2023.06.12
6月7日から10日、米国・テキサス州オースティンで全米学生選手権が開催され、男子十種競技ではL.ノイゲバウアー(ドイツ/テキサス大)が8836点の世界歴代8位の大会新で優勝した。この記録は今季世界最高で、ドイツのナショナルレコードを更新した。
ノイゲバウアーは現在22歳で、昨年のオレゴン世界選手権は10位。100m10秒61(-0.3)の自己新で波に乗ると、走幅跳7m68(+2.4)、砲丸投16m27、走高跳2m04と好記録をマークして、400mも47秒08のベストで折り返した。翌日は110mハードル14秒10(+3.1)から、円盤投の55m06、棒高跳の5m21、やり投の57m45と3種目連続の自己新で得点を重ね、1500m4分48秒00で、これまでの自己記録を400点近く更新した。
女子100mではJ.アルフレッド(セントルシア/テキサス大)が10秒72(+2.3)で前回に続く優勝。200mも21秒73(+2.5)で制し、いずれも追い風参考ながら自己記録を上回る好タイムをマークした。男子三段跳では今年U20世界記録を樹立したJ.ヒバート(ジャマイカ/アーカンソー大)が17m56(-0.3)で勝利。女子100mハードルはA.ニュージェント(ジャマイカ/アーカンソー大)が世界歴代4位相当の12秒25(+3.8)で制した。
このほか、女子三段跳のJ.ムーア(フロリダ大)が14m78(+1.3)の全米学生新で快勝。男子4×400mリレーでもフロリダ大が2分57秒74と学生記録を塗り替えている。男子200mは21年U20世界選手権金メダルのU.C.オンウズリケ(ナイジェリア/スタンフォード大)が19秒84(+0.9)でV。準決勝では19秒76(+0.6)の自己新をマークした。男子100mはC.リンゼイ(米国/テキサス工科大)が9秒89(+1.8)の自己新で勝った。
学校対抗の男子はフロリダ大が2年連続6回目、女子はテキサス大が18年ぶり5回目の優勝を飾った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.14
東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏
-
2025.07.14
-
2025.07.13
-
2025.07.13
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.14
DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦
7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]
2025.07.14
男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー
7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]
2025.07.14
17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー
7月11日~12日、米国・テネシー州メンフィスで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのエド・マーフィー・クラシックが開催され、男子400mでは17歳のQ.ウィルソン(米国)が44秒10のU18世界最高記録で優勝 […]
2025.07.14
【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位
第239回東海大長距離競技会は7月13日、神奈川・東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500mで本田桜二郎(鳥取城北3)が高校歴代5位、中国高校新記録となる3分43秒23をマークした。従来の中国高校記録は徳本一善(沼 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会