥータ(青森山田2青森) 9分13秒11 100mH 小野ひなた(磐城桜が丘3福島) 13秒95(+1.4) 400mH 千葉史織(仙台一3宮城) 61秒45 5000mW 久家すずか(会津学鳳3福島) 24分03秒43=大会新 4×100mR 常盤木学園(宮城) 46秒40=大会新 4×400mR 常盤木学園(宮城) 3分53秒97 走高跳 三宅花音(日大東北3福島) 1m69 棒高跳 今井颯希(山形市商2山形) 3m50 走幅跳 大道 空(久慈2岩手) 5m82(+1.1) 三段跳 浅井小雪(盛岡南3岩手) 12m30(+2.3) 砲丸投 浜谷梨緒(青森北2青森) 11m49 円盤投 小澤美優(弘前実3青森) 34m49 ハンマー投 宇夫方和(黒沢尻北3岩手) 42m98 やり投 野地菜那(福島明成2福島) 43m36 七種競技 齋藤姫奈(九里学園3山形) 4639点 学校対抗総合 常盤木学園(宮城) 54点 ※2000m障害(オープン種目) 佐藤柚優(仙台育英2宮城) 6分47秒13

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.06

米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー

5月4日、5日の両日、バハマ・ナッソーで世界リレーが開催され、米国が5種目中4種目で優勝を飾る圧倒的な強さを見せた。 男子4×100mではアンカーに世界選手権100m王者のN.ライルズを起用。1走から3走も全員が100m […]

NEWS 20km競歩・山西利和がWA競歩ツアーで1時間19分37秒で3位 パリ五輪逃しても力示す

2024.05.06

20km競歩・山西利和がWA競歩ツアーで1時間19分37秒で3位 パリ五輪逃しても力示す

世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのコルゼニフスキ・ワルシャワ競歩カップが5月5日にポーランドで開催され、男子20km競歩に、19年ドーハ、22年オレゴンと世界選手権連覇している山西利和(愛知製鋼)が出場。1時間19分 […]

NEWS 【大会結果】2024世界リレー(2024年5月4日~5日)

2024.05.06

【大会結果】2024世界リレー(2024年5月4日~5日)

【大会結果】2024世界リレー(2024年5月4日~5日/バハマ・ナッソー) 男子 4×100mR 金 米国    37秒40 (C.リンジー、K.ベナドレク、Kキング、ライルズ) 銀 カナダ   37秒89 銅 フラン […]

NEWS 男子4×400mRは2大会連続メダルにあと0.04秒 超攻撃的オーダー実らずも上位争い展開に収穫/世界リレー

2024.05.06

男子4×400mRは2大会連続メダルにあと0.04秒 超攻撃的オーダー実らずも上位争い展開に収穫/世界リレー

◇2024世界リレー(5月4日、5日/バハマ・ナッソー) パリ五輪の出場権を懸けた世界リレーの2日目が5月5日(日本時間6日)に行われ、男子4×400mは3分01秒20で4位に入った。優勝はバハマで2分59秒11、2位は […]

NEWS 日本4×100mRメダルに0.01秒の4位!2走力走の栁田大輝「修正してパリへ」サニブラウン抜きでも 伝統の底力示す/世界リレー

2024.05.06

日本4×100mRメダルに0.01秒の4位!2走力走の栁田大輝「修正してパリへ」サニブラウン抜きでも 伝統の底力示す/世界リレー

◇2024世界リレー(5月4日、5日/バハマ・ナッソー) パリ五輪の出場権を懸けた世界リレーの2日目が5月5日(日本時間6日)に行われ、男子4×100mは38秒45で4位に入った。優勝は米国で37秒40、2位はカナダで3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top